最近のネットの動きが不思議だと思っていたら、どうやらXboxが来年(2020年)末のスカーレットを最後にする、みたいな公式筋の発言があったみたいです。
あくまで私の感想ですが、日本では初代ファミコンの大ヒットによって、テレビゲームと言えば家庭用ゲーム機、になってしまいました。PC-8801とかMSXとか、あと、詳しい方ならあれもある、これもある、と言いたいところでしょうけど、セガやソニーのゲーム機の存在感は抜群で、売れる量が桁違い。家庭用ゲーム機にはキーボードは付いておらず、ゲーム用パッドで全てを操作するのが普通です。
PS1やPS2が世界的に大ヒットしてしまったので、ゲームと言えばPCに戻そうとするきっかけがXboxの意義だったと思います。Xbox360とPS3の時代は均衡するかに見えましたが、途中からPS3が優位になっていったと思います。
で、PS4はあろうことか、PC技術の集大成みたいな感じで、XboxOneと構成的にはあまり変わらなくなってしまいました。このため、PCの勝ちなのかゲーム専用機の勝ちなのかはよく分からない感じとなりました。
Microsoftは今や世界中の基幹系の計算機システムを受け持っていますから、そちらに集中しないといけない感じです。マイクロソフトの一人勝ちのような印象を受ける方もおられるでしょうが、無ければないで、IBM、HP、その他日本勢などがあっという間に空き地を埋めてしまいますから、油断も隙もありません。
PS4は中身はPCですけど、エンタメの方向に大きく振れていて、どちらかというと映画界や放送界に近い感じがします。PS4 proにも映像/音響技術が入っているはずで、それがPS5になると、ますます娯楽界の方向に向くと思います。
私の意見ですが、PC技術的には、8KやVR対応などで、あと数段階の飛躍が求められているので、Xboxの行く末をもう少し見たかった気がします。