数学セミナーという一般向けの数学啓蒙雑誌があって、その別冊としてAI(人工知能)特集が出ました。割と有名な方が集まっているので、眺める値打ちがあると思います。ただし、内容は定性的で、具体的にこうしたら良い、の話はほとんどありません。
繰り返しになりますが政府が何とか推進したいのなら、かつての第五世代コンピューターみたいな分かりやすい計画を立てた方が良いと思います。今がその時期と思います。
もちろん目指すはインテリジェントコンピュータです。ロボットみたいに具体的な姿があった方が時宜に適ってはいますが、基礎研究の方は資金が必要なので、関心の続いているうちに上げた方が良いでしょう。
一つの方向は、その第五世代コンピューターの続きです。何としても人類の知恵のほんの一端でも解明して欲しいです。第五世代コンピューターは数理論理学の具体化でしたが、途中で終わってしまいました。今まさに見直す時期と思います。
もう一つはデータベース系の理論進化です。コンピュータシステムとしては、インテリジェントメモリーの一言で済むと思います。今はCPUが必死になってメモリ内を検索していますが、その手助けで、それだけでも規模的には軽く現状のCPUの複雑性をを超えてしまうので、新半導体の開発とも関連するでしょう。将来はCPUと言えば、このCPU-NPU-キャッシュメモリの系列を指すようになるはずです。
まあ、単に私の頭の中にあるだけの話なので、話半分としてください、お願いします。