ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

春よ、早く来い

2008-01-20 | 花と自然


冬に咲く花の代表といったら、やっぱりサザンカ。近所の垣根に咲いていた赤いサザンカを写した。サザンカには他に、純白のもの、赤白が混じったおめでたい模様のものなど色の変化もかなりある。自分の家には庭がないので、近所を散歩するたびに、あちこちのサザンカを眺めさせてもらっている。近所の庭の花を眺めるのも、散歩の楽しみだ。

いまは、庭に咲いているのはサザンカ、ロウバイ、ツバキ、コウゾくらいだ。もう少ししたらあちこちに梅の花が咲き始める。北海道と違って春が来るのが早い。春が楽しみだ。
 

民主党よ。環境税で自然再生を

2008-01-19 | 環境
自民党の高村外務大臣が記者会見でこう言った。「国際的に温暖化対策を言っているときに、ガソリン税を引き下げては環境問題への日本のリーダーシップが問われる」と、民主党の暫定税率廃止=ガソリン値下げ論に反論した。あきれてものが言えない。お前に言われたくないぞ~~~~。

 いったいこんなに道路をいっぱい造って公共交通機関を潰してしまったのはいったい誰なんだ。車がないと生きていけないと思いこませて車を買わせたのはいったい誰なんだ。自民党がこれまでせっせとやってきたことではないのか。それに対して何の反省もなく、民主党が油の値上げに泣いている庶民のために暫定税率廃止と値下げを旗印に選挙を戦う戦術を明らかにしたとたん、手のひらを返したように環境に逆行だという。ふざけるなと言いたい。

 自民党がそれを言うなら、暫定税率で国民から取り上げた3兆円ものお金を道路建設だけに使うというのはやめて、一般財源にするという政策といっしょでなければ、口実だと言うことがバレバレだ。このさい、暫定税率分の税金はすべて環境問題に使うと言ってみてはどうか。それなら民主党のガソリン値下げ論よりは自民党の言うことの方が納得できるというものだ。

 でも、自民党はそんなことは言わない。土建国家といわれるような国づくりをしたのは自民党そのもの。自民党は土建会社と自動車産業に支えられている。道路を造り続けなければ、そして環境を破壊し続けなければ自民党は自ら滅ぶ。

 民主党さん。暫定税率を廃止して、ガソリンに環境税を創設しましょう。そのお金で道路建設で壊された自然を再生する事業をやりましょう。そうしたら、雇用も確保できるし、環境もよくなる。そうして、洞爺湖サミットに小沢一郎がその政策を持って参加できるではないの。

何のための工事?

2008-01-18 | 花と自然


私の家は郊外の大規模団地のマンション。けれども私の部屋はもっとも外縁に位置していて、団地の横には入間川から流れる小川とその周囲の湿地帯があり、緑があふれているので、団地といってもコンクリートばかりを眺めている訳ではない。

 湿地帯にはカルガモやマガモが泳ぎ、キジも棲んでいる。夏にはカッコウも飛んでくることもある。引っ越してきた当初はカワセミさえも飛んでいた。部屋の窓から見る湿地帯の風景を私は好んでいる。写真は冬なので緑は少ないが、柳の大木が湿地帯の中に生えており、葦の草原が小川の周囲に生い茂っている。

 ところが、最近突然工事が始まった。反対側の湿地帯と住宅地の間にある土手の樹木を切り払い、重機で土手のすべての緑をなくしてしまった(写真)。


いったい何のための工事だろうかと立て札を見てみると、土手の法面崩落箇所の修復と書かれてある。しかし、土手が崩落したところなど見たことないし、工事は土手の全体の緑をはぎ取り、樹木を伐採し、完全な裸の土にしてしまっている。崩落箇所があったとしてもおそらく数メートルを補強すればすむ話だ。どうしてこんなことをしなければならないのだろう。

 おかげでカモたちは姿を消し、キジも遠くへ引っ越していったようだ。引っ越し先があればいいのだが。来年はもうカッコウの声も聞こえない。おそらく裸にした後には洋芝を植えるのだろう。あちこちの道路の法面に貼り付けられている外国の植物である。都会とはいえないけれど、周囲に緑地がなくなってきたこの貴重な湿地帯をゴルフ場のような生きものが棲めない場所にしようとしている。

 なぜ無用の工事を、いや有害の工事を国民の税金を使ってやるのだろう。すぐに工事をやめて欲しい。無駄な公共事業の典型だ。しかも自然を破壊する。私の住環境も破壊される。この緑地がなくなったらこの団地の部屋に住む価値もなくなる。
  

初雪の日に奥武蔵を歩く

2008-01-17 | 花と自然
今朝起きてびっくり。雪が積もっていた。初雪だ。けれども道路の雪はすでに溶け、車の屋根にうっすらと残っている程度だった。この様子だと山は雪が積もっているなと喜んで山歩きに出かけた。

 今日の山登りの予定は奥武蔵の大高山尾根を歩こうと思った。藪山で標高も500mくらいの低山だけど、人がほとんど歩いていないコースというのが気に入った。近くなので車で出かけたのが失敗だった。車をおいておこうと思った西武線のどの駅も駐車する場所が全くない。20年くらい前にこのあたりはよく登りに来たところなのだが、その頃はどの駅前も広い広場があって自由に駐車できた。ところが今は狭い広場しかなく、どこも駐車禁止になっている。時がいつのまにか様子を変えてしまったようだ。

 しかたなく反対側の顔振峠に登ることにした。こちらはよく来たことのある尾根筋なのだが、上まで舗装した林道が通っているので車で上までドライブすることの方が多かった。そこで今日は林道の入り口あたりに車を置いて、上まで歩いて登ることにした。舗装した林道をずっと歩くのは辛いなと思いながら登り始めたが、林道にほぼ平行に登山道が整備されていた。まあまあ予想よりは良い登山道で、それなりに歩きを楽しめる。コースタイム1時間だったが、30分であっという間に顔振峠に登りついた。景色はすばらしい。しかも朝方の黒い雲はまったくなくなってしまった。雪もほとんど残っていない。

 あまりにあっけないので、さらに傘杉峠まで歩く。途中にむかしよく来た素敵なハーブティーを飲ませる喫茶店がある。ここのベランダの景色は最高で、お茶を飲みながらベランダからの眺めを楽しんで行こうかとよっぽど思ったのだけど、まだあまり疲れてもいないし、ようやく歩くのに調子が出てきたばかりだったので、ここで休んでは何にもならないと、残念ながらパス。今度車で来たときにお茶を飲もう。

 傘杉峠までは林道から離れて尾根を上り下りしながら進む。傘杉峠から今度は高山不動尊まで林道と登山道を行ったり来たりしながら尾根通しの杉と檜の植林地帯を歩く。人工林は歩いていて本当につまらないが、ときどき見える遠くの山並みの景色が慰めてくれる。

 ピークを二つ越えてさらに登り返すと、周りの木が切られて広々とした広場に飛び出す。ここが関八州見晴台(高山不動尊奥の院)だ。標高771m。天気は良いし、遠くの情けない姿になってしまった秩父の名山武甲山や、秩父の盟主両神山のぎざぎざの稜線がはっきり見える。また奥多摩の山並みの向こうに、真っ白な富士山の上半身が輝いている。

 しばらく眺めを楽しみながら、お弁当のにぎりめしを頬張る。テルモスの紅茶を食後に飲んで、帰り道を下る。高山不動尊の本堂に参拝し、境内のオオイチョウの乳とよばれる気根に驚いて、下りの林道をひたすら歩く。結局今日は4時間歩いた。膝も痛くならず、むかし歩いたところだったけど足の回復は順調のようだ。
 

欧米の闇と日本の犬

2008-01-16 | 政治
14日のブログに書いた民主党の藤田幸久議員に、脅迫電話があったそうだ。「命を狙われるぞ」という脅迫だった。NHKの実況中継以外には、国会での議論をマスコミがいっさい報じないという異常さは、やはり相当なおかしさを感じる。「欧米の闇と日本の犬」という図式は当てはまるのだろう。ますます9.11同時テロという世紀の嘘が真実であることを感じる。

 小沢一郎民主党代表が米軍給油法案に曖昧な態度をとり続けたのは、アメリカを本気で怒らせたら、小沢の暗部をさらけ出されると怖れたからだとも言われる。自民党時代に彼は日米の裏社会を覗いたはずだから。藤田議員が殺されるようなことがあったら、やはりCIAかイスラエルの諜報機関が動いたと思うことだろう。
 

成人式の晴れ着

2008-01-15 | 日記風
寒に入って寒さが厳しくなってきた。近所の家の垣根のサザンカがいっぱい花をつけている。輝く黄色の蝋梅の花も咲いている。寒いと言ってもやはり今年は暖冬なのだろう。一年前に住んでいた北海道の厳しい冷え込みを考えると、やはりここは暖かい。サンナシ小屋はいまごろ凍り付いているだろうか?

 昨日は一日早い成人の日だった。テレビのニュースでみると、日本全国どこの会場も華やかな着物姿の女性で賑わっていたようだ。酒を飲んで騒いでいる若者もいるが、彼らは成人式に初めて酒を飲んだわけでもなさそうだ。日頃から飲んで騒いでいる連中なのだろう。

 成人式を見る限り、日本は金持ちの国という印象が強い。しかし、本当にそうだろうか。私が成人したときは、振り袖を着てくる女性もいることはいたが、まだ女性の半分以上はスーツ姿だった。着物を着てくる女性が少しずつ増えてきた頃だったように思う。私は成人式に出るつもりははじめからなかった。成人するのに式典をあげて、大人たちに教訓を垂れてもらう気持ちもなかった。もっとも大きい理由は高価で派手な着物を着てくる女性たちへの反発だったように思う。

 今年の成人式に出なかった若者はどんな思いだったのだろうか。マスコミは成人式に晴れ着を着て騒いでいる若者たちばかりを報道していたが、成人式に出なかった若者を取材したマスコミはなかったのではないか。成人式に着ていく服がなくて欠席した人も多かったのではないだろうか。ワーキングプアとよばれる若者たちは成人式を考える余裕もなかったのではないか。

 そのような若者はけっして少数派ではなくなっている。マスコミの記者たちはこのような若者たちのことを成人式を取材しながら思い出すことはなかったのだろうか。底辺へのまなざしを忘れたマスコミはますます時の権力に都合のいい道具になるばかりである。その自覚さえないのだろう。

 ワーキングプアの反攻は始まっている。グッドウィルが営業停止になったのも、彼らの怒りが政府を動かし始めたからだ。今年は彼らの活躍に期待しよう。
 

「9.11は詐欺で茶番だ」

2008-01-14 | 政治
新テロ特措法が衆議院の再議決で成立して直ちに政府は米軍を中心とした多国籍軍への無償給油を開始した。しかし、この国会で初めて9.11の疑惑が取り上げられたことは意外に誰も知らない。新聞も国会で取り上げられたにもかかわらず無視を続けている。9.11の疑惑は新テロ特措法の審議をしている参議院で、民主党の藤田幸久議員が質問した。

 藤田議員が取り上げたのは、犠牲になった日本人24名のうち、遺体が確認されたのは13名に過ぎないにもかかわらず、24名(内2名は航空機に搭乗)が被害にあって無くなったことを日本の司法はだれも確認していないこと。なぜ24名の日本人が亡くなったことが判ったかを質問された政府は、アメリカ政府からの通告があったとしか言えなかった。日本の警察はまったく捜査していない。そして犯罪の捜査もまったく無しに、これはアルカイダの仕業だと言うブッシュの言葉を信じて対テロ戦争に協力したことが明らかになった。

 また藤田議員が取り上げたのは、アメリカ国防省の建物に激突したというボーイングの機体がどこにもないこと、フライトレコーダーの記録もまったく発表されていないこと、建物に開いた穴は大型航空機による衝突としては小さすぎること、などの疑惑を明らかにした。このような疑惑は映画になったり本などでも指摘されてきたものだが、議会で議論されたことは一度もなかった。藤田議員の質問には、ようやくこの疑惑を公に議論できたことに感謝したい。

 けれども政府の対応はまったく木に鼻をくくったようなものだった。疑惑についてはまったく語ろうとしない。もっともこれがアメリカ政府の謀略だと認めてしまえば、アフガンやイラクへの自衛隊派兵がまさに国際貢献どころかアメリカの侵略そのものを手助けしたに過ぎないことがばれてしまうから、死んでもこれはアルカイダの仕業にするしかないのだろう。しかし、真実はいずれ明らかになる。

 もう一つ、9.11の謀略説を裏付けるニュースがある。アメリカの映画監督アーロン・ルッソ氏が9.11の11ヶ月前にアメリカの財閥ニック・ロックフェラーと会見した。ルッソ監督は自由党からアメリカ大統領選挙にも立候補したことがある。

 その席で、ロックフェラー氏は重大な発言をしている。「これからある出来事が起こる」。それはどんな出来事かは彼は言わなかったが、そのあとの出来事をほぼ正確に予言しているのである。曰く「その出来事ゆえに我々はアフガニスタンを侵略してカスピ海から(石油の)パイプラインを引くし、イラクを侵略して油田を確保し、中東に(米軍)基地を構築してあの辺をニュー・ワールド・オーダー(新世界秩序)に取り込む」。

 さらに彼は米兵がアフガニスタンやパキスタンの洞窟を探し回ることや、「対テロ戦争」が始まるけれども本当は敵なんかいないし、それら全部が巨大なでっち上げだと話していた。「政府がアメリカの人々を支配するための手段だ」って。

それから、アーロン・ルッソは「そうです。永遠に続く・・敵が存在しない戦争が。
だから勝者も特定できない。ええ、誰が勝ったかなんて言えないんです。だって倒す敵がいないんだもの。だから戦争は延々と続く。その間彼らはやりたい放題だ。アメリカ市民は恐怖で縮み上がって。いいですか、この対テロ戦争というのは詐欺です。茶番なんですよ。これを声に出していうのは容易なことじゃない。なぜって、みんな怖気づくんです。言うとキチガイ扱いされる。でも真実は、真実は暴露されなければいけない」。

 ルッソ監督は昨年「アメリカ:自由からファシズムへ」という映画を発表。その後、8月4日に死亡した。死因は不明だ。

「虚偽がまかり通る時代には、真実を語ることは革命的行為である」(ジョージ・オーウェル)
  

司法の存在意義が問われている

2008-01-14 | 政治
昨年10月23日のブログに書いた高知県の白バイとスクールバスの衝突事件では、白バイが国道で高速訓練をしていた事実を警察は隠し通し、ねつ造と思われるブレーキ痕の写真を証拠として提出した。一審は警察官の証言をすべて認め、スクールバスの運転手に実刑判決を言い渡した。

 驚いたことに、高松高裁ではわずか30分の裁判で結審。弁護側の提出した交通鑑定人によるブレーキ痕の写真の疑惑と証人審問を直ちに却下。その理由が、警察が証拠をねつ造するわけがないというもの。日本の裁判所はここまで警察・検察のいいなりになっているかと暗然とする。

 被告の片岡さんはただちに最高裁に上告した。けれども最高裁は事実調べをしないのが原則。高裁の審理に手続き上の瑕疵や重大な事実誤認がないと判断した場合は、審理を開かないまま却下できる。片岡さんは明日にも上告棄却の決定が出るかもしれないと怖れている。

 瀬戸内海放送のテレビでは、この事故における警察の対応に著しい疑惑があるとする立場で「高知白バイ衝突死①警察が証拠をねつ造?」と題したシリーズを放映している。映像は http://www.ksb.co.jp/newsweb/indextable.asp?tid=sid=7 で見ることができる。

 また、片岡さんを支援する会では、最高裁に公平な裁判をお願いする署名運動をしている。みなさんぜひ署名をして、日本の司法に正義を呼び戻しましょう。署名は http://www.geocities.jp/haruhikosien/ です。

 裁判員制度が始まったらこんなおかしい裁判は変えられるとお考えの人もいるでしょう。しかし、来年から始まる裁判員制度では、このような裁判には裁判員は参加できない。死刑かそれに相当するような重大な刑事犯罪のみに裁判員は参加する。裁判官のおかしさは、結局裁判員制度によって目くらましされるだけだろう。
 

環境税の導入に踏み切れ

2008-01-13 | 政治
 新テロ特措法が参議院で否決されたにもかかわらず、両院協議会も開かれないまま衆議院で再可決され、成立してしまった。衆議院での再可決に民主党も抵抗もしなかった。小沢党首が採決に欠席する程度だから、民主党もどうしてもこの法案を廃案にしようと思わなかったのかもしれない。参議院の勝利を受けて、直ちに内閣総辞職、解散総選挙を要求しようという熱気も冷めてしまったようだ。

 小沢党首はまだ民主党に十分選挙の準備ができていないから今すぐに解散に追い込みたくないという思惑が見られる。しかし、勢いを失ったら、総選挙の結果は与党に傾く。たとえ準備が十分でなくとも、勢いのあるときに解散に追い込まなければ結局は権力を持っている与党に選挙の主導権をとられてしまうだろう。参議院で可決した「イラク特措法廃止法案」や「郵便民営化見直し法案」なども国民の目に見えないまま闇に葬られている。

 福田内閣の支持率も持ち直しつつある。薬害肝炎訴訟についても追い込まれたはずの福田首相の「英断」によって解決ができたという構図が作られてしまった。党首会談における小沢党首のへなへな腰に対して、福田首相の「クリンチ作戦」は功を奏したようだ。民主党はどんどん勢いを失いつつある。

 民主党はガソリン税の暫定税率廃止で1リットル25円の値下げを次の標的にしたようだ。現状維持の自民党の法案を参議院で否決し、衆議院における与党の再可決で首相の問責決議案を参議院で可決し、解散に持って行こうという思惑が見えている。ガソリン税の暫定税率をどうするかを選挙の争点にしようという戦略らしい。

 しかし、自公は地方の税収が大幅に落ち込むことを理由に民主党を攻撃している。道路建設の財源をどうするかという。けれどもここは暫定税率を廃止した方が理にかなう。あくまで暫定税率なのだから、もうすでに15年もたっている。さらにあと10年も暫定税率を続けるというのは政治が政策を持っていない証拠をさらすようなものだ。道路はもうそんなに作る必要はない。日本中ほとんど道路網は出来てしまったし、原油高・人口減になっているから車はこれから減る時代だ。

 それよりも私は民主党に要求したい。暫定税率を廃止して25円値下げするのはいい。しかし、この際、環境税を作って欲しい。1リットル10円から15円くらいの環境税を作り、その税金で温暖化対策や排気ガス対策に力を入れて欲しい。もっとバスなどの公共交通機関にお金を使って欲しい。車社会からどうやって脱却するかをこの環境税で考えて実施して欲しい。車を使う人はそれなら納得する。

 選挙の争点は、道路建設による環境破壊か環境税による環境再生かだ。

小沢一郎の役割は終わった

2008-01-11 | 政治
新テロ特措法が参議院で否決されたというのに、時間もおかないですぐに衆議院で再可決して成立した。憲法に書かれている手続きだとはいえ、いったい二院制の意義をどう考えているのだろう。参議院と衆議院で何らかの話し合いがあってしかるべきではなかったか。そこは河野衆議院議長と江田参議院議長の見識が問われるところだ。

 ところがこの重要法案が衆議院で再議されている最中に民主党の小沢代表は本会議を抜け出て大阪に選挙応援に行ったとか。あきれて物がいえない。どうせ俺がいてもいなくても一票の違いでしかないし、選挙が大事だからと抜け出たのかもしれないが、国会議員としては不見識きわまる。ましてや民主党の対案が衆議院に送付された後なのだ。採決に加わらないとは信じられない。

 どうも小沢一郎はテロ特措法にこだわる福田首相と決定的に対決したくないのではないか。昨日の党首討論を見ているとそう思わざるを得ない。馬鹿丁寧に首相を持ち上げ、首相の難点を追求しようとしない。首相に「そのとおり」「ごもっとも」と言われて、それを否定しない。どうみても小沢さんは福田さんからの大連立話しを引き受けて、党に帰って拒否されたのを福田さんへの引け目と考えているらしい。話の節々にその意識が漂っている。

 そして今日の採決を棄権するという行動だ。やはりそうだったかと思わざるを得ない。政権交代を迫る民主党の党首として、小沢さんはもう役割を果たせなくなったのではないか。もしこのまま総選挙で民主党が第1党を獲ったとしても、首相が小沢さんでは大連立はかならず復活するだろう。

 この際、民主党は小沢党首を降ろした方が良い。もう小沢さんの役割は終わった。徹底的に自民党的な政治をなくしていくためには、前原のような自民党右派も切り、あたらしいリベラルな民主党に生まれ変わる必要がある。