彼岸過ぎてもう1週間もたつというのに、寒さがおさまらない。この世の終わりのような被災地へ寒さはこれでもかと襲っているようだ。京都でも昨年桜の開花があった日よりもう1週間もたつのに、まだ桜は咲かない。今週、明日か明後日にはきっと桜の開花が見られると思うが、吹く風はまだ冷たい。
しばらく山歩きをしていない。そのせいか、最近体調が悪い。年のせいかもしれないが、山歩き以外に運動をしない生活なので、山歩きをしないと体調もなんとなくおかしくなるような気がする。でもしばらく歩いていないと足が痛くて歩けないのではないかと心配で、山行の計画もついつい止めてしまい、悪循環が続くことになる。そこでようやく花も咲き始めたようすを見こんで、簡単な山歩きをしてみた。場所は琵琶湖の南、湖南アルプスとよばれる尾根歩きである。4時間ほどの歩程で、最高峰の竜王山でも605mとしばらくぶりの山歩きにはちょうど良い。比叡アルプスを歩いたから、今度は湖南アルプスとしゃれよう。
結果としてこのコースを選んだのは大正解だった。湖南アルプスは標高400m前後の、比叡アルプスと比べても低い山並みだし、距離も短い。つまらない山歩きになりそうだという予感もあったが、その予感は湖南アルプスの景観の良さに完全に否定された。比叡アルプスが平凡な尾根歩きであるのに比べて、湖南アルプスは奇岩巨岩が累々と連なり、景観はまさに絶景。危険なところはあまりないが、それでも登山道のバリエーションは楽しい。途中の天狗岩などは、鳳凰三山の地蔵岳のオベリスクを思わせる。
さらに麓の登山道が、落葉樹林の中を流れる渓流沿いにつけられ、基盤の花崗岩を舐めながら流れるさまは、なかなかのものだ。いたるところで、休憩したくなる景観が続く。山も京都の山と違って、明るく、人工林も少ない。
唯一残念だったことは、このコースが比較的楽なコースであり、しかもこれだけ景観が良いと、当然ハイキングコースとしてよく知られることになり、多くのハイカーで賑わうことだ。今回も、草津の駅からバスに大勢の若者のグループと乗り合わせた。ほかにも貸し切りバスが1台、同じ時間に同じコースを行った。そのために、ハイライトと思っていた天狗岩への登り道は狭い登山道に100人ほどが詰めかけ、大渋滞。少し待ってみたが、とても待ってはいられないと、天狗岩はスキップせざるを得なかった。
心配していた膝の痛みも、歩行時間が4時間を超えた頃から少し痛み始めたが、歩けなくなるほどのこともなく、下山できた。歩行時間は4時間半。半年ぶりの山歩きとしては、まあまあ良く歩けたと思う。翌日は少し筋肉痛があった。月に1回以上歩いていれば、筋肉痛に悩まされることはほとんどないのだが、さすがに今回は久しぶりだったせいだろう。
しばらく山歩きをしていない。そのせいか、最近体調が悪い。年のせいかもしれないが、山歩き以外に運動をしない生活なので、山歩きをしないと体調もなんとなくおかしくなるような気がする。でもしばらく歩いていないと足が痛くて歩けないのではないかと心配で、山行の計画もついつい止めてしまい、悪循環が続くことになる。そこでようやく花も咲き始めたようすを見こんで、簡単な山歩きをしてみた。場所は琵琶湖の南、湖南アルプスとよばれる尾根歩きである。4時間ほどの歩程で、最高峰の竜王山でも605mとしばらくぶりの山歩きにはちょうど良い。比叡アルプスを歩いたから、今度は湖南アルプスとしゃれよう。
結果としてこのコースを選んだのは大正解だった。湖南アルプスは標高400m前後の、比叡アルプスと比べても低い山並みだし、距離も短い。つまらない山歩きになりそうだという予感もあったが、その予感は湖南アルプスの景観の良さに完全に否定された。比叡アルプスが平凡な尾根歩きであるのに比べて、湖南アルプスは奇岩巨岩が累々と連なり、景観はまさに絶景。危険なところはあまりないが、それでも登山道のバリエーションは楽しい。途中の天狗岩などは、鳳凰三山の地蔵岳のオベリスクを思わせる。
さらに麓の登山道が、落葉樹林の中を流れる渓流沿いにつけられ、基盤の花崗岩を舐めながら流れるさまは、なかなかのものだ。いたるところで、休憩したくなる景観が続く。山も京都の山と違って、明るく、人工林も少ない。
唯一残念だったことは、このコースが比較的楽なコースであり、しかもこれだけ景観が良いと、当然ハイキングコースとしてよく知られることになり、多くのハイカーで賑わうことだ。今回も、草津の駅からバスに大勢の若者のグループと乗り合わせた。ほかにも貸し切りバスが1台、同じ時間に同じコースを行った。そのために、ハイライトと思っていた天狗岩への登り道は狭い登山道に100人ほどが詰めかけ、大渋滞。少し待ってみたが、とても待ってはいられないと、天狗岩はスキップせざるを得なかった。
心配していた膝の痛みも、歩行時間が4時間を超えた頃から少し痛み始めたが、歩けなくなるほどのこともなく、下山できた。歩行時間は4時間半。半年ぶりの山歩きとしては、まあまあ良く歩けたと思う。翌日は少し筋肉痛があった。月に1回以上歩いていれば、筋肉痛に悩まされることはほとんどないのだが、さすがに今回は久しぶりだったせいだろう。