ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

生きて欲しい

2012-02-24 | 日記風
先週、沖縄へ行ったのは、頼まれたことがあったのが主な理由だったが、同時に昨年の秋のブログにも書いたが、知人の女性が重篤な病に陥り(美空ひばりの死因と同じ病気だとか)、最近は食も細って生命維持装置につながりかねない状態に陥っていると聞いて、お見舞いと励ましに行ったのだった。彼女はその前の週に入院し、見ているだけでも哀しくなるような状態だった。今回、彼女のお父さんにも初めて会ったが、実直そうな沖縄のおじいが、娘のことを思うと辛くて・・と、大粒の涙をぽろぽろと流す様をみると、こちらもただただ目が潤んでくるばかりだった。

 見舞いをしても、われわれには何もしてあげられることはなかったが、とにかく頑張って生きるんだよと言い残して、京都に帰ってきた。その後、彼女のお母さんから、見舞いをしてもらったあと、彼女が「生きたい・・」と言い、頑張って食事も自分から食べようとし始めたと、メールが来た。うれしいことだった。その後、検査の数値がよくなってきたという知らせも届いた。こんなうれしいことはない。私たちのお見舞いが、彼女に生きる勇気を少しでも与えられたとしたら、こんなうれしいことはない。
 
 京都もしばらく寒かったが、ようやく春の気配がしてきた。彼女が回復して京都の桜を見に来ることができれば、この世にも神も仏もいるんだと思うことができる。
 

島にんじんは甘い

2012-02-19 | 南の海
全国的に雪が多いようだ。京都も雪が5cmも積もって、人々もびっくりのようすだった。ちょっとしたイベントを企画していたので、人々の出足が心配だったが、まあまあの人出で安心した。もっとも室内でも企画なので、交通機関が大幅に混乱しない限り、大きく影響することはないのだろう。

先週は沖縄に出かけていた。沖縄も、今年は寒いという。寒緋桜の咲くのも一週間ほど遅かったという。名護市では、まだ満開の桜を見かけた。那覇市もこれからのところが多い。なぜか沖縄では桜前線は北から南へ動いていくらしい。

桜の時期とはいえ、沖縄はやはり温かい。半袖の人もいる。もっともそれは本州から来ている観光客で、沖縄の人は、厚手の防寒服を着込んで寒そうにしている。京都の寒さから逃れてきた私たちは、沖縄の暖かさにホッとした。海は青く、砂浜は白くてきれいだ。でも、離島を除くと沖縄の海岸は全国でももっともコンクリート化が激しいのだそうだ。人工ビーチの数も日本で一番多い県だ。この美しい海岸をなぜコンクリート化しようとするのだろうか。

沖縄では、いまが島ニンジンの出荷時期らしい。島ニンジンは、太く短かく、しかも色がやや黄色い色をしている。食べてみると本州で売られている西洋ニンジンとはまったく味が違う。島ニンジンは甘く美味しい。生で食べるともっともその甘さを感じることが出来る。まるで果物を食べているように甘い。そして今は島らっきょうも出荷時期だ。島らっきょうは有名で多くの人が知っているが、島ニンジンは私は初めて知った。しかも、この時期の津堅島でとれる島ニンジンが津堅ニンジンと称して、とびきり美味しいらしい。沖縄の人に津堅ニンジンをお土産にもらって帰ってきた。かえってすぐに生のニンジンを丸かじり。美味しい。今夜は島ニンジンのシリーシリー料理。いわば、ニンジンチャンプルーだ。これも柔らかくてニンジンの味が美味しい。こんなニンジン料理なら、沖縄にはニンジン嫌いの子供はいないのではないだろうか。

テレビの高度化についていけない

2012-02-08 | 日記風
引っ越しをしたら、テレビが映らなくなった。アンテナ以外にブースターというものが必要で、それをつけるのに4-5万円かかるという。今までは、大家がそれを設置していたらしいが、自前の家だと自分で買わないと行けないらしい。アンテナさえついていれば、テレビは見られると思ったのは、アナログ時代のアナクロなのらしい。まったく地デジ化などという勝手なことをして、電気製品を作る会社ばかりを儲けさせて、国民は馬鹿にされているようなものだ。と怒ってみても、せっかく買ったテレビが映らなければもったいないので、しかたなく大枚をはたいてブースターを買った。

 ようやくテレビが見え始め、BS放送も楽しめるようになった。ところが、昨日、いきなりテレビが映らなくなった。いったいどうしたことだろう。昨日の大雨のせいだろうか。でも雨ぐらいで映らなくなるようでは、困る。あんなに高いものを買わされて、また見えないのでは、怒り狂ってしまう。なんとかしてくれ。テレビってそんなにたいそうなことをしないと見えないものだったのだろうか。高度化したおかげで、お金はかかるし、複雑で自分で直せなくなってしまった。テレビももっといろんなレベルで楽しめるようにして欲しい。地デジでなくても、画面が少々粗くても、自分で調節できるような方法を残して欲しい。みんな電気屋にお金を払わないと行けないように、いったい誰がしたんだろう。松下幸之助さん、どう思いますか。

電話とインターネット

2012-02-04 | 日記風
日本海側の大雪が続いている。京都は、日本海に面しているわけではないが、それでも位置的には日本海に近いので、気候は太平洋に面している東京都は異なって、冬は曇りがちで、時雨れたり、小雪が舞ったりする日が多い。北山を超えれば、京都市内でも雪は深い。町の中では、積雪はない。積もっても一日たてば雪は消える。それでも冬空はうっとうしい。

 寒に入ってから、公私がともに忙しくなり、寒さに震えながらあちこちに出かけたり、住まいを移したりした。東京に出かけることが多いが、京都に比べるとなんだか東京は暖かい。太平洋に面しているから、晴れる日が多いせいなのかもしれないし、ヒートアイランド現象によるものかもしれない。それにしても、京都はやはり冷え込む様な気がする。

 バタバタしているので、山歩きをする時間もない。しばらくはインターネットに接続もできなかったので、ブログもしばらくのご無沙汰だった。電話もしばらくつながらなかった。電話と言えば、携帯電話を止めてからもう一年近くたつ。私としては、携帯電話がなくっても困ることはないのだが、この社会がどうも携帯電話をみんな持っていることを前提にして動いているようで、携帯をもっていないというと、困惑したような顔をされる。たしかに、携帯を持っていることが前提になっているので、どこかで集合するときも、きちんと時間と場所を決めないで、なんとなく集合するというやり方が若い人中心の集団では取られているようで、その中に携帯を持たない私のような人間が混じると、どうも全体が混乱するようだ。そういえば、私が結婚した頃は、家に電話があることが当たり前で、電話を設置していなかった私の場合は、買い物や入会や役所の手続きでも、電話がないと受け付けてもらえなかったりしたことを思い出した。今の携帯電話がそのようなことになっているらしい。逆に、固定電話をつける人がどんどん減っているらしい。自宅にやってきたNTTの作業員と話をしても、これから3-4月にかけて忙しいですねと聞いても、どうもそうではないらしい。固定電話をつける人が少ないので、仕事が減って困っているという。時代の変化は、めまぐるしい。

 消費者の世界も変化が著しいし、政治の世界もどんどん変化する。価値観がこんなに激しく変わると、何も信じられなくなる。政治不信は、政治家の質の低下だけが原因ではないのかもしれない。政治家を選ぶ人々の質も低下しているのだろう。人はその質にあった政治を選ぶのだろうから。日本が沈んでいくのは、もう止めようもないのかもしれない。山河を廃墟にした原発を、それでも再稼働させようとするんだから。