ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

右翼テロに思う

2006-08-30 | 政治
加藤紘一議員の自宅が放火され、事務所も焼かれた事件があった.これは、加藤議員が小泉首相の靖国参拝を批判した事に対するテロであることは明らかである.言論にテロを加えるのは、もっとも悪しき振る舞いであるが、右翼の多くはこのようなことを賞賛してきた.許される事ではない.

 しかし問題は右翼の言動にあるのではない.小泉首相らが問題視しないことにある。自分を批判したものへのテロは問題視しない態度は、まさに小泉淳一郎の低劣な思想を証明する.「貴方の言うことには全面的に反対だが,貴方が反対をする権利は命を掛けても守る」といったという外国の政治家の言葉をあらためて思う.これこそわれわれが政治を託するに足る人の言葉であろう.小泉首相をこの政治家と比べるのも恥ずかしいが,日本の首相がいかに貧困低劣な思想か。

 小泉ー阿部と続くこの国の不幸に、あらためて戦慄する.

俳優に関心がなくなった

2006-08-28 | 日記風
テレビのない生活をしていても、とくに日常生活において困ることはあまりない。職場でもテレビの番組の話題はほとんどでない。もっとも私がテレビを持っていないことを周辺の人が知っているので、テレビを話題にしないだけなのかもしれないが。

 たまに若い女の子の集団と話をする時に、テレビ女優などの名前が出た時に、「それ誰?」という反応をしなければならないことぐらいだろうか。昔は映画俳優は映画のポスターを町中に貼っていたので、映画を観なくても映画俳優の顔と名前を知っていたのだが、テレビ俳優はテレビを見なければ覚えようがない。

 もっともテレビ俳優なんかは個性がないので、何という名前だろうがまあどうでも良いことだ。かわいけりゃいい、きれいならそれで良い。ドラマを見ないから俳優の演技力なんかはわからない。

 もっとも、俳優なんかに関心が無くなって久しい。歌舞伎座や明治座の舞台を見に行っていた時は、多少は関心があったのだが。世の中にはあんな世界もあるんだと納得したものだ。


川原で水浴び

2006-08-27 | 日記風
全国的に秋風が吹いたというニュースだが、まだまだ暑さは続いている。サンナシ小屋の周りにも秋の気配は濃厚だ。空が高く青く、鰯雲が浮いている。トリカブトの花も咲き始めた。サワギキョウの花が湿地にいっぱい咲いている。

 秋空だからこそ、こんなに天気が良いと日差しが強い。小屋までの道筋でいっぱい汗をかいてしまった。小屋の横の小川で素っ裸になって水浴びをした。気持ちいいね。青空がどこまでも続いていて、川水はひんやりと冷たい。誰も来る人はいないから素っ裸でしばらく川水につかって空を見ていた。

 サンナシ小屋でなければこんなこともできない。温泉でないのでこんな暑い日がなければこんなこともできないが・・・。しばし、この暑さとサンナシ小屋の静けさに感謝。そのあとは、お昼寝。
 

若者の力無し

2006-08-24 | ちょっと一言
最近、空港に限らずいろんなところでころが付いた荷物をゴロゴロと引きずって歩いている若い人を多く見かける。たしかに、大きい荷物を持って移動するのは大変だけれど、人混みの中をゴロゴロと後ろに引きずって歩くのはやめて欲しい。

 自分は気が付かないのかもしれないけど、あれくらい人に迷惑をかけることはない。閑散としたところならそれも許されるけど、混雑したところを平気な顔でゴロゴロゴロ。やめてくれ。荷物はちゃんと手でぶら下げて歩くべきだ。重くて腕がちぎれそうになったりしたら、少しは転がすことも許されるだろうけど。

 そういえば、近頃の若者は腕に力がなくなったようだ。先日もカヌーを車に積もうと20代の若者(男)に手伝ってもらったが、私がちょっと腕の力を抜いて彼にまかせたら、持ちきれなくて落とし車をへこませてしまった。信じられないほど力がない。

 ゴロゴロ荷物を転がし引きずって歩くのは、彼らの腕力がそこまでなくなったと言うことなのだろうか。それが原因ではあるまい。原因は逆だ。荷物を頑張って持つと言うことさえしなくなって楽をするようになった若者の腕力が衰えるのは当然だろう。若い時はもっと鍛えるべきだ。腕力が強そうな男がゴロゴロゾロゾロ荷物を引きずって歩いているのは、滑稽でさえある。

 みんな、荷物は腕で提げて歩こう。周りの人の迷惑にももっと気づこう。小泉さん。

北の海で何が・・・

2006-08-21 | ちょっと一言
マスコミの悪い癖が始まった。根室の漁船がロシアの国境警備隊に銃撃されて一人が死亡、3人が拘束されている事に対する報道姿勢だ。

 この事件はどうみても、カニの密漁事件だ。根室中央漁協の組合長が、日露の境界ラインを超えて密漁をした。それを密漁を取り締まっているロシアの警備隊に見つかり、警備隊のボートに体当たりして逃げようとした。それが事実だ。

 ところが、マスコミの報道はこれらの事実はベタ記事程度にし、ロシアが殺した、3人を返せ、などと偏狭なナショナリズムをあおる事しかしていない。

 日本政府がロシアに抗議しているのは、あくまで日本政府の立場として「北方四島とその周辺海域」は日本領土であるという建前から抗議しているのである。しかし、日本政府はロシアの実効支配を認めざるを得ない。それが歴史的に正しいかどうかとは別に。

 マスコミはそれを知っていながら、大衆のナショナリズムをあおることで商業主義的な立場をとっているのだろう。何が正しいかではなく、どうすれば儲かるか、が彼らのスタンスだ。

 しかし、それによってアジアの人々やロシアを含めた周辺国と日本の軋轢が強まり、結局は日本外交を困難に追いやるだけの報道ではないか。マスコミはもっと公平な目を持つべきだ。日本政府が言う事・やる事は何でも正しいという姿勢は、サルでもできる。それはマスコミの使命を捨て去る事ではないか。

8月15日、小泉首相は靖国へ行くな

2006-08-14 | 政治
小泉首相の靖国参拝を断固として反対する。

小泉さん。あなたが靖国へ行くことは、太平洋戦争の敗戦処理を根本から覆すことになる。天皇の戦争責任を問わずにきたことにも、根本的な変更を迫られる。

小泉さん。あなたが靖国を参拝することは、天皇の戦争責任を改めて問い始めるきっかけとなるだろう。靖国神社は戦争遂行のための国の装置だった。日本国憲法のもとで靖国神社は本来存続を許されるべきではなかった。

小泉さん。あなたの参拝は、靖国神社そのものが存在を許されるかどうかをもう一度国際社会から問い直されるだろう。

小泉さん。靖国神社参拝はけっして「こころの問題」ではない。内政の問題でもない。日本政府が戦争を肯定するかどうかの問題だ。間違ってはいけない。

父親が合祀されている一日本人として、靖国神社そのものの存在を認めない。私の父親を帰せ。

「ケンカ両成敗」はごまかしだ

2006-08-13 | 政治
国連安保理がイスラエルとヒズボラの相互撤退を含む決議をしたらしい。しかし、侵略しているイスラエルと防戦しているヒズボラを同等に非難した決議などはなんの意味もない。国際社会は明確にイスラエルを非難しなければならない。

 イスラエルはこの決議を受け入れると表明したようだが、実際には侵攻作戦を続けている。あきらかな二枚舌外交だ。これで明らかになったのは、アメリカがイスラエルの侵攻作戦を成功させるために陽動作戦をとったことだ。安保理で(ケンカ両成敗のような)意味のない決議をさせて時間稼ぎをしている間、イスラエルは侵攻作戦を進めるということ。

 レバノン政府は受諾しないだろう。イスラエルが事実上無視し続ける限りは。ヒズボラも徹底的に闘うだろう。人間を人間としてみないイスラエルの行為が続く限りは。

 イスラエルはあらたな残虐兵器を使い始めたようだ(週刊金曜日8月11・18日合併号)。1000人以上のレバノン人が死んでいる。しかも葬儀の列にもミサイルを発射するという残虐ぶりだ。イスラエルのやっていることは決して許せない。そしてそれを全面的に支持するアメリカ政府も、人類の敵と言える。

 <2人の兵士が捕捉されたことをきっかけに始まったイスラエルの報復
 攻撃で750人以上のレバノン人が殺されたが,そのほとんどは一般市
 民だ。イスラエル人は合計51人が殺され、そのうち一般市民は18人
 だ。
 
 カナでは、歴史が繰り返された。10年前、カナの国連施設に避難し
 ていた一般市民、100人以上がイスラエルの爆撃で殺された。
 
 新たな惨事の現場では、次々と小さな遺体が掘り出されるのに耐えき
 れず,ひとりの男が泣き崩れている。民間防衛隊の救助者は、ちいさ
 な遺体を抱きかかえてから、はでなオレンジ色の担架にやさしくそっ
 と置いた。(7月31日アメリカ・ガーディアン紙より)>

 イスラエルはただちに侵略戦争をやめよ。非人道的な空爆をやめよ。これではイスラエルの生存権は国際社会に認められない。

亡き友に

2006-08-11 | 日記風
 ついに行く  道とはかねて  聞きしかど
   昨日今日とは  思はざりしを  (在原業平「伊勢物語」より)

若き日の友人が亡くなった。いずれこの日が来るとは思っていたが、昨日今日とは思わなかった。あっけないものだというのが正直な感想だ。本人のこころはそう言ったものではなかっただろうが・・。

 青春を共に闘った友に、こころからの哀悼の念を捧げる。     合掌


小泉は靖国へ行くな

2006-08-10 | 政治
8月15日に小泉首相が靖国神社に参拝しようと狙っている。公約だとかこころの問題だとか言っているが、いまだに歴史を理解しない人だ。首相としての資質に欠ける人間が最期っぺを放とうとしている。日本をアジアから見下される国にしたいのだろうか。

 先日の北海道新聞の報道によると、戦中から靖国神社に祭られる人は実際に戦争で死んだ人だけに限るという国の方針があったという。北海道新聞は、だから現在のA級戦犯の合祀はおかしいと言いたいらしい。しかし、それは根本から間違っている。いまだにその間違いをしている日本人が多い。何が間違っているか?それは、戦前の靖国神社は国が作り国が運営する国策神社であり、戦後は単なる宗教法人の一つでしかないことだ。だから、戦前どのような国の方針があったとしても戦後の靖国神社のやることを国の方針できめることはできない。それは自民党の中でも分かっている人は多い。

 問題は、だから靖国を国の戦争慰霊施設にしようとしていることだ。今でも厚生労働省は名簿を提供するなど靖国神社に陰に陽に協力しているらしい。靖国神社がA級戦犯を祭ろうとどうしようとそれは勝手だ。軍国主義を鼓舞しようと自由だ。しかし、首相が参拝し公務員が協力すること、これはどうみても間違っている。小泉さんよ。信教の自由をいうなら、首相を辞めてでも参拝すればいい。首相のままで参拝するな。

 昭和天皇がA級戦犯を合祀したことを不快だ、靖国神社参拝をやめたと報じられている。小泉さんはそれをどう考えているのか。ぜひ、聞きたい。天皇の発言が靖国参拝に影響しない、と言っているらしいが、それはなぜか、聞きたい。

 天皇の発言の意図は明瞭だ。A級戦犯たちに責任をとらせて、自分は責任を免れた。A級戦犯を祭った靖国神社に参拝すると、自分の責任逃れを今度は追求されかねないからだ。寝た子を起こしたくないというのが天皇の発言の本音だろう。

 小泉さん。靖国神社に参拝することは日本の天皇の戦争責任を改めて問い、天皇制をどうするかという問題に発展しかねない。天皇制を守るつもりはないと、それだけの覚悟で参拝するのか?

原爆祈念日に思う

2006-08-07 | 政治
今日は広島原爆祈念日。北海道の田舎町でも8時15分にはサイレンが鳴り響いた。家を出ようとしていた私も、玄関先で黙祷を行った。広島原爆記念碑に納められた被爆死者の名簿は23万人を超えた。今年は、身元不明者という名の名簿も加えられた。たった一発の小型原発で23万人が殺された。この事実を今一度考えなければならない。

 ナチスドイツが欧州空爆を行ったのが、非戦闘員への無差別攻撃のはじめだろう。その後、双方が無差別攻撃に走り始めた。その最終結論が広島・長崎の悲惨だった。ベトナムは言うまでもなく、今日のレバノンまで無差別攻撃はむしろ世界の常識になりつつある。しかし、非戦闘員への無差別攻撃は、あきらかに国際法に違反する。

 テロリズムさえも、本来のテロは特定の個人の暗殺を狙ったもので、いつか無差別攻撃を行うようになった。それは、ほんの最近のことだ。無差別攻撃をみとめてはいけない。すべての国の人々が、戦争でもテロでも無差別攻撃の非人間性を非難し続ける必要がある。

 広島、長崎の原爆攻撃は、非人間的な犯罪であった。たとえ日本の侵略戦争をやめさせるためであっても、このような攻撃は許されない。中国や韓国には強い態度で日本の主張をするネット右翼たち。アメリカのこの犯罪はなぜ言わない。強きをくじき弱きを助けるのが、日本の武士道ではなかったか。