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ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

寒中の梅と神頼み

2008-01-30 | 日記風
暖かな日射しにつられて、高田馬場の古本屋を覗いてみた。コートを着て少し歩くと汗ばんでくるような暖かさだった。けれども日陰にはいると風がまだまだ冷たいことを実感する、そんな寒中の日だまり散歩になった。

早稲田の杜のそばにある穴八幡宮には、善男善女がわんさと押しかけている。一陽来福のお札をもらうために、長~い列を作って並んでいる。老若男女がそろっているが、驚いたことに若い女性が非常に多い。本心か否かはしらねどもカルトに流れる若い女性の心理は不思議としか思えない。

 あまりに暖かなので、そろそろ梅の花も咲き始めているかもしれないと、湯島天神に足を伸ばしてみた。2月7日から梅祭りのようだ。2-3本の梅の古木が花をつけている。白梅だが、一本ごとに少しずつ白さが異なるように思える。


 けれども、やはりまだ梅には早いのだろう。境内の梅の木のほとんどはまだ堅い蕾のままであった。すでに受験シーズンは始まっている。学問の神様である菅原道真を祭った湯島天神には、毎年この時期に受験の祈願に来る受験生と家族で賑わう。絵馬を掛けるところには絵馬がもうこれ以上は掛けられないほど膨れあがって吊されている。


「苦しいときの神頼み」は自分でも覚えがないわけではないが、本気で信じていたわけでもない。絵馬を掛けた受験生はどれだけ信じていたのだろうか。遊び心ならいいんだけど。それにしても、穴八幡にしろ湯島天神にしろ、神頼みが多すぎる。