京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

身のこなし。

2007-09-19 21:14:08 | 人物訪探
身のこなし。

仕事の出来る人は身のこなしが違います。精度が違います。

この人工藤一男さんもその一人です。材木に吸い付いたように作業を進めていきます。

無駄がない。

道具捌きがすばらしい。



9月15日神戸竹中道具館にて撮影。

作業場の番人

2007-09-19 21:08:14 | Weblog
作業場の番人

親父が居なくなってから作業場は留守がちです。

ふっと気づくと番人が居ました。

優しい目をしたヤモリです。作業をしているとちょろちょろと現れては「見つかった」という感じで材木の陰に隠れてしまいます。

かわいいやつです。音も出さず。鳴きもせず静かにスローライフを楽しんでいるように見えます。

この幸せ者。懐くんじゃない。

それでもかわいい。

危険な、かやくご飯 

2007-09-18 23:13:09 | Weblog
危険な、かやくご飯

今日は何故かかやくご飯が食べたくなった。

準備を進める出汁と具が大事である。

昆布+鰹だし・砂糖・醤油・みりん・食塩・酢・油の出汁。

にんじん・ゴボウ・椎茸・平茸・ワラビ・キクラゲ・鶏肉・油揚げ・こんにゃく
のかやく。

ぼちぼちと炊き始める。

危ない爆発するかも知れない。・・・・・・・

かやく(火薬)を入れすぎた。

ばかばかしい。

失礼しました。

清久ファン倶楽部39

2007-09-18 22:35:21 | 道具箱
清久ファン倶楽部

鋼の力。

焼き戻し温度150℃の鑿。

桧・杉の節を叩いてみました。刃こぼれは起こりませんでした。

焼き戻し温度170℃の鑿では白く刃先にまくれが起こったのですがそれも起こりませんでした。

切れ味は私自身にはとても良く感じられます。

ご覧のようにぶった切る使い方をしました。

しかし、刃こぼれ無し+裏キズ無しの状態が続きます。

もう一台の内橋圭介

2007-09-17 23:38:39 | 道具箱
もう一台の内橋圭介

先日のもう一台の内橋圭介氏の鉋を使っています。これは同じスエーデン鋼なのですがサンドビック社の鋼を使ってあります。

引きもスエーデン鋼独特の軽さがあり仕事に使って疲れにくい鉋です。

作りも丁寧で特に裏隙は見事な糸裏に仕上がっています。これは崩したくない気持ちにさせられてしまいます。

失礼ですが、新人なのにここまでやれるとは目に見えて仕上げ腕を上げているのがわかります。

これで安定した切れ味の評判を取れば鬼に金棒ですね。

生意気言ってスミマセン。 またよろしく。

清久ファン倶楽部38

2007-09-17 23:28:52 | 道具箱
清久ファン倶楽部

鍛冶屋さんも色々ですが白1号のみを使って刃物を作っているのが清久さんです。

私は岩崎航介さんの「刃物の見方」という本を読んでからと言う物は大の白鋼の大ファンになり色々たどっていく内に清久さんにたどり着きました。

他の鍛冶屋さんも白鋼で刃物を作って居られるのですが白鋼だけそれも1号だけと限定するとなかなか数は少なくなります。

白1号だけだと限定すると刃物を作る幅か狭くなると思っていたのですが火造り焼き戻しなどの方法で幾通りもの刃物が出来ます。

私が口をはそめるのは焼き戻しの温度位の物です。しかし、この焼き戻しの温度だけでもずいぶんと切れ味が変わってきます。一般に焼き戻しの温度は170℃~180℃ぐらいの物ですが今回のこの鑿は150℃戻してあります。

使ってみて刃先がどのようになるのか楽しみなのみになってきました。前回の135℃戻しでは使ってみて裏キズが非常に少なく刃こぼれもありませんでした。もちろん杉の硬い節も叩いてのお話しです。

火造りや焼き戻しで清久鑿はどんどん進化してゆきます。

使うのが楽しみなのみです。

お断りしておきますがこの鑿はスコの鑿を利用してテストしています。

江戸熊

2007-09-16 23:58:57 | 道具箱
江戸熊

大工だったら誰でもが知っている人物江戸熊この人が歩んだ人生のストーリーは
特別だったのでしょうか?

それともこのころの大工はこの人位の心意気をみんなもって仕事に関わっていたのでしょうか。

兎に角、是秀氏とのあの話は何度も書き物に出てきます。

一流同士がぶつかり合って生き方まで追求していたように感じるのは私だけでしょうか?

それを感じさせられる鑿。

どこで継いであるのでしょう。

2007-09-16 07:04:15 | 道具箱
どこで継いであるのでしょう。

木造住宅での大工工事の見せ場は沢山ありますが継ぎ手もその一つです。

15日は神戸の竹中道具博物館で行われた工藤一男さんの講義を受けに行ってきました。

思っていた通りの仕上がりに私も上手くならなくては

継いであるのがわからない程の仕事がしてあります。

感動しました。それと同時に手道具のすごさをいやという程感じさせられました。

工藤さんを見ていて仕事に取り組まれている姿勢はまさに大工の鏡でしょう。

いやすごい。

魔法のフライパン

2007-09-14 23:08:26 | 道具箱
魔法のフライパン

料理好きの私としてはほしくてほしくてたまらなかった魔法のフライパン。

たかがフライパンと言いますが評判ではとてもおいしく仕上がり焦げ付きもなくなんと言っても不思議なことに一体で出来ている鉄の取っ手が暑くならないのなそうです。

はじめは簡単なハムエッグでもいきますか。

大工道具以外にも良い物見つけていきます。

処でこれも倅に手を回してもらって買ってもらいました。

私の欲しがっている物を良く理解しているようです。