京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

杉が仕上がる鉋にチューニング中。

2015-12-13 20:59:25 | 道具箱
杉が仕上がる鉋にチューニング中。

今回の鉋は横山邦夫氏の炭素鋼鉋刃。

今やっているチューニングをするとます研ぎやすくなってきました。刃先にかえりが全く残りません。下半分が鉋刃の刃先です。

杉を削るための研ぎは刃先だけを少し鈍角に仕上げます。こうする事で削ったときのダメージを少なくしています。

鈍角にしても桧を削るときのデメリットは何も起こらないようです。

私の腕でこれくらいまで薄く削る事も可能です。

引きも重くなる事はありませんでした。

その後杉を削ると随分と進歩しています。

屑だまりにも全く粉が出ませんでした。

気になる仕上げですが上々です。

桧と変わらぬ艶に仕上がりました。

もう少しチューニングしてみます。

私がお尋ねしている人にいわせると鉋は半完成で来ると思った方が良いそうです。

すべてをチューニングして完成品になるそうです。

完成したら何人かの方に使ってもらおうと思っています。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (大工みき)
2020-07-22 05:42:06
杉の板を、鉋がけしていますが、なかなか しあがらず 原因は、はがえりだと思いますが、上手くかえりが仕上がらないのですが、どのように研いでいますか。よければ、アドバイスお願いします。
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刃返り (はんなり)
2020-07-26 09:34:04
杉の板は難しいですよね。
まずはよく切れる鉋がひつようです。
その次は砥石と研ぎ方。私は最後に仕上げ砥石に合わせるときに刃を殺すと言うのか刃先に神経を集中するようにしてほんの少し丸めるイメージ研いでいます。其の加減は個人で色々と試すしかありません。
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Unknown (大工みき)
2020-07-27 12:22:14
ありがとうございます。私も、ブログを始めました。よろしくお願いします。
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