京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

研ぎ用冶具考。

2014-04-21 22:25:37 | 道具箱
研ぎ用冶具考。

正確に研ぐにはやはり冶具が私にとっては必要なのだ。

上手な人からは笑われそうであります。今回の冶具3者3様。

この冶具は一般市販品でなかなか良く考えられています。しかし改善して欲しい所もあるのです。刃丈の長い新の間は角度29°~30°には刃をセット出来ないのが困りものです。

これは今まで私が常用していた物で手に入りやすかったのです。

次の一台はほんまもんの会の先生でもあります。松尾具屑さんからの頂き物です。さすが木型屋さんで非常に正確に作られています。特徴はコロの幅が広いので上手く使うととても安定するという事です。

緻密な計算の上に成り立つ物でしょう。

次のも頂き物で削ろう会でおなじみの今治に住んで居られる柚山氏が作られた物です。非常にシンプルですが角度や研ぎの時に加減がやりやすいのが特徴でこれですと作業場に有る材料と後はホームセンターで手に入りそうな冶具です。

次回はこれに挑戦してみたいと思っています。

上手な方は冶具は必要ないのかも知れません。でも鉋何丁かを比べる場合はやはり冶具でキチッと砥がないと善し悪しがわかりづらい様に思っています。

私の場合冶具を甘く見る訳にはいかないのです。台鉋も冶具ですから。

にほんブログ村 住まいブログ 大工・職人へにほんブログ村

リフォームのご相談はこちらまで