京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

内橋圭介。彼の仕事場。

2012-09-24 23:04:38 | 人物訪探
内橋圭介。彼の仕事場。

壁にずらりと並んだ箸。鉋の刃をしっかりと摘んで仕事をこなして行く。

彼に言わせると作る鉋の数だけ欲しいそうだ。若いのに年季さえ感じさせる。

四っならんだ金床。おそらく歪みをぬくのに使うのだろう。天場の美しさがそれを物語る。

裏出しに使うという金床・少し使いやすいように加工してある。「マネをしても良いかと」効くと良いよとの返事。

あの素晴らしい裏はこの金床から生まれるのだ。

私がこんな質問をすると自信のある彼から「何処からでもかかってこい」と言う感じである。

プロフェッサーは彼に絶大なる信用を寄せている。

次の注文はこんな小さな鉋刃である。

ここからあの素晴らしい鉋は生まれるのだ。

で、彼は素晴らしいご褒美を貰っているそれは作業場から見えるこの景色だ。ここだからこそ良い鉋が生まれるのだろう。


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