京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

そうだ。韋駄天を使おう。

2012-05-09 20:47:49 | 道具箱
そうだ。韋駄天を使おう。

押入を片付けていると鉋「韋駄天」が

これを使おうと出してみると刃の出方がおかしい。

片方だけが多く出てくるのです。

新潟の鉋は台の木取りがオイマサという取り方になっています。

この取り方、板目と柾目の中間をいって良いと聞いていたのですがどうも菱形に変形するのです。そんな訳で刃が斜めに出てしまうようです。この台よく売れていた時代の物か背馴染みにカッターの跡が付いたままでした。

そうそう韋駄天と言えば白1号ブームに火を付けた鉋ですよ。

その上炭素量が1.4%と高炭素鋼の鉋と評判を呼びました。

台の厚みも他の鉋より1割位厚く出来ています。

作者は新潟の名工 田中昭吾氏この方の鉋みんな良く切れて使いよく低価格。

近々、調整して使ってみます。

又、楽しみが増えました。

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清久ファン倶楽部160。甲丸鎬鑿。

2012-05-09 00:09:14 | 道具箱
清久ファン倶楽部160。甲丸鎬鑿。

65歳の記念に渡邉清栄氏にお願いしておいた鑿が仕上がってきました。

記念の品なので見た目重視のデザインでお願いしてあります。

何よりもの楽しみで見て良しに仕上げて貰っています。

甲丸にし鑢を丁寧に掛けてもらい気合いの入った一品になっています。

贅沢ですが使う気はありません。

桐箱に入れて眺めている日が続きます。

何に使うかは言えませんがでも何年か先におそらくこれが役に立つのです。

で、話しは飛びますがこの鑿は常温の焼き戻しでお願いしてあります。

私にとっては欲しい欲しいいっぴんで作って頂いたことに感謝をしています。

今夜も又眺めて楽しむのです。

この不景気な時代に贅沢贅沢。

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