京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

やはり艶はでた。

2011-08-09 06:01:22 | 道具箱
やはり艶はでた。

先日の艶に関する続きです。

仕上げを8000番から6000番に換えても艶は出るのです。

条件もご覧の気温と湿度の中削ってみました。

使った鉋刃蝦蟇仙人(作者は解りません。)材は桧削り易くもなく削りにくくもなくでカリカリに乾燥しています。

どうやら以前から伝わっているように刃先は細かければ細かい方が良いと言われているのに少し疑問が出てきました。

番手を6000番にして削っても屑だまりには全く粉が付いていません。

WAの粉を使うのは粒度をきちんと見極めるために使っています。

但し今回感じたのは前回と材も違いますが少し挽きが重くなるのを感じました。

でも何故か艶はしっかりとあるのです。

粉で仕上げるなんて王道を極める方から見てみると邪道に見えるでしょう。

でも綺麗に仕上がる事は確かです。


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