みたいけれど。2
奴の事を書いたつもりが端々まで見ていてくれる人の多さに驚いて居るのと同時に感謝をしています。
さてご指摘の点ですが。
☆まさかプレカットでしょうか?はんなりさんという方がプレカットでも建てられるんでしょうか?残念です。
☆私も残念です
☆清久鑿でガンガン刻むのが見たかったです。
ごもっともな御意見だと思います。墨付けをしてきざみを出来ないジレンマにたっているのはご心配をしていただいた皆様より私が一番感じているのですよ。
☆墨付けの技術がなくなるで。最低でも、自分の所有する建物位墨付けしたほうがいいのではないでしょうか?大工魂。として。大工が大工の首しめるようなことはやめてほしいです。
この方の意見もごもっともだと思います。この中で最低という言葉が出てきましたが私はほっとしました。以前に私自身がスランプに落ちた時友達に「もう私は最低だ」というと友達曰くもう最低ならこれ以上落ちる事は無いので私を見て安心したと言っていました。大工魂は無いのかもしれませんがそれに近い物も今の私には無いのでしょうか?
☆この建物が小屋、あるいわ家であっても、自分の所有するものであれば、プレカットでもいいと思う。これがもしお客様の家でも予算の関係などあるので、一概には何とも言い切れないですね~。何せコストの面でかなり差がありますから。勿論、手刻み一本にこだわる大工さんは、それはそれで、いいと思う。考え方は人それぞれ、私はいい仕事も、悪い仕事もこなせるのが、大工かなと思っています。確かにプレカットは余り好きでは無いですが、予算の問題ですね。金勘定で仕事はしませんが、大赤字になるようでは、大工も生活して行けませんから、ましてや、仕事も少ない世知辛い世の中です。
☆しかし、はんなり様のブログを沢山の人達が見ているのですねぇ。
みなさん、賛否両論の様子がうかがえます。
でも人にはそれぞれ事情があるのですから、なかなか考えているようにはいかないでしょう。
はんなり様の事情も考えて、もっと大きく見ては如何でしょうか。
☆当然ですが色々な意見がありますね。私は蟻と鎌と短いホゾのプレカットは弱いと思い嫌いです。そしてスミツケ、刻みは大工仕事で一番楽しく、いかにも大工しているって言う気分になります。しかしお客様相手のお仕事の場合、どうしても予算や工期に制約があるのでプレカットも仕方ないですね。経営的に。でも、あくまで私の場合は自己所有の建物の場合は、試してみたい組み方など普段の仕事で出来ないことが出来るので、彼女とのデートやお酒のお誘いがあっても、すべて断って夜なべをしてでも自分の手で作りたいです。そのためにこつこつ手道具を集めてきました。刻み仕事は今まで集めてきた道具の切れを試す絶好のチャンスですし。
はんなり様の影響で清久鑿の山蟻とバチ鑿を購入しました。とても満足しています。
ちなみにこのプレカットの相談に乗って頂いた材木屋の番頭さんは斑鳩工舎、小川棟梁の元で働いていた方でです。この方も大工魂を無くされたのでしょうか?お会いしてそうは思えませんでした。大工をされた経験を十分に生かされて居ましたよ。
何も反論する気はありません。
何度も言いますがジレンマにたっているのは私ですから。
これから仕事を楽しみましょう。私にとって他に道は無いのですから。
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