薔薇のように万人にもてはやされる花でなくても、その人個人にとって大事な花・好きな花と言うのがある。
それは大事な思い出にまつわるものだったり、特に多いのは子供のころに親しんだ花だろう。
私にとってそういう花は昔のコスモス・オオイヌフグリ・など。
そしておしろいばなは家の庭に咲いていたり、近所の家の塀のそばや線路脇の道端とか大事に育てられているというより、何となく場所を与えられているみたいな存在の花だ。
しかしどうしてか日常で見たそういう花が忘れられない。
うちの庭にもほしかったがスペースがもうない。
だから今でもどこかでおしろいばなを見かけると懐かしい。
また夕方に咲く花で、薄闇に花が浮かび上がって見えて何か気配を感じる花だ。