『六月挽歌』ふたたび

　黒田和美の歌を讃えて酌む酒のわが無聊庵夜は更けてゆく　福島泰樹

黒田和美さんが所属されていた月光の歌誌「月光」に黒田さん追悼特集があるのを知り、分けていただけないかとお願いした。
もちろん購入のつもりで。
それをご厚意で進呈扱いでお送っていただけることになった。
昨日着いて一気に読み終えた。
福島泰樹さんはじめ仲間の皆さんの追悼文・挽歌・・・黒田さんへの深い愛惜の念が心にしみた。。
学生時代の素敵な歌を話題にされたとき、すぐに話を別のほうに持っていってしまったというエピソード・・・熱い時代から今まで後ろは振り返らないという姿勢を貫いた人だったのだろう。
黒田さんとほぼ同じ時代を生きた私は『六月挽歌』を読むと置いて来たものを思い出してしまうようで、心が熱くなる。
同時に『六月挽歌』は挽歌であり、時代への挽歌のようにも読める。
さあ、今まで避けてきたが、今度は福島泰樹『バリケード・1966年2月』を読まなければ。。

朝顔

　あさがほの薄き花びら紫にひらくひと日のかけがひのなき

去年友人からいろいろの色を取り混ぜた朝顔野タネをもらいタネをまいた。
出来た種を取ったけれど、どれがどの朝顔のタネなのかわからなくなってしまった。
今年育てて勢いのいい苗だけを植えた。
今朝花がいっせいに咲いたら全部赤紫だった！
これが一番元気で早く大きくなる種類だった。青紫が好きなのに・・それは間引いてしまったほうの苗だったようだ。
歌と写真の朝顔の色が合っていない！