アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

北アルプスをバックに~485系「北越」

2013-10-20 09:58:24 | 鉄道写真(EC)

今回の富山遠征は、予報通り天気に恵まれ気分良く撮影出来て、身も心もリフレッシュできた。イベント絡みで急遽決めた富山行きだったが、実は一度行ってみたい撮影地があった。それが、この北アルプスバックに撮影出来る水橋の築堤だ。

今回は、この水橋を中心に撮影して色々ロケハンしてみたが、スケールの大きい雄大な写真が撮影できる、北陸線の中でも5本の指に入る撮影ポイントだろう。列車主体だと、一番切り立っていてカッコ良い「剣岳」が画面からそれてしまうのが残念。ただ雪山のシーズンであれば、中々迫力ある写真が撮れそうな予感がする。また季節を変えて訪問してみたい。

写真は、485系3000番代による「北越」号。未だに「特急街道」と言える北陸線だが、新幹線が開通した暁にはどうなるのだろうか。

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2013(H25)-10-14     2010M  北越   485系3000番代車   JR西日本/北陸本線:水橋-東富山

                             Nikon D4  AF-S  Nikkor  70-200mm  f/2.8G II


富山地鉄市電~夜練

2013-10-17 21:34:36 | 鉄道写真(EC)

過去にも富山の街にはお邪魔したことが数回ある。いずれも鉄チャンというのが何とも言えないところ・・・

関西だったら、昼は鉄チャン、夜は演奏会なんてことはよくあったが、ここではそうはいかない。志の輔師匠の故郷でもあるから、いずれこの地で演芸を聞ければいいが。

数年前までは、まだブルトレの「北陸」や「日本海」、それにECの「能登」の3本が走っていた。早朝富山に着くこの3本は、ほぼ続行での運転で、撮影するにも都合がよく、日の長い時期に毎年撮影に来ていた。ただ、早朝なので、晴れると光線はどこでも悪くて、前面には光が入らないのが玉に傷。残っているのは、ポジフィルムの曇り写真ばかりだ。

今回お世話になる宿の前は、何と路面電車が往来していて、中々の趣き。運よく一番渋そうな塗装の電車が駆け抜けて来たところを一鉄。ここでも女性運転士!良い記念になった。

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2013(H25)-10-13       富山市電   荒町

                  Nikon D4  AF-S Nikkor  50mm f/1.8G

 


呉羽山俯瞰夜景

2013-10-15 22:21:50 | 鉄道写真(EC)

日中にあまりにも天気が良く、立山連峰も綺麗だったので、日没の頃、呉羽山に登ってみた。

富山の街のバックには、昼間見た北アルプスが影絵の如く威容な姿でそびえ立っている。やがて、その姿も黒く染まり見えなくなると、街の灯りが広がっていった。開業がすぐそこに迫ってきた北陸新幹線の高架橋が、やけに恨めしく見える。せめて、高山線のDCを待ってパチリ・・・

この街にも、やがて新しい風が吹く。

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2013(H25)-10-13         富山県 呉羽山 展望台


475系による「立山」運転

2013-10-14 22:20:24 | 鉄道写真(EC)

10月14日は、言わずと知れた「鉄道の日」。今年は暦がこの14日を含めた形で連休になった。だからかどうかわからないが、この連休は、全国各地でイベントや記念列車の運転があり、頭を悩ますことになった訳だが、数々の候補のうち、アントンKとしてどうしても外せなかったのが、北陸線での475系の運転だ。北陸本線100周年記念としての運転なのだそうで、北陸線自体には、さほど馴染みがあったわけではないが、やはりローズピンク塗装に復元しての急行型電車の復活運転となると食指が動いてしまった。

今にして思えば、国鉄時代後半の昭和48年頃からの東北線で良くお世話になった451系~455系を彷彿とさせてくれて大変懐かしい。当時はまだ特急には高くて乗れなかった身分で、乗るのは決まって急行、それも夜行列車が多かった。「ばんだい」や「まつしま」、そして「いわて」,特急並みに速い「くりこま」等々・・懐かしい名前が思い出される。

とにかく往年の急行電車を今の機材デジカメで撮影したい一心で富山~金沢まで行くことにした。この記念運転は、敦賀~糸魚川間を片往復ずつする行程で、途中金沢で、HMを変更するといった凝りよう。実際は、「ゆのくに」「立山」「くずりゅう」の3種類だったそうだが、今回は無理をせず、富山を起点にじっくり撮影しようと考えて現地に向かった。

写真は、糸魚川へ激走する475系「立山」(北陸線100周年記念列車)。お恥ずかしいが、ご覧の通り後追い写真だ。忘れないために敢えて記載しておくが、実は、遠征一発目の撮影地で、通過直前で曇られ、しかも上り特急に被られ、全く撮れないという事態が勃発してしまった。冷静さは装ってはいたものの、実はスイッチが入ってしまったこともあり、この時は富山停車を利用して追いぬき、後追いでも何でもいいから、どうしても順光で大きく撮りたい願望で心が一杯になったのだ。北アルプス~剣岳も一望できるくらい好天に恵まれていたが、まずはかぶりつきで1枚撮影ということで撮ったもの。ある意味思い出深い1コマとなった!?それにしても、交流60Hzを現すたもとのラインが凛々しく締まって見えてカッコいい。

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2013(H25)-10-13    急行「立山」(北陸本線100周年記念号)  JR西日本/北陸本線:東富山-水橋

                        Nikon D4   AF-S  Nikkor  70-200mm f/2.8G II

 

 

 

 


九州内に残る485系を求めて

2013-10-13 22:18:37 | 鉄道写真(EC)

さて、貨物列車の撮影後は、今回のメイン485系の「にちりん」を狙う。さすがに、今となっては希少だからか、485系狙いの同業者は思いのほか多く、ほとんど九州内のファンの方々のようだったが、皆さん熱心にカメラを向けていた。その方々の何人かとお話させて頂いたが、どなたも今回デビューした、「ななつ星」のことを自慢げに話していたことが印象的だった。やはり、テレビでも何度も取り上げられて注目の的になっている「ななつ星」が自分たちの地元の車両だということが誇りのようだった。アントンKは、写真でしかこの「ななつ星」は見たことがないので、よくコメントできないが、将来、お目にかかれる機会があれば、乗車はできなくても、撮影はしてみたいと思った次第。

今回の485系「にちりん」は、大分-小倉の午前中の1往復のみ。朝の貨物列車と入れ替わりの時間で上り、小倉からはすぐに折り返してくるダイヤだ。今回訪ねた日豊本線の立石~中山香~杵築~大神付近は、風光明美なロケーションで複線と単線があるような線系だから、撮影地も無数にあると言ってもいいほどだが、ご多分に漏れず、昔の記憶で向かった撮影地も草や木々が成長していて全く不可なところも多かった。

掲載写真は、折り返しの小倉発の下り9041M「にちりん」。上り列車より光線が良いポイントが多いものの、随分トップライトになってしまった。タイフォーンを鳴らしファインダーに入ってきた時は、往年の九州485系を彷彿とさせるものがあったが、近寄ってくる車体を見ると、ボロとは言わないが、随分と厚化粧したお年寄りの雰囲気を醸していた。不自然に屋根が白かったり、先頭車のHMのサイズは、Tc481の200番代のものだが、実際は非貫通の300番代風の顔だったり、と違和感を言い出せば切りがないかも・・

しかし幾多の改造や塗装変更を経て今日まで現役で活躍していることの方に驚嘆、そして感謝すべきだろう。何せ更新改造しているとはいえ、元を正せば昭和47年~の製造だから、今年で40歳過ぎということになる。特急車で40年とは、実は凄いことなのだ。まだまだ現役を貫いて、我々を楽しませて欲しいと願っている。

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2013(H25)-10-12      9041M    にちりん  485系(Do32)  JR九州/日豊本線:杵築-中山香

                         Nikon  D4   AF-S  Nikkor  70-200mm f/2.8G II+TC-20 III