まだ梅雨明けもしていないはずなのに、連日の猛暑にくたばっている。この時期は、日も長く撮影シーズンだから、梅雨晴れを狙って遠征することが今までは多かったが、ここのところ身の回りの変化も大きく、自身の関心も他へと移りつつある現状。今年はこの時期の遠征の計画はない。ゆっくり腰を据えて、今後も撮影は楽しみたいと考えている。
在京オケの来シーズン(2018-2019)プログラムが出揃っている。向こう1年間のおよそのスケジュールが発表され、毎年この時期は、アントンKも大いに盛り上がる時期でもあるのだが、ここ数年は新日本フィルハーモニー交響楽団を中心に聴いていることはご承知の通り。もちろんN響をはじめ、在京オケや大阪フィルの一連のプログラムには目を通しているのだが、どうしても行きたいと思えるコンサートは少なくなり、楽しみが減ってしまったようで寂しい限りなのだ。プロムシュテットのブルックナーやマーラー、フェドセーエフのロシア物ぐらいが、気になる演奏会。後は中々ご縁が無さそうなものばかり。そんな中、やはり今回も指揮者上岡敏之氏を聴きたい気持ちが心を支配しており、およそのスケジュールを合わそうと考えている。上岡氏も来シーズンは,新日本フィルの監督3年目に当たり、文字通り勝負に出たプログラムだとお見受けした。自分の得意とするドイツ物が並ぶが、それぞれに存在する伝統的な演奏解釈に新しい風を吹かせるのが上岡流。今までとことん聴きまくった楽曲でも、かつて感じなかった発見や風を全身で受け止め、感動する瞬間がどこにあるのか?今から楽しみでならないのである。おそらく10月に予定されているベートーヴェンとブルックナーは、その頂点に達するはず。そして来年3月には、いよいよ上岡氏の「復活」が聴ける。第3と並んで大好きな楽曲だけに、聴く方にも力が入るが、万全な体調でこの日を向かえたい。
上岡敏之氏最良の演奏には、コンマス崔文洙氏は不可欠だ。彼のオケへの統率力は、自身が奏でる響きからビンビンに伝わってくる。まさにその気持ちのこもった響きは、指揮者上岡氏そのものであると確信できるのだ。このコンビの演奏会が、ここのところしばらくご無沙汰なので、酸欠ならぬエネルギー欠乏気味なアントンK。来月の演奏会では十二分にパワーチャージしたいと思っている。
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