アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

夕方の東海道線はゴールデンタイム

2019-02-03 20:00:00 | 国鉄時代(カラー)

EF65PFのブルトレを続ける。

EF65P型のブルトレを満足に撮影出来ずに終わってしまったアントンK。その当時は、まだカラーポジの使用経験がなく、カラーフィルムと言えばネガカラーを使用し、それで満足していた時代だった。あっという間に、東海道線の九州ブルトレが65P型からPF型に置き換わり、(1978年秋)不完全燃焼だった気持ちが全てPFブルトレへと向かっていた。当時を思えば、本気で鉄道撮影を始めてまだ日が浅く、最も身近だった東海道線のブルトレが格好の被写体になったことは、当然の成り行きだった。もちろんこの時代には、まだまだEF58という人気の電機も全国に君臨しており、合わせて撮影を勤しんだが、何本もの寝台列車が、行き来する九州ブルトレは、当時ゴハチとは違った、別の意味での王者の風格を感じたもの。どちらかというと、地味でマニアックなEF58に対して、華々しく華麗な夢を運ぶ列車に思えていたのだ。暖地型のEF65PFは好みではなかったが、伝統あるヘッドマークを掲げ、日夜ひた走るブルトレは、アントンKにとって当時最も重要な被写体になっていった。

そんな当時の想いが過る画像から1枚掲載してみる。

九州ブルトレは、年間を通じて上り列車が撮影しやすく、名撮影地と呼ばれたポイントで何度となく撮影のチャンスを持ったが、夏場は下り列車も撮影の機会を得られた。下り列車トップは、1列車「さくら」で、東京発16:30。そして3ㇾ「はやぶさ」16:45発。5ㇾ「みずほ」17:00発。と15分間隔で続く。夏場なら、熱海くらいまで走行列車の撮影は可能で、何度となくトライしたもの。現在のように機材が優秀なら、と欲をかいてしまうところだが、こればかりは仕方がない話なのだ。掲載写真は、東京17:00発の熊本・長崎行き「みずほ」。この「みずほ」は、伝統ある九州ブルトレの中でも早い段階で消滅してしまい、比較的地味な列車に感じていた。夏至の頃の晴天日を狙って撮影したが、今でこそお馴染みになった撮影ポイントだが、当時は撮影者など誰一人いなく、いつも一人で列車を見送っていたことを思い出す。

1984-06-16     5ㇾ EF651106   みずほ   東海道本線:東神奈川付近にて



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