アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

団臨黄金時代のEF62

2020-06-07 19:00:00 | 鉄道写真(EL)

国鉄電機を1975年から注視して以来、ゴーナナ(EF57)、ゴハチ(EF58)の僚友が消えてしまうと、アントンKは次にEF62・EF63・EF64-0へと目を移して撮影計画を立てたことを当時のメモなどから思い起こすことが出来る。実際には、特別これらの電機に偏ることはなく、夜行列車をメインとしたのなら、そのサブ的存在のような計画を練り、行動していたように思う。しかし今にして思えば、これだけの時間を要している割には、大した画像は少なく、自分の中ではいつも変わり映えしないものばかり。常に視点が単純で画一的に思えてしまうのだ。人間的な成熟が未熟と言えばそれまでだが、この歳にして解ることも多いのである。何をどう撮るか、という点において想いが希薄なことが惜しい。今でも言えることなのだが・・ね。

EF62という電機は、生涯個性的な存在で、荷物列車が廃止されるまでの東海道で、ゴハチに代わり荷物列車を牽いたことはご承知の通り。そもそも生い立ちが、信越線ありきであり、碓氷をロクサンとともに越えるための専用電機だった。ロクサンに比べたら、C-C配置の台車もさることながら、柔らかい顔の表情は魅力的であり、数々の目に残る撮影シーンが蘇る。こうして見返すと、やはり一番画像が残っているのは横軽をいくシーンだが、それ以外の信越山線や海線のEF62の走行シーンも今となったは思い出深いものだ。掲載画像は、朝の高崎線を上るEF62の団体列車。もちろん早朝の碓氷を越えてきている。この時代、朝のEF65重連の石油列車とともに数本撮影し、仕事へと向かったもの。大変懐かしく思い出される。

1987-11-20    9302ㇾ  EF6253   12系座敷ナノ  JR東日本/高崎線:北藤岡付近