アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

お座敷三昧の日々

2018-12-26 21:00:00 | 鉄道写真(EL)

クリスマスも終わり、今年も残すところ数日となってきた。振り返れば、アントンKにとって今年は鉄道撮影ではトピックな出来事はなかった。ルーティーンで川崎界隈には年間通して出向いてはいたが、北海道や九州といった遠征での撮影は出来なかった。今年は各地で悲惨な天災が相次ぎ、当然ながら鉄道も大きな影響を受け、撮影どころではなくなったこともアントンKの行動に大きく影響した。今では記録することより、自分の気持ちの方が優先となり、気が進まない時には、無理して動かなくなっている。もう「それなりに」と思える写真は撮影したくなくなった。日常を忘れるくらいの景色に出会い、目の前の情景を残したいと思える場所で時間を問わず撮影できたら、それこそ充実した時間を持てるだろうに・・今年はなかなか叶わなかったが、来年に向けて臨みたいところだ。

現在の心情とは、かけ離れていた時代、お座敷列車が好きで良く撮影に出向いていた頃の写真を掲載。ご存知のように、お座敷やグリーン車の臨時列車がまだ全国に走っていた頃、このスロ62系やスロ81系客車が好きになり、10系寝台車と合わせて撮影を好んで行っていた。単純にグリーン車を示す帯が素敵で憧れていた訳だが、その帯も次第に消されてしまうと、熱が冷めてしまったが、この手の臨時用客車晩年になって、水戸局に「ふれあい」と銘打った81系客車が登場した時は嬉しかった。車体は茶色の塗装になったが、しっかりグリーン帯をまとい、往年のお座敷列車の姿が蘇ったからだ。どのくらいの期間はよくわからないが、可能な限りこのお座敷列車を追った時代。とても懐かしく思い出している。

写真は、両毛線を行く水戸の「ふれあい」。通称ミト座と呼ばれていた。EF5889のけん引もよく見かけたが、アントンKは、このEF65PFとの組み合わせも魅力的に映り、ある意味ゴハチより嬉しかった。現在、そんな気持ちになる列車はあるのかな、と考えるが、なかなか見つけにくくなったことを実感している。

1989-05-19  9636ㇾ  EF651025    81系お座敷列車  JR東日本/両毛線:岩舟付近