アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

極寒の山口線~D51200との出会い

2018-12-09 19:00:00 | 鉄道写真(SL)

急に思い立って山口線へ行ってきた。

週末の日本列島は、今季一番の寒気が入り強い冬型となり、全国的にも気温がグンと下がった。山口線沿線もその影響からか、上空には雪雲が沸き出し、いつ雪が降ってもおかしくない空模様だった。

蒸気機関車撮影の場合、天気や気温が大きく影響を受けると昔友人から聞いてきたが、確かにそれはそうで、天候でほかの鉄道車両よりも作品としての写真構成が決まってくる。それはやはり蒸機には、モクモクした煙が付き物だからだろう。やはり蒸機の煙の色や、形、質、量は重要なファクターとなる訳だ。蒸機撮影が冬場に好まれるのもそのためなのだ。

当日は、朝よりさらに気温が下がり、日中でも2℃がやっとというような真冬そのものだったが、こんな気温だからこそ、蒸機撮影にはベストコンディションと言えるのだろう。カメラを持つ手が寒さでかじかむが、ベストショットを狙って気合を入れる。今回はD51200との初対面で、特徴ある前面を狙った望遠レンズでまずは仕留めたかったため、徳佐付近の定番ポイントに狙いを定めた。雪がちらつき始め、時より吹く北風にヤキモキしながら、しばし待機したが、遠くに上がる煙に胸が高鳴り、目の前に現れたD51200は、怒涛の迫力で迫ってきた。思った以上の煙には満足いったものの、結構な雪が降り、被写体を霞めてしまい想像を越えられなかった。やはり蒸機撮影は難しいことを改めて実感した次第。写真の奥の深さが今は身に染みている。

2018-12   8521ㇾ  SLやまぐち  D51200  JR西日本/山口線:徳佐付近にて