もう日付けも翌日になり、何を書いても公職選挙法に触れることはないだろうから、ブログに書く。
今回、ボクが注目したのはテロで選挙運動中の現職市長が右翼テロで射殺されると言うショッキングな事件が起こった長崎市と、高知の東洋町の町長選挙そしてわが町の市長・市議選だった。
この中で、高知の東洋町が、なぜ注目なのかといえば、東洋町は全国に先駆けて高レベル放射能廃棄物の最終処分場に現職町長が名乗りをあげ、国の認可をも引き出したところだったのだ。これは、国の補助金欲しさにほかならなかった。ほとんど前町長の独断で決められたようなこの決定に小さな町はまっぷたつに割れた。
この「高レベル放射能廃棄物の最終処分場」決定に反対する署名は、ネットで呼び掛けられ、ミク友でもあるセブンがメール署名の呼び掛けをしボクも、署名に応じた(呼び掛け人は東洋町在住のひと)。
そして、前町長は民意を問う意味で辞任し、今回の賛成派、反対派に町が分かれての町長選挙となり、みごと反対派擁立の沢山保太郎候補が当選した。沢山新町長はさっそくにでも、国の認可を返上する作業にとりかかるらしい。
わが町では争点が、駅の傍に計画されたビルの再開発計画の是非に絞られてしまった。市民にまともな広報もないまま推進されてきたこの再開発計画に疑問をもった市民が声をあげ、昨年末にはじめて市の側からの市民に対する説明会が開かれた。「もう決まったことですから、後戻りはできない」という説明に納得のいかない市民が「連絡会」をたちあげ、市民の意志を問う住民投票をとよびかけ、計画の見直しを含める住民投票を行うよう市に求める署名活動をおこなった。そこで集めた署名を市に提出したが、市議会はこれを僅差で否決した。
今回の選挙は、この再開発計画に引退する市長が、業者選定など深く関わっているのではないかと言う疑念からはじまった。それとともに、現市長の意向を組む(後継者的)立候補者と、再開発より福祉をと訴える共産党系の女性候補、そして市民「連絡会」の支援する女性候補と三つ巴で「市長選」が戦われたのだ。
さらに今回は市議会議員選挙も行われ、「市議会」で住民投票をもとめる案件をいともたやすく否決した市議、賛成した市民派の市議に、それぞれ市民の裁断が下るある意味ではスリリングな地方選挙であるはずだった。なのだが、これまた候補者のナマの声もひとことも聞けなかった都知事選(つまり、小さな市ゆえにか演説に来たのかどうかも分からなかった)と同じくどうにも声が届いてこなかった。
「連絡会」の擁立市長候補は「今回の選挙自体が、住民投票です」と危機感をあおったが、なにぶんそこは同市内にある駅のひとつにしかすぎないし、またその駅の西口の個別再開発問題ととらえる市民が多かったのか、結局この再開発問題は、反対および再開発が税金のムダ使いだとする反対派が、市民連絡会擁立候補と共産党(三者とも一応無所属)にわかれて1本化できなかったことが痛かった。負けたことによって、再開発計画自体が市民に容認されたと捉えられることになってしまった。
この問題だけを「争点」とした視野の狭さが、敗因だろう。
さて次ぎに、ボクはどんな顔ぶれに市議がなるのかに注視したい。あるひとりの女性議員が(いつもトップ当選している)よく使うセリフを慣用するなら「ムラ議会」に、新風が吹き込めるのかと思うからだ(候補者個々には立ち入らない)。
「住民投票要求署名」の運動は、おもわぬ副産物も生んだ。この活動を通じてエンパワーメントされた主婦が市議に立候補したり、グルメブログの主催者が立候補したりと、どこか都知事選の泡沫候補の面白ささえ感じる顔ぶれとなった今回の市議会議員選挙だったからだ。
今回、ボクが注目したのはテロで選挙運動中の現職市長が右翼テロで射殺されると言うショッキングな事件が起こった長崎市と、高知の東洋町の町長選挙そしてわが町の市長・市議選だった。
この中で、高知の東洋町が、なぜ注目なのかといえば、東洋町は全国に先駆けて高レベル放射能廃棄物の最終処分場に現職町長が名乗りをあげ、国の認可をも引き出したところだったのだ。これは、国の補助金欲しさにほかならなかった。ほとんど前町長の独断で決められたようなこの決定に小さな町はまっぷたつに割れた。
この「高レベル放射能廃棄物の最終処分場」決定に反対する署名は、ネットで呼び掛けられ、ミク友でもあるセブンがメール署名の呼び掛けをしボクも、署名に応じた(呼び掛け人は東洋町在住のひと)。
そして、前町長は民意を問う意味で辞任し、今回の賛成派、反対派に町が分かれての町長選挙となり、みごと反対派擁立の沢山保太郎候補が当選した。沢山新町長はさっそくにでも、国の認可を返上する作業にとりかかるらしい。
わが町では争点が、駅の傍に計画されたビルの再開発計画の是非に絞られてしまった。市民にまともな広報もないまま推進されてきたこの再開発計画に疑問をもった市民が声をあげ、昨年末にはじめて市の側からの市民に対する説明会が開かれた。「もう決まったことですから、後戻りはできない」という説明に納得のいかない市民が「連絡会」をたちあげ、市民の意志を問う住民投票をとよびかけ、計画の見直しを含める住民投票を行うよう市に求める署名活動をおこなった。そこで集めた署名を市に提出したが、市議会はこれを僅差で否決した。
今回の選挙は、この再開発計画に引退する市長が、業者選定など深く関わっているのではないかと言う疑念からはじまった。それとともに、現市長の意向を組む(後継者的)立候補者と、再開発より福祉をと訴える共産党系の女性候補、そして市民「連絡会」の支援する女性候補と三つ巴で「市長選」が戦われたのだ。
さらに今回は市議会議員選挙も行われ、「市議会」で住民投票をもとめる案件をいともたやすく否決した市議、賛成した市民派の市議に、それぞれ市民の裁断が下るある意味ではスリリングな地方選挙であるはずだった。なのだが、これまた候補者のナマの声もひとことも聞けなかった都知事選(つまり、小さな市ゆえにか演説に来たのかどうかも分からなかった)と同じくどうにも声が届いてこなかった。
「連絡会」の擁立市長候補は「今回の選挙自体が、住民投票です」と危機感をあおったが、なにぶんそこは同市内にある駅のひとつにしかすぎないし、またその駅の西口の個別再開発問題ととらえる市民が多かったのか、結局この再開発問題は、反対および再開発が税金のムダ使いだとする反対派が、市民連絡会擁立候補と共産党(三者とも一応無所属)にわかれて1本化できなかったことが痛かった。負けたことによって、再開発計画自体が市民に容認されたと捉えられることになってしまった。
この問題だけを「争点」とした視野の狭さが、敗因だろう。
さて次ぎに、ボクはどんな顔ぶれに市議がなるのかに注視したい。あるひとりの女性議員が(いつもトップ当選している)よく使うセリフを慣用するなら「ムラ議会」に、新風が吹き込めるのかと思うからだ(候補者個々には立ち入らない)。
「住民投票要求署名」の運動は、おもわぬ副産物も生んだ。この活動を通じてエンパワーメントされた主婦が市議に立候補したり、グルメブログの主催者が立候補したりと、どこか都知事選の泡沫候補の面白ささえ感じる顔ぶれとなった今回の市議会議員選挙だったからだ。
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