ひとから見たらきっとボクもたくさんの奇妙なことをしているに違いないから(たとえば、ポエトリー・リィディングやうたのオープンマイクを主宰したり……、歌も歌わないのにマイクの前に立ったり……(笑))、他人(ひと)のことはとやかく言えないと思っているが、先日奇妙なことをしているひとを見かけた。
そのひとは、道に吹き溜まっている散った桜のはなびらを集めていた。それも、どうやら表面の綺麗なものを集めているらしい。
いや、もちろんボクは無知だから桜のはなびらでたとえば、色が出せたり、香りが料理に使えたりできるのかも知れないが、そのひとの集めるはなびらの用途は皆目見当がつかなかった。
ボクが大好きな秋の香りである金木犀でポプリを作ろうとして、いまだ成功したためしがないように、桜のはなびらで、もしかしたら桜のポプリや驚くようなものが作れるのかも知れない。
それとも、娘が思いついたように桜のはなびらで枯れ木に花を咲かすエキスが抽出できるのかも知れない。そのような「花咲か爺」のような花のエキスを作れるものなら、作って欲しいものだ。東京都知事を落選したドクター中松にもがんばってもらいたい分野である。
そう言えば、物語の「花咲か爺」は、わが子同然に可愛がっていた犬の屍骸(が転生した樹木から作った臼)の灰を撒くと言うもので、もともとはその愛犬の遺骨の上に樹木を植えるという、どこか樹木葬のような説話の展開だったはずだ。だとすれば、この民間に伝わる昔話はみごとに死と再生そして転生の物語ではあるまいか?
それに、ボクらが桜として代表的にイメージするソメイヨシノは江戸時代に豊島区の染井に住む植木職人がエドヒガンとオオシマザクラを交配させて人工的に作った桜の樹木だそうで、ソメイヨシノという種はクーロンのようにもともとは1本の樹木を挿し木して増やしていったものだそうだ。
ソメイヨシノの美しさは、むしろその生命力の薄さにあるようで、梶井基次郎がその根の下には屍体が埋まっていると看破したのには理由がある。ソメイヨシノはその生命力の薄さゆえ、クーロン生殖の欠点をたくさんもっているらしい。単性生殖は遺伝的には弱々しい生き物だ。
ソメイヨシノは若葉よりも先に花をつける。運良く結実しても、その実が発芽するにまでは至らないそうだ。ソメイヨシノはそれ自体ゾンビのような花なのだ。
そのひとは、道に吹き溜まっている散った桜のはなびらを集めていた。それも、どうやら表面の綺麗なものを集めているらしい。
いや、もちろんボクは無知だから桜のはなびらでたとえば、色が出せたり、香りが料理に使えたりできるのかも知れないが、そのひとの集めるはなびらの用途は皆目見当がつかなかった。
ボクが大好きな秋の香りである金木犀でポプリを作ろうとして、いまだ成功したためしがないように、桜のはなびらで、もしかしたら桜のポプリや驚くようなものが作れるのかも知れない。
それとも、娘が思いついたように桜のはなびらで枯れ木に花を咲かすエキスが抽出できるのかも知れない。そのような「花咲か爺」のような花のエキスを作れるものなら、作って欲しいものだ。東京都知事を落選したドクター中松にもがんばってもらいたい分野である。
そう言えば、物語の「花咲か爺」は、わが子同然に可愛がっていた犬の屍骸(が転生した樹木から作った臼)の灰を撒くと言うもので、もともとはその愛犬の遺骨の上に樹木を植えるという、どこか樹木葬のような説話の展開だったはずだ。だとすれば、この民間に伝わる昔話はみごとに死と再生そして転生の物語ではあるまいか?
それに、ボクらが桜として代表的にイメージするソメイヨシノは江戸時代に豊島区の染井に住む植木職人がエドヒガンとオオシマザクラを交配させて人工的に作った桜の樹木だそうで、ソメイヨシノという種はクーロンのようにもともとは1本の樹木を挿し木して増やしていったものだそうだ。
ソメイヨシノの美しさは、むしろその生命力の薄さにあるようで、梶井基次郎がその根の下には屍体が埋まっていると看破したのには理由がある。ソメイヨシノはその生命力の薄さゆえ、クーロン生殖の欠点をたくさんもっているらしい。単性生殖は遺伝的には弱々しい生き物だ。
ソメイヨシノは若葉よりも先に花をつける。運良く結実しても、その実が発芽するにまでは至らないそうだ。ソメイヨシノはそれ自体ゾンビのような花なのだ。
今年も集めたいと思っています。
何のため?
ポプリじゃないですねー。自分の場合。
花びらというより花そのものを集めて水洗い~軽く乾かし、塩漬け。
冷蔵庫に入れ保存すると1年は保ちます。
お正月に水洗いしてお茶に入れればお茶に桜が咲きます。
料理に入れても良いですし、香りも残っていますよ。
桜餅、道明寺の桜の葉の塩漬けの花版と思っていただければよろしいかと。
桜の花の塩漬けの精進料理が出るそうです。
楽しみですね。
でも、桜湯ははなびらではなく弁までふくめた「花」というか、「花弁」だよね。だからこそ、湯を注げばそこに春が匂い立つ。すこし塩っぱいのが玉に傷だけど、「風雅」だよね!
でも、はなびらだけで「桜湯」ができるのかな?
でも、はなびらが浮かぶのも風流かも!
桜餅や道明寺となるとこれは葉のみだが(ボクは和菓子党で、この手の和のスウィートが大好き!)、あの匂いはたまらない。あ、柏餅も好き(笑)!
(結局甘いものの話になってしまった(爆)!)
和尚にはメールを打ちましたが、今回はボクだけ参加できないのですよ。
まいったなぁ。その精進料理とても興味があるのに!
流行
で悟った3回かかったぜ書くのに
悟ったヤツはいない
はやり(流行)で知った
3回も試行錯誤してやっと書き込みができた
ここに「電脳風月堂交流BBS」のような、オンラインポエトリーでなじみになったひとはひとりもいない
と、大体こういう意味だろう?
>はやり(流行)で悟った
こいつの意味がわからない。
もしかして「流行通信」にでも、この「風雅遁走!」のアドレスが掲載されていたとか?
もっとも、「流行通信」ってまだあるのかな?
(と書いたらこの4月号から女性誌としてリニューアル創刊されたそうだ。偶然!)