風雅遁走!(ふうがとんそう)

引っ越し版!フーガは遁走曲と訳される。いったい何処へ逃げると言うのか? また、風雅は詩歌の道のことであるという。

2007年を振り返って……

2007-12-31 17:24:56 | コラムなこむら返し
 「サマー・オブ・ラブ」40周年を宣言することからはじまった2007年も今日で終わりだ。その割には、まつり参加も、開催もやや不調だったかもしれない。しかし、来年(と言っても、あとわずか数時間だが)は期待できそうだ。なにかが、起こる(笑)。

 40年という時間は、長いようで短かった。心情的にはあの頃と、何ほども変わっていないような気がする。とは言え肉体的な経年劣化はこれはどうしようもない(笑)。老いを意識していないと言えばウソになるが、あの若々しかった十代の肉体とは比べ物にならない。時間は熟成と、老いを確実に与える(もっとも、熟成の方もボクには怪しいものだが……)。

 今年参加したイベントで、楽しく印象に残っているのは「ひかりまつり」と「はらっぱまつり」である。「ひかりまつり」への参加は舞踏家3人、ミュージシャン3人に混じって口上(という名のポエトリー・リィディング)を述べると言うものだったが、藤野の町なかで門付をするという試みは野心的で、面白かった。もっとも、これは藤野在住のピアニストKYOUさんの根回しがあればこそだったのだけれど……。

 復活して2回めの「はらっぱまつり」には「JUNCOCO」という名前で2回めの出店だった。「やすらからすや」との2店共同出店で7名くらいで参加した。たった1日で、搬入撤去というのはもったいなかった。ぜひとも、来年からはせめて2日ほどの開催を望みます。

 今年E.G.P.P.で取り上げたテーマでパフォーマンス的にも「はまった」なぁという感想は、5月の寺山修司、10月のチェ・ゲバラ、12月の中原中也だったと思う。寺山修司は、まるで降ろした(イタコが降霊するように)ような気がしたし、ゲバラと、中也は機会があれば再演したい。

 ということで、本年もみなさんに支えられお世話になりました。また新しい年もよろしくお願いします。
 みなさんに良い新年が、訪れますように!