風雅遁走!(ふうがとんそう)

引っ越し版!フーガは遁走曲と訳される。いったい何処へ逃げると言うのか? また、風雅は詩歌の道のことであるという。

少年ダダ 中原中也/イベント・レポート

2007-12-21 23:46:58 | アート・文化
Dadaboy_4 7日、本年最後でもっとも小さい(笑)「中原中也生誕100年」をテーマとしたイベントだったオープンマイク・イベント「E.G.P.P.100/Step77/少年ダダ??中原中也」は、翌8日が命日であるジョン・レノンの追悼の意味も含めて幕間には、『ダブル・ファンタジー』や『シーズン・オブ・グラス』『ジョン・レノン・ベスト』などのアナログレコードを流しながら、闊達に、吹けば飛ぶような規模で行われた(笑)。他に音源として用意したのは、山口の「中原中也記念館」から取り寄せた『復活・スルヤ演奏會'97』、『中也ソングブック/サーカス』であった。これらの音源は、ひそかにBGMとして朗読のバックに流したりした。

 オープンマイクへのエントリーは8名。普段よりやや少なめだったが、それでもひとり当たりの持ち時間がたっぷりとあるのが、この「E.G.P.P.」というオープンマイクイベントの特色でもある(適正規模はエントリー12名くらいと考えています)。これを月例定例イベントとしてオーディエンス含めて30名ほどの規模にして、あと2年のうちに(あと2年で当初目標の100回を達成するからです。なにごともなければ、連続開催第100回目は2009年11月に迎えるはずです!)誰かにバトンタッチするというのが、ボクの目標になっています。それは、もうほとんどカウントダウンだと言ってもいいでしょう。
 このような覚悟で、あと23回をたましいを込めてやろうと思っているのです。

 そう、想像しなさい! ポエトリー・イベント「E.G.P.P.100」に、100人規模のお客さんと参加者が集まってくる光景を! です(笑)。

 さて、そうは言っても毎回決して気を抜かないテーマですが、今回の中原中也は6月からの持ち越しと言ってもいいテーマだったので、一層気が抜けませんでした。
 今年になってボクはこれまで、寺山修司(5月)、フリーダ・カーロ(7月)、ガーシュイン(死後70年、9月)、チェ・ゲバラ(10月)と「20分でわかる評伝シリーズ」みたいな講談(笑)の要素のたっぷりと入ったシリーズを積み重ねてきた。そして12月に中原中也をとりあげて締めくくりとした訳だった。
 とりわけ中也に関しては、この6月にまるまる20日間もかけてこのブログで書き継ぎ格闘してきた。自負とは違って今となっては不満も残るが、現時点での「少年ダダイスト中原中也」に対する認識はそこで書き切った。生誕100年目の今年2007年にそのような作業ができたことは、ボクにとっても幸運だったと思っています。
 今年一年、このオープンマイクに参加し、つきあってくれた方々に感謝の言葉もありません。そして、会場を提供してくれている新大久保『水族館』のマスターにも感謝します。

 来年2008年はこの会場『水族館』の新年度の口開きの日、正月も松の内のあけない4日(第1金曜日)に開幕します。2008年もどうぞよろしくお願いいたします。
 新春4日のテーマは、干支にちなんで「ねずみ男(もん)/花のお江戸に義賊出没!」(仮題)というものになると思います。テーマにちなんで、和太鼓奏者の出演を要請します。どなたかいらっしゃいませんか?
 では、2週間後には年も明けています。4日にお会いしましょう!

(写真10)中原中也の写真からあおった少年ダダイスト(に扮するフーゲツのJUN)。
(写真2~10)カメラ:13号倉庫さん。いつもお願いしてばかりでお世話様です。