みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

聖香油ミサ

2008-03-19 20:00:00 | Everyday is special
きょうは聖香油のミサが水戸教会でありました。

司教主司式のこのミサの中で、洗礼や堅信、叙階の秘跡のための聖香油、洗礼志願者の油、病者の油の3つが聖別されます。

油はいずれもオリーブオイルですが、聖香油には、その名の通り香料が入っていて、通常は「バルサム」というものが使われるそうです。

病者の塗油の秘跡に使う油だけは、ミサの中の奉献文の中で聖別されるのが特徴です。
他の2つの油は、拝領祈願の終わった後で聖別されます。

このときに聖別された油は、各小教区に大切に持って帰られ、これから1年間使われることになります。

聖香油のミサは、本来は聖木曜日の午前中に行われるものですが、教区によっては地理的な理由で他の曜日に移されます。さいたま教区の場合は、毎年水曜日に行われています。

というのも、このミサは、教区内のすべての司祭ができるだけ参加して共同司式することになっていて、そこで司教を囲む司祭の一致があらわされ、また、司祭の叙階のときの約束の更新がなされるからです。

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全能の神よ、
御子キリストに選ばれた私たち司祭が、
あなたのことばと秘跡によって人々に仕え、
与えられた使命を、
恵みによって果たすことができますように。
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きょうは、さいたま教区の2名の神学生の「司祭助祭候補者認定式」も行われました。

「あなたたちのうちに神が始めてくださったことを、神ご自身が完成してくださいますように」と司教が祈ります。

ぼくも、自分が司祭に叙階された水戸教会の聖堂で、神さまご自身がぼくの中で始めてくださったことが、神さまご自身によって完成されますようにと、また、自分がその妨げになりませんようにと、思いを新たにしてきました。

写真は、今朝の友部修道院にて。