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1721年製ヴァイオリン「レディ・ブラント」が復興支援のためにオークションに! 

2011年06月22日 | クラッシック
3.11復興支援のために、日本音楽財団が所有していた名器「」をロンドンのオークションに出品して、購入時の約11.7倍の980万80000ポンド(日本円で12億7500万円)で落札されたそうです。

このバイオリンは、バイオリンの名器「ストラディバリウス」であり、1721年(今から290年前)に製作され、詩人バイロンの孫娘が所有していたそうです

このオークションのでは、事前に収益全額を日本音楽財団関連の日本財団の東日本大震災支援基金に寄付すると告知していたそうです。

今回の落札は、ストラディバリウスの公開落札価格では、過去最高を四倍以上更新したそうです。

詳しくは、東京新聞「12億7500万円 名器落札 音楽財団出品 全額震災に寄付」2011年6月22日 夕刊をご参照ください。

また、日本音楽財団では、そのほかにも沢山のバイオリンを保有して、貸与事業を展開しておりました。日本財団楽器貸与事業をご覧ください。

今回のオークションに先立ち、4月28日に売却することを日本音楽財団の塩見理事長からの発表がありました。

なんと、素早い対応だと思います。
このバイオリンがまた誰かに貸与されて、世界のどこかで、素晴らしい音色を奏でられ、癒された方々が、復興のためにさらに寄付が募ることをねがっております。


くしくも本日(6月22日)、赤坂にある日本財団の「ランチタイムコンサート」で、バイオリンのコンサートがありました。

まだ芸大に入学したての若いバイオリニスト「澁谷伶奈」さんですが、本日のコンサートのチラシのタイトルには、
第180回ランチタイムコンサート
「澁谷伶奈 ヴァイオリンコンサート~6月に吹くヴィルトゥオーゾの風~」

とありました。
ピアノ伴奏は、芸大同級生の鐵 百合奈さんでした。

もう、180回を数えるランチタイムコンサートは、霞ヶ関、虎ノ門、赤坂界隈に勤める耳の肥えた方々を堪能させてくれております。

本日は、夏至の暑いお昼からでしたが、窓の外の木々の揺らぎと木漏れ日に映し出された「澁谷伶奈」さんは、6月に吹くヴィルトゥオーゾの風そのものでした。

最後のワックスマン作曲の『カルメン幻想曲』は、10年後に大人になってたくましく演奏家として成長した音色を今から楽しみにしております。




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