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17日のバイオリンの曲目解説

2011年07月15日 | クラッシック
7月17日の八王子のオリンパスホールで行われる「東日本大震災復興支援チャリティ ビルマン聡平 ヴァイオリンコンサート」のプログラムの予定です。
バイオリンとピアノの曲は、いずれも皆さん大変ご存知の曲だと思います。


第1部 バイオリン ビルマン聡平 ピアノ伴奏 中山博之
G線上のアリア  ……………………… バッハ
無伴奏ヴァイオリンソナタ  ………… イザイ
創作主題による変奏曲  ……………… ウィニヤフスキー
愛の喜び・愛の悲しみ  ……………… クライスラー
シャコンヌ  …………………………… ヴィターリ


第2部
金子みすゞ詩集「ほしとたんぽぽ」より ソプラノ 齊藤由恵
 わたしとことりとすずと
 こだまでしょうか     ……… 中田喜直 作曲
 ほしとたんぽぽ

ピアノ独奏 中山博之
ラ・カンパネラ  …………………  リスト
優雅な小犬のワルツ  ……………  ショパン

タイスの瞑想曲  …………………… マスネー
ツィゴイネルワイゼン  ……………サラサーテ


この内、第1曲目の解説を少しいたします。

バッハ作曲 「G線上のアリア」
 このG線上のアリアは、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの《管弦楽組曲第3番》のうち、「アリア」楽章に付けられた愛称であります。
 愛称の由来は、19世紀後半になってアウグスト・ウィルヘルミが、ニ長調からハ長調に移調させると、この曲がヴァイオリンのG線のみで演奏可能なことに気づき、ヴァイオリン独奏用にそのような編曲を施したことにさかのぼるそうです。詳細はWikipediaごらんください

この曲を最初に選んだのは、4月月10日に東京文化会館で行われた演奏会での指揮者ズービン・メータ氏のコメントに感動したからです。
ズ-ビン・メーターは、合唱の演奏会の前に、このように語りました。
「皆様、本日の演奏会を始める前に(震災により)命を落とされた方々、そして未だ苦しんでいるたくさんの方々のために黙祷を捧げたいと思いますのでご起立願います。

平和と友愛のメッセージがこめられたベートーベンの作品を始める前に、亡くなった方々への追悼としてバッハの「G線上のアリア」を演奏します。

こうしてオーケストラと合唱の仲間たちに迎えられ、ここにいる皆様と、そしてこのような大きな困難に立ち向かう日本の方々の姿に深い感銘を受けた世界中の大勢の人たちと共に、この機会を共有できることを光栄に思います。まさに桜が満開となる今日、避難所でいまだ闘っている東北の被災者の方々が、一年後そしてそれ以降も一生、桜を楽しむことができるようになっていることを祈るばかりです。今日、私たちは被災者の方々、そしてそのご家族やペットのことを考え、彼らの無事を祈ります。

ではバッハの「G線上のアリア」から始めますが、被災者の方々への配慮として演奏後の拍手はお控え下さい。」

そして、哀悼の意を込めたG線上のアリアが演奏されました。

メータ氏の紹介はこちらをごらんください

この第9の演奏会の感動は沢山の方々のブログでの紹介がありますが。
フリーアナウンサでコンサートソムリエと名乗っている「浅岡聡さんのブログ」と「聖徳大学で音楽学を教えていらっしゃる「山本まり子先生のブログ」が目にとまりましたので、ごらんください。

当日も、バイオリニストのビルマンさんは哀悼の意をこめて、被災地の方々にとどくように、演奏することでしょう。
 

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