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音楽日記(宮沢賢治の没後80年)。牧歌です。

2013年09月21日 | クラッシック
おはようございます。9月21日(土曜日)、朝陽が差し込むすがすがしい朝です。昨夜、長崎より帰京しました。十六夜月がフライト中みれました。

本日は、宮沢賢治の命日です(1896年(明治29年)8月27日 - 1933年(昭和8年)9月21日))。没後80年です。日本の詩人、童話作家。
by Wikipedia

Strong in the rain Strong in the wind ・・・
(雨ニモマケズ、風ニモマケズ・・・)
東工大世界文明センター長のロジャー・パルバースさんが賢治の詩集を英訳して野間文芸翻訳賞を受賞したそうです。

本日の宮沢賢治です。

「牧歌」です。これはたった三つの音でできているメロディーです。
西洋音楽の「牧歌(Pastorale)」の通例を踏襲して、ヘ長調で記譜されています。
 
ド・レ・ミという三つの音だけから成り立っており、民謡のようでありながら、また幻想的でもあります。

 北上山中の種山ヶ原は、賢治が愛していた場所のひとつで、いろいろな作品の舞台となっています。短篇「種山ヶ原」のなかではその気候について、「実にこの高原の続きこそは、東の海の側からと、西の方からとの風や湿気のお定まりのぶっつかり場所でしたから、雲や雨や雷や霧は、いつでももうすぐ起って来るのでした」と描写しています。

一度訪れてみたい場所のひとつです。

宮沢賢治への旅  イーハトーヴ交響曲   種山ヶ原の牧歌
http://www.youtube.com/watch?v=KJAEFV0o9tw


歌詞
種山ヶ原の、雲の中(なが)で刈った草は、
どごさが置いだが、忘れだ、雨ぁふる、

種山ヶ原のせ高(だが)の芒(すすぎ)あざみ、
刈ってで置ぎわすれで雨ふる、雨(あめぁ)ふる

種山ヶ原の 霧の中(なが)で刈った草さ
わすれ草も入(はえ)ったが、忘れだ 雨(あめぁ)ふる

種山ヶ原の置ぎわすれの草のたばは
どごがの長嶺(ながね)で ぬれでる ぬれでる

種山ヶ原の 長嶺さ置いだ草は
雲に持ってがれで 無ぐなる無ぐなる

種山ヶ原の 長嶺の上の雲を
ぼっかげで見れば 無ぐなる無ぐなる