A・Lohas・Ness

自然と共に楽しい知的なライフスタイルを提案します!

Mt.Fuji 高度1万mの機内からの眺め

2011年06月28日 | トレッキング
先日、出張で長崎に行ってきました。
今回は、座席を左側とし、16時発のANA667便としました。
台風の影響で長崎空港視界不良のため、福岡空港に変更となることを了承させられてのフライトでした。

羽田空港は曇り、滑走路をすべるように飛び立ち、雲の上に突き抜けると、青空!
もしかしたら、今回は富士山大丈夫かな?と思った瞬間、機内の小さな窓前方をみると、左目でのみ富士山の姿をとらえました。

久々に、機内から富士山噴火口を拝むことができました。

その富士山の勇士です。
富士山には少し雪が残っており、富士吉田口登山道がはっきり確認できました。
今年は、頂上のお鉢めぐりを実行する予定です。




『金子みすゞ』さんの詩にどれだけ作曲されているか?

2011年06月24日 | Weblog
金子みすゞさんの詩は、あの大正期を代表する童謡詩人と称された『西条八十先生」が『若き童謡詩人の巨星』とまで称賛され、認めておりました。

いろいろ探しておりましたら、偶然にこんなサイトがありました。

「詩と音楽を愛する人のためのデータベース」というサイトで、この中に詩人別として
『金子みすゞ』さんの詩にどれだけ作曲されているかが掲載されておりました。
このサイトは、管理人Scaffale(安藤龍明)で、並大抵な調査ではないと思います。
ほんとうに頭がさがります。

興味があるかたは、
金子みすゞさん誰がどの詩に作曲したか をどうぞ。

これから沢山の作曲家により、金子みすゞさんの詩に曲をつけて旅たつことを祈っております。

やはり、誰でも口ずさむことができる曲が生まれると、うれしいですね♪

1721年製ヴァイオリン「レディ・ブラント」が復興支援のためにオークションに! 

2011年06月22日 | クラッシック
3.11復興支援のために、日本音楽財団が所有していた名器「」をロンドンのオークションに出品して、購入時の約11.7倍の980万80000ポンド(日本円で12億7500万円)で落札されたそうです。

このバイオリンは、バイオリンの名器「ストラディバリウス」であり、1721年(今から290年前)に製作され、詩人バイロンの孫娘が所有していたそうです

このオークションのでは、事前に収益全額を日本音楽財団関連の日本財団の東日本大震災支援基金に寄付すると告知していたそうです。

今回の落札は、ストラディバリウスの公開落札価格では、過去最高を四倍以上更新したそうです。

詳しくは、東京新聞「12億7500万円 名器落札 音楽財団出品 全額震災に寄付」2011年6月22日 夕刊をご参照ください。

また、日本音楽財団では、そのほかにも沢山のバイオリンを保有して、貸与事業を展開しておりました。日本財団楽器貸与事業をご覧ください。

今回のオークションに先立ち、4月28日に売却することを日本音楽財団の塩見理事長からの発表がありました。

なんと、素早い対応だと思います。
このバイオリンがまた誰かに貸与されて、世界のどこかで、素晴らしい音色を奏でられ、癒された方々が、復興のためにさらに寄付が募ることをねがっております。


くしくも本日(6月22日)、赤坂にある日本財団の「ランチタイムコンサート」で、バイオリンのコンサートがありました。

まだ芸大に入学したての若いバイオリニスト「澁谷伶奈」さんですが、本日のコンサートのチラシのタイトルには、
第180回ランチタイムコンサート
「澁谷伶奈 ヴァイオリンコンサート~6月に吹くヴィルトゥオーゾの風~」

とありました。
ピアノ伴奏は、芸大同級生の鐵 百合奈さんでした。

もう、180回を数えるランチタイムコンサートは、霞ヶ関、虎ノ門、赤坂界隈に勤める耳の肥えた方々を堪能させてくれております。

本日は、夏至の暑いお昼からでしたが、窓の外の木々の揺らぎと木漏れ日に映し出された「澁谷伶奈」さんは、6月に吹くヴィルトゥオーゾの風そのものでした。

最後のワックスマン作曲の『カルメン幻想曲』は、10年後に大人になってたくましく演奏家として成長した音色を今から楽しみにしております。




『星とたんぽぽ』 金子みすゞ 詩、中田喜直作曲

2011年06月22日 | クラッシック
来月(7月17日)に八王子のオリンパスホールで行われる「東日本大震災復興支援チャリティ ビルマン聡平 ヴァイオリンコンサート
では、『星とたんぽぽ』 も演奏する予定です。

童謡歌曲集「ほしとたんぽぽ」(1991刊)のタイトル曲、「星とたんぽぽ」はこんな詩です。
なお、原詩は、漢字の「星」ですが、作曲家の氏はタイトルを「ほし」としております。


**********

青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまでしずんでる、
昼のお星は目に見えぬ
見えぬものでもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
 
ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきにだあまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根は目に見えぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。

 
************

深い深い内容の詩ですね。
現実に目の前に見えているものだけではなく、目の前にみえてなくとも見えるものがあるという科学的に実証されている詩でもあります。

その昔、皆既日食のときに、星や月が見えるのが自然の神秘と思ってましたが、科学が発達した現代では、もはや当たり前のこと。

でも、金子みすゞさんが生きた時代では、この詩の深さを素直に理解できなかったのではと、思います。

なんといっても最初の「空」に「底」があるという発想は、凡人には到底およびません。感性のなせるわざですね。

祈りも全くみえませんが、やはりみえるのでしょう。

世界の皆さんからの沢山の思いは、その形がみえまないものの、皆一日もはやい復興を願って祈ってます。

新井俊一先生(Mr.Toshikazu Arai)による”Stars and Dandelions”「ほしとたんぽぽ (英語、日本語)」はこちらです。




みんなちがって、みんないい 「金子みすゞ」作詞、「中田喜直」作曲

2011年06月19日 | クラッシック
昨日(6/18)は、日野市立第4小学校で、 「東日本大震災チャリティー ハーモニーコンサート」が行なわれました。
詳しくはこちらのPrezzemolinaのブログにあります。

戦後、NHK「ラジオ歌謡」により、生まれた曲に、「めだかの学校」、「小さい秋見つけた」、「雪の降るまちを」、それから「夏の思い出」、など、誰もが口ずさむことができる童謡を作曲したのが、中田喜直先生です。

昨日の、「こだまでしょうか」に引き続き『私と小鳥と鈴と』のご紹介です。
この曲は、「ほしとたんぽぽ」という歌曲集に掲載されております。
先生は、長門市の市歌の依頼を受け、金子みすゞの生まれた場所を訪れ、沢山の詩集から14の詩に曲想をつけております。




-- 私と小鳥と鈴と -- 

金子みすゞ


私が両手をひろげても、

お空はちっとも飛べないが、

飛べる小鳥は私のように、

地面(じべた)

を速くは走れない。


私がからだをゆすっても、

きれいな音は出ないけど、

あの鳴る鈴は私のように、

たくさんな唄は知らないよ。


鈴と、小鳥と、それから私、

みんなちがって、みんないい。

鈴と、小鳥と、それから私、

みんなちがって、みんないい。


みんなちがって、みんないい。



************

明治・大正時代の一律な価値観を押し付けられる教育のなかで、各々の価値観、対極の価値観があっても、お互いを認め合う自由のすばらしさを歌っているような気がいたします。
現代は、個人の多様性を認めておりますが、それぞれを尊敬しあう心をさらに持ちたいと思います。

3.11大震災から100日が経過しました 『こだまでしょうか』

2011年06月18日 | クラッシック
あの、大惨事から、「100日」がたちました。
ついに、震災発生日から二桁ではなく、三桁に突入してしまいました。
被災されている方々の健康をお祈りしております。

あの日、生まれた赤ちゃんのお名前には、「希望の【希】」、「明るいの【明】」、「愛」、「心」の文字が、多くつけられていると、先日ご紹介した本「PRAY FOR JAPAN 3.11 世界中が祈り始めた日」にありました(82頁)。

あれから、すくすくご成長されたことと思います。
被災地での復興には、現実をみればみるほど、息の長い長い支援が必要になっておりますが、未来に向けてがんばってまいりましょう。

今回の震災は、いえ全ての震災や災害は決して風化させてはいけません。

いつまでもというよりも永遠にです。
でも、一人一人できることは限られておりますが、できることの支援の手をさしのべていきましょう。

音楽家はコンサートで生の演奏を通じて、演奏会にいらして来た方々に、音楽の偉大なる感動を身体全体にシャワーのように浴びせて、至福のときをすごしていただき、そして明日への活力を少しでも感じていただけるように、頑張っております。

先に、ご紹介したビルマン聡平さんも、来月17日(日曜日)に、八王子のオリンパスホールで演奏したします。
その演奏会に、家内も参加いたします。

家内は、金子みすゞさんの詞に、作曲家の中田喜直氏が曲をつけた歌曲集の中から数曲を歌います。

以前から家内は金子みすゞさんの曲をコンサートで歌っておりましたが、今回の震災で、そのうちの一曲が、ACのCMで毎日流れてきて、びっくりしておりました。

そうです。
皆様よくご存知の『こだまでしょうか』という詩です。
詩の内容は大変深いものがあります。

*********

「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。

「馬鹿」っていうと
「馬鹿」っていう。

「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう。

そうして、あとで
さみしくなって、

「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。

こだまでしょうか、
いいえ、誰でも。


***********

ここで、遊ぼうという漢字には、ルビがあり、「アスボ」というそうです。

山口県出身の方にお聞きしたら、子供言葉ということです。

ただし、「す」の発音のときに、唇をすぼめて前に出してはっきり「す」と発音すると、少し違和感があるみたいです。

「あ」の次に唇の形はそのままで、歯をかみ合わせて「す」を発音するようなイメージとのことです。


とても素直な曲奏です。是非コンサートにお越しになり、生でお聞きください。

ビルマンさんのHPはこちらです。また、家内のブログはこちらです。

金子みすゞさんについては、こちらをどうぞ

童謡詩人 金子みすゞ

PRAY FOR JAPAN 3.11 世界中が祈り始めた日 が本になりました!

2011年06月10日 | Weblog
ふと立ち寄った本屋で、見慣れた「PRAY FOR JAPAN 」の文字が表紙になっている本を手にとった。

PRAY FOR JAPAN 3.11 世界中が祈り始めた日

数ページめくって、もう目頭があつくなった。

漢字の大丈夫は「人が3人も集まっているから!」とか・・・・!

3.11震災から12分後に、届き始めた、海外国内からの祈りのメッセージの一部が収録されております。
2011.3.11.14時58分に、日本のために祈る(prayforjapan)との投稿があり、この投稿後、24時間でなんと数十万件の祈りの言葉や応援メッセージが寄せられたそうです。

もうすぐ、3ヶ月になります。皆様も是非購入して、この震災があった直後をもう一度確認してください。

全く改善していない生活を送っている皆様には本当に頭が下がりますが、もう少しだけ踏ん張ってください。世界中で皆さんを応援しております。

音楽家は音楽で、作家は文筆で、そして一般の方々は心に復興を願って、この瞬間も祈っております。

また、普通に生活できる皆さんは、2011.4.2のブログで、NYのジュリアーニ市長が述べた、普段通りの生活を送るとともに、被災地の方々のことを思い、チャリティーに参加したり、チャリティーの演奏会や、講演に足を運んでみて、直接何かにかかわってみてください。





ヴァイオリニスト ビルマン聡平さん(Mr.Souhei Birmann)の魂のシャコンヌ

2011年06月03日 | クラッシック
今夜(6月3日)、すみだトリフォニーで、東日本震災チャリティコンサートが開催されました。

今回は、ヴァイオリニスト ビルマン聡平さん(Mr.Souhei Birmann)のリサイタルで、3.11震災で犠牲になられた方々への追悼の曲として選曲されたそうです。

以前、ビルマンさんのヴァイオリンを拝聴し、コンサートホールで聴きたいと思っておりましたが、今回日程があい、演奏会場に伺いました。

ビルマンさんは、小学校のときに、神戸震災を体験し、今回の東日本大震災については、誰よりも心を痛めており、チャリティーの演奏会の折々でお話をされておりました。

今回もご自身の体験と、祈りをこめて、魂のシャコンヌを弾きあげました。

演奏会場を超えて、被災地まで祈りが届いたことと思います。

ビルマンさんのHPはこちらからです。
このHPでは、ビルマンさんの演奏を聴くこともできますよ。



現在、日野市の小学校、中学校を訪ねて、復興支援のチャリティコンサートを行っております。

そして、7月17日には、八王子のオリンパスホールで、「東日本大震災復興支援チャリティ ビルマン聡平 ヴァイオリンコンサート」を行うそうです。
是非生演奏で、魂のシャコンヌをお聴きになってください。小学生・中学生は無料だそうです。

場所:オリンパスホール八王子
 大ホール開演:18:30
共演者:ピアノ 中山博之さん ゲストソプラノ 齊藤由恵さん