５分間の世紀の天体ショー『金環日食』みましたか？

本日、２０１２年５月２１日（月曜日）は、今までの日本で、一番日本人が太陽を拝んだ日でしょう！
本当にあの金環日食の瞬間は、思わず歓喜の声を出しましたね！
自宅で、通勤途中で、そして学校でと様々な方々が日食の模様を眺めたことと思います。
先週くらいまでは、日食グラスは良いよねといっていたサラリーマンも通勤途中では、隣の方にちょっと貸してともいえないので、かばんに潜ませ、ホームで、そして通勤電車やバスの車窓から日食のまさに瞬間を捉えていたと思います。

この日食の経済効果は、１６４億円ほどとかいわれております。明日のスカイツリーの経済効果が８００億円というから、たった５分ちょとで、１６０億円以上というのは、さすが世紀の天文ショーとでもいうべきでしょうか！
『日食の経済効果』より

ちなみに日食という言葉をきいたのは、小学校の低学年でした。
そして、調べてみたら、１９６４年の１２月４日の日食でした。
その当時は、今のような日食グラスというものもありませんでしたので、黒い下敷か曇りガラスに蝋燭の煤をつけて真っ黒にした部分で、日食観察した記憶がはるかかなたにあります。


「過去に日本で見られた日食（明治以降）」より


何故ゆえに、日食ができるかというと、太陽の直径と月の直径とそれらの距離と地球との関係が偶然の一致により起こる現象です。
まず、太陽は月の約４００倍、そして、地球から太陽までの距離も、地球から月までの距離の調度４００倍。
そして、月と地球との距離も１割程度増減しているので、近いときには、月が太陽をかくす皆既日食となり、逆に遠いときには、本日のような金環日食になるというそうです。
この偶然の一致から本日皆さんが観察された金環日食になるのです。
そして、次回は２０３０年で北海道で金環日食がみれるそうです。
そして、今回のように日本全域でみれるのは３００年後の２３１２年というからはるかかなた。３００年前というのは、江戸の元禄年間です。まだ江戸時代です。

今後みられる日食は、「日食（WIKI）」をご参照ください。

最後にもうご存知と思いますが、日食グラスは、来月６日にる「金星の太陽面通過」の天文現象があるので、大切に保管してください。