A・Lohas・Ness

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皆さんは、「スイセンプロジェクト」をご存知ですか?

2011年11月12日 | Weblog
3.11から8ヶ月が経過しました。

毎日の仕事に忙殺されて、被災地のことを忘れてはいませんか?
皆さんが思い続けることもとても大切なことだと思います。

ところで、
皆さんは、「スイセンプロジェクト」をご存知でしたか?
僕は、申し訳ありませんが、真吾さんにお会いするまで知りませんでした。


春一番に咲く、黄色や白のスイセンを思いだしてください。


以前、NHKの趣味の園芸のキャスターを務めた園芸家の柳生真吾さんが、震災から1ヶ月半たった後の2011年4月28日に考えたことがこうでした。

「スイセンプロジェクト」より

『・・・こんなことを考えている・・・。

植物を愛する一人として今、出来ることはなんだろう。』



10月のある日、久しぶりにお伺いした八ヶ岳倶楽部で、柳生さんご一家とお会いさせていただきました。
柳生博さんは、野鳥の会の会長で、東北に行かれ、被災地の方々のご苦労をお聴きしました。そして、息子さんの真吾さんとお話したら、実は、「スイセンプロジェクト」をやっているとのことでした。


そして、4月28日に提案したことは、

『僕は・・・
2012年の春、被災地にスイセンを咲かせたい!
黄色いビタミンカラーと香りで春のエネルギーいっぱいにしたいんだ!』

でした。


それを実行するのに、全国からスイセンの球根を集めることにしたそうです。
スイセンは球根なので、土と水があれば、芽が出て、お日様が輝けば、花が開きます。

そして、なんと9月15日の時点での集計では、11万2607個の球根が集まったそうです。

沢山のボランティアの方々が植え込みを必死でなされたそうです。


来年の東北は、黄色いビタミンカラーのスイセンで一杯になります。

皆さんの庭に咲くスイセンをみたら、3・11大震災のことを、決して忘れないでください。

真吾さんの熱い語りを伺ったあと、東京にもどったとき、ふとこんな詩が浮かびました。




  あの何もかもなくなった大地に

  水仙の芽が一つ顔を出した

  そして、それは小さなつぼみとなり

  黄色い可憐な花が咲いた

  それは、それは、小さな命だけど

  必死に天に向かって咲いている

  この水仙がまた来年、そして再来年と、

  子孫を増やし、きっと咲くだろう

  永遠に紡がれるその命に感謝




  「スイセンプロジェクトに思いを寄せて!」2011‐10