A・Lohas・Ness

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富士山では、雷は横に走ります!(雷対策:その1)

2008年08月16日 | トレッキング
先日富士登山をした翌日と翌々日は、富士山付近は雷が発生して、痛ましい事故も起こってます。ご冥福をお祈りいたします。

山の天候は急激に変化するので、その予測は大変だと思います。
できるだけ周囲の気配に気をつけるようにしたいものです。

富士山での落雷事故と共に高尾山でも落雷事故があったようです。

知人から落雷対策をきかれましたので、一度まとめてみます。
頭の片隅にでもしっかりしまって、雷鳴が聞こえたら思いだしてください。

1)対策1:建物の中に避難
 建物の中に避難するのが第一です。でも、それだけで安心かというと、建物の中でも、部屋の中央がベストです。柱などは雷が落ちたときに電気の通り道になり、感電するおそれがあるからです。
 なお、建物に似ているテントは危険です。すぐにテントから出て、近くの立ち木や窪地に避難してください。テントはポールを使って立てるため、突起が多く、雷の標的になりやすい構造だからです。

2)対策2:屋外での避難
 高い木(約4m以上)がある場合にはそこに避難してください。そのとき重要なことは木に近づき過ぎないことです。木の高さの半分程度の距離だけ、幹から離れること、そして、枝や葉先からも体が2m以上離れることがポイントです。
 窪地や避難するときの姿勢は、かがむようにして移動してください。
 避難したあと姿勢は地面にうつぶせ寝た状態ではなく、かがむ姿勢としてください。

続きは次回…。
 

2008年富士山登頂記

2008年08月06日 | トレッキング
2008年8月3日

今年も富士登山をいたしました。
これは、6合目の山小屋から頂上を目指し、そして、5合目まで下山した壮大な記録です。

今回の富士登山のメンバーの方大変お疲れ様でした。
これを読んでまたあのときの記憶を思いだしてください。
また、これから富士登山をなされる方の参考になれば、幸いです。


昨夜宿泊した星観荘はまだ暗い中、02:30に起床し。身支度を調えて、03:15に小屋を出ました。
総勢17人の一行が富士山頂を目指して一歩を踏み出しました。
パーティの内訳は8歳の子供1名、女性6名、男性10名の構成、その内富士登山経験者はたったの3名で、山の経験者は2名、あとの12名は全くの初心者でした。
よって、亀さん歩きで、なるべくバテ無い歩き方を心がけました。
皆さんには、これからの15分から30分は、本当にゆっくりしたスローペースで歩きますが、これに我慢してください、とお願いいたしました。

登り始めはまだ暗くヘッドライトが頼りでした。途中でご来光・を拝み、さわやかな朝のトレッキングの開始です。風はなく、少し生暖かいくらいでしたので、ウィンドジャケットは全く不要でした。

のぼりはじめて、最初の休憩は日蓮上人が祭ってある八角堂でした。ここで息を整え、5合目からの登山道との合流には3:50に到着しました。ここが正確な6合目(2390m)となり、樹林帯を抜けて、富士山特有のザレた登山道となり、いよいよ本格的な登山開始です。
6合目を過ぎて30分ほど歩いていくと、東の空が少し白みはじめました。
4:40頃、ご来光を拝むポイントを見つけ、大休憩としました。お弁当を食べながら、ご来光を待ちました。御来光は4:55でした。
過去2回のご来光と比べて本当にすばらしいものでした。
昨年はお弁当を頼んでいなかったので、8合目までご飯粒をいただけませんでしたので、今年は山小屋にお弁当を頼みました。素晴らしい御来光を拝み、腹ごしらえをして、また登山再開しました。

7合目(2700m)の「花小屋」には、5:30到着、「日の出荘」には5:45に到着、「トモエ館」には5:55に到着、「鎌岩館」には6:10に到着、「富士一荘」には、6:18に到着、「鳥居荘」には6:30に到着しました。7合目がたくさんあるので閉口しました。この辺までは全員快調でした。
そして、8合目手前の「東洋館」には6:45頃通過し、8合目(3020m)の「太子館」には7:45に到着、「蓬莱館」には8:05に到着、「白雲荘」には9:00に到着、3025mの「元祖室」には9:25に到着、本8合目(3400m)の「富士山ホテル」には10:15に到着しました。そして本八合目のトモエ館には10:40に到着しました。 この3000mを超えたあたりから、酸素ボンベが大いに役にたちました。
8.5合目(3450m)の「御来光館」には11:00に到着しました。

そして、9合目(3580m)の鳥居は11:50にくぐっりました。この鳥居をくぐると最後の難関の岩場であるが、その先には頂上が見えている。最後の踏ん張りです!
とそのとき、いままで元気だった女性がひとり、ダウン。すかさず、酸素を与えて回復し、ことなきを得ました。
最後の頂上直下の鳥居を13:20にくぐり、10合目の頂上には13:25に到着しました。
途中の何回休憩したかは不明だが、約10時間で登頂したことになります。
きわめてゆっくりではあるが、何も頂上でご来光を拝むだけが富士登山ではありません。各人に合ったペース配分でゆっくり歩めば、頂上には到達できます。

ここまでの登頂にかかった歩数はなんとたったの「6300歩」であった。
平地であれば、45分程度のウォーキングであるが、さすが日本一の富士山は急勾配なので、閉口しました。
なお、高山病になったら、酸素を吸引するか、下山するかのどちらかです。
酸素が大事なことを改めて痛感しました!

頂上で、奥の院にお参り致しました。
御朱印(1000円)をいただき、その後インスタントラーメン(800円)を食べた。
集合の登頂記念写真を写し、14時40過ぎに下山を介しし、約5時間でスバルラインの5合目に1935到着した。
帰りは靴擦れの方がいたので、予定よりも時間がかかった。ゆっくりの下山の方が足への疲労がなかったので、下山後数日の足の痛みはそれほどでもなかった。

全員無事に登頂でき、そして全員無事に下山できました。これも富士山浅間神社におまいりしたご利益であろうか。

過去4回富士登山をしているが、今回の登山ほど、一日中天気が安定しており、日差しもあまりきつくなく、しかも周囲のパノラマも絶景であるのは本当に珍しいことだと思います。
さすがに、帰りの下山は、行きの倍の13000歩かかった。

17名が無事に登頂できたことは皆様に感謝・感謝です。
翌日・翌々日は山梨県全域で雷とのこと、本当に天気と皆様の健康に恵まれた登山ができてよかったです。

今回の富士登山が、メンバーの人生での素晴らしい経験の一コマとなることを願っております。

  2008-8-6記す。
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