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ヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲『平均律クラヴィーア曲集』第1巻 (BWV846〜869) 、第2巻 (BWV870〜893)

2019年12月06日 | バッハ
本日のバッハは、ハンス・フォン・ビューローという音楽家が命名した「音楽の旧約聖書」の『平均律クラヴィーア曲集』です。ちなみに「新約聖書」と命名したのは、ベートーヴェンの『ピアノ・ソナタ』です。

『平均律クラヴィーア曲集(へいきんりつクラヴィーアきょくしゅう、原題独: Das Wohltemperirte Clavier、現代のドイツ語表記では独: Das Wohltemperierte Klavier)』は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが作曲した鍵盤楽器のための作品集。1巻と2巻があり、それぞれ24の全ての調による前奏曲とフーガで構成されている。第1巻 (BWV846〜869) は1722年、第2巻 (BWV870〜893) は1742年に完成した。

原題の"wohltemperiert(e)"とは、鍵盤楽器があらゆる調で演奏可能となるよう「良く調整された(well-tempered)」という意味であると考えられ、必ずしも平均律を意味するわけではないが、和訳は「平均律」が広く用いられている。


バッハによる「平均律クラヴィーア曲集」第1巻の直筆の表紙には、『音楽を学ぶ生徒の教材として、また高い演奏スキルをもつ者の気晴らしに良い、と書いてある。』と書いてあるそうです。

OTTAVAでおなじみのお二方の解説はこちらです。


第1巻 第1番 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV846を
エトヴィン・フィッシャー、グレン・グールド、スヴャトスラフ・リヒテル、ワンダ・ランドフスカで聴き比べ
0:00 Fischer
3:11 Gould
7:34 Richter
12:06 Landwska

ジャズピアニストキース・ジャレットの演奏です。
Silent Tone Record/バッハ:平均律クラヴィア曲集第1巻/キース・ジャレット

この曲集の講義が下記のようにあるとの連絡をいただきましたので、ご紹介させていただきます。是非、生での直接の演奏と解説をどうぞ。

『バッハの「平均律クラヴィーア曲集」についてのお話&コンサートを、思い切って始めることにしました。いきなり演奏会で一気にまとめて全曲を…というのは、演奏者にとってもお客様にとっても酷だし、何より曲の中身を素通りしてしまうのはもったいないので、各回ごとに8曲ずつを取り上げ、作品の中身を吟味してお客様と分かち合いながら、少しずつこの世界を踏み分けていきたいと思います。
私の意図としては、講義ではなく、あくまでこの曲集を楽しんでいただくための「お話付きコンサート」のつもりです。演奏にもしっかり時間を取ります。バッハ・ファンの皆様に是非、お聴きいただきたいです。』
2020年1月11日(土)15:00〜17:30‬
東邦音楽大学 文京キャンパス 三室戸学園創立50周年記念館 ホール (新大塚)


講師の山田さんの以前の記事「ピアニスト『山田剛史』さんの帰朝リサイタル 」です。もう8年もたちます。そのときの期待どおりのご活躍をされております。

現在のピアニスト山田 剛史(やまだ たかし)さんのプロフィールです。
国立音楽大学非常勤講師
東京学芸大学非常勤講師
日本ショパン協会会員
東京藝術大学大学院修士課程修了、クロイツァー賞受賞。ローム ミュージック ファンデーションの奨学生としてケルン音楽大学に留学、国家演奏家試験に合格。クラウディオ・ソアレス、迫昭嘉、ニーナ・ティシュマン、アントニー・シピリの各氏に師事。また歴史的奏法に興味を持ち、オルガンをジャン=フィリップ・メルカールト氏に、フォルテピアノを川口成彦氏に師事。2002 年第1 回名古屋国際音楽コンクール、2007 年第5 回東京音楽コンクールにて第1 位受賞。ソリストとして東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団等と共演。NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」出演。とりわけバッハと近現代作品に親しみを持つ。イギリス組曲(全6 曲)やゴルトベルク変奏曲など、バッハの作品によるリサイタルを行うほか、「音の遊び」「音の万華鏡」と題した、バロックから現代までのさまざまな作品をテーマに沿って組み合わせたリサイタルが好評を博している。室内楽・歌曲伴奏にも定評があり、東京オペラシティ『B → C』、東京・春・音楽祭等に出演。現在、国立音楽大学および東京学芸大学非常勤講師。日本ショパン協会会員。