A・Lohas・Ness

自然と共に楽しい知的なライフスタイルを提案します!

みんなちがって、みんないい 「金子みすゞ」作詞、「中田喜直」作曲

2011年06月19日 | クラッシック
昨日(6/18)は、日野市立第4小学校で、 「東日本大震災チャリティー ハーモニーコンサート」が行なわれました。
詳しくはこちらのPrezzemolinaのブログにあります。

戦後、NHK「ラジオ歌謡」により、生まれた曲に、「めだかの学校」、「小さい秋見つけた」、「雪の降るまちを」、それから「夏の思い出」、など、誰もが口ずさむことができる童謡を作曲したのが、中田喜直先生です。

昨日の、「こだまでしょうか」に引き続き『私と小鳥と鈴と』のご紹介です。
この曲は、「ほしとたんぽぽ」という歌曲集に掲載されております。
先生は、長門市の市歌の依頼を受け、金子みすゞの生まれた場所を訪れ、沢山の詩集から14の詩に曲想をつけております。




-- 私と小鳥と鈴と -- 

金子みすゞ


私が両手をひろげても、

お空はちっとも飛べないが、

飛べる小鳥は私のように、

地面(じべた)

を速くは走れない。


私がからだをゆすっても、

きれいな音は出ないけど、

あの鳴る鈴は私のように、

たくさんな唄は知らないよ。


鈴と、小鳥と、それから私、

みんなちがって、みんないい。

鈴と、小鳥と、それから私、

みんなちがって、みんないい。


みんなちがって、みんないい。



************

明治・大正時代の一律な価値観を押し付けられる教育のなかで、各々の価値観、対極の価値観があっても、お互いを認め合う自由のすばらしさを歌っているような気がいたします。
現代は、個人の多様性を認めておりますが、それぞれを尊敬しあう心をさらに持ちたいと思います。

この記事についてブログを書く
« 3.11大震災から100日が経... | トップ | 『星とたんぽぽ』 金子みす... »

クラッシック」カテゴリの最新記事