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■ とびっきりの?アルバム曲

個人的に、とびっきりの気に入り曲はアルバム曲だったりする。
アルバムまるごと聴く(というか流す)のがあたりまえだった1980年代。
歳を重ねるほどに輝きを増す、ビッグネームのアルバム曲をいくつかピックアップしてみました。

■ サザンオールスターズ - 夕陽に別れを告げて (『KAMAKURA』 1985年)

個人的にいろいろあった時期、しかも湘南に通っていた時期でもあってひときわ思い入れが強い。
初期サザンのサウンドは、この『KAMAKURA』で終わりを告げたと思う。
原 由子氏のキーボードがいかに優れものかがわかる、サザン屈指の名曲。


杏里は1980年代前半、もっともよく聴いていたアーティスト。
UP曲もバラードも、ひときわ海辺に似合った。
材木座や久留和あたりで、飽きもせずよく聴いていた。

■ 杏里 - Heaven Beach (『Heaven Beach』 1982年)

タイトル曲の「Heaven Beach」、やっぱりこれは神曲だと思う。杏里の作曲能力の高さを物語る曲。

~ Love Make Me Strong
 あの素晴らしい日々が遠く 空を舞いおりて来る ~

■ 杏里 - Long Island Beach (『WAVE』 1985年)

杏里屈指の名バラード。
1980年代前半ならではの聴き飽きしない洒落たメロディーライン。ブライトだけど切なさも。

■ 角松敏生 - Crescent Aventure (『ON THE CITY SHORE』 1983年)

1983年リリースの角松敏生の3rdALBUM『ON THE CITY SHORE』。
個人的にはこの作品が角松のベストだと思っている。
粋でいなせだった角松敏生の当時のサウンドを象徴する名曲。

■ 松田聖子 - セイシェルの夕陽 (『ユートピア』 1983年)

聖子ちゃんは圧倒的なアイドルだけど、じつはアルバム・オリエンテッド(アルバム全体としての完成度を重視するスタイル)なアーティストでもあった。
とくに初中期の『Pineapple』(1982年)、『Candy』(1982年)、『ユートピア』(1983年)、『Canary』(1983年)あたり。
これは『ユートピア』収録の人気曲で作曲:来生たかお、編曲:大村雅朗。
シティ・ポップとして聴いてもまったく違和感がない。

■ 山下達郎 - FUTARI (『FOR YOU』 1982年)
※ベースカバー 原田賢扶 歌詞あり Fender Japan JazzBass

「SPARKLE」「LOVELAND, ISLAND」など代表曲揃いの名アルバム『FOR YOU』。
A面ラストのこのバラードも、文句のつけようのない仕上がり。

■ 松任谷由実 - ずっとそばに (『REINCARNATION』 1983年)

このころのユーミンならではの母性を感じる曲で、聴くほどにしみじみといい。
バックのサウンドのキレッぷりがハンパない。

■ 今井美樹 - The Days I Spent with You (『flow into space』 1992年)

これは1990年代だけど、数ある今井美樹の名曲のなかでも屈指のできなので・・・。
曲構成も素晴らしいけど、歌詞が珠玉。
FMの「泣ける名曲」特集などで、好き者連中がリストしたりする。
2000年の”Club Hemingway”でのLIVEと思われる。
この曲はアレンジによって相当イメージがかわるけど、このLIVEは屈指の出来映え。

■ HEART BEAT(小さなカサノバと街のナイチンゲールのバラッド) (『Heart Beat』 1981年)

ぶっちぎりの名曲&名演。
コメントにもあるけど、この曲を名曲と言わずして何を名曲と言うのか。
この動画は払暁のハイウェイの映像もあいまって、一箇の芸術作品として昇華されている。

↓ の3作を「佐野元春初期三部作」ともいい、共通した空気感が流れている。
4th.ALBUM『VISITORS』(1984年)以降、佐野元春はほとんど1作毎に作風を変えていく。
その中には名曲も少なくないが、やっぱり筆者的にはリアルタイムでヘビロテしていたこの3作に戻ってしまう。

1st.ALBUM 『BACK TO THE STREET』(1980年)
2nd.ALBUM 『Heart Beat』(1981年)
3rd.ALBUM 『SOMEDAY』(1982年)

これは1981年リリース『Heart Beat』収録の名曲。
7:58というアルバム曲ならではの長尺の大曲で、佐野元春のメロディメーカー&ストーリーテラーぶりがいかんなく発揮されている。
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■ 祝! アンジェラ・アキ復活

思わぬところからアンジェラ・アキが話題になっている模様。

この人の真っ向勝負どストライクな曲がヒットすると、世の中が明るくなるような気がする。
来年は、シンガー・ソングライター ”アンジー” として、もっともっと名曲を送り出してほしい。

■ アンジェラ・アキ『Again』

-願いは 叶うよ 叶うよ 叶うよ~ -

ポジティブな曲歌ったら唯一無二。
この時世、彼女の歌に背中を押してもらいたい人は、たくさんいると思う。

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2024/03/19 UP

NHK「SONGS」の大泉洋特集視てて、あらためてピアノの弾き語りの難しさを感じた。

■ This Love (English Subs)

ヴォーカルもピアノも、すべてが語っている。

~ 約束と言う 私達のコンパスだけでは この恋は方角を見失うの ~

3:38~
約束と言う 私達のコンパスだけでは
この恋は(Faug F#m7 D#m7-5) 方角を見失うの
↑ オーギュメント&ハーフディミニッシュの威力
名コードに乗った名フレーズ。


シンガー・ソングライター、アンジェラ・アキの新曲が聴きたい。


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2024/02/07配信リリース。

アンジェラ・アキ「この世界のあちこちに」Lyric Video


「クランクイン!」 2023/11/22 04:00公開

『アンジェラ・アキ、10年ぶりに日本再始動! ミュージカル『この世界の片隅に』の音楽を担当』
「シンガー・ソングライターとして曲を書くことと、ミュージカル音楽作家として曲を書くこと。その1番大きな違いは、視点です。シンガー・ソングライターとして曲を作るときは私の個人的な視点で書きますが、ミュージカルの場合はキャラクターの視点。」
(↑の記事より)

↓ アクセス数に比べて異様に多いコメント数。
それだけ待ち望んでいたファンが多いということか。

■ アンジェラ・アキ「この世界のあちこちに」 Teaser

アンジー節、健在!
ピアノの旋律も声色も。
うれしすぎる。


”歌” そのものだけで人々を魅了できる人。
個人的には、日本が生んだ至高のシンガーソング・ライターのひとりだと思う。
ミュージカルも楽しみだけど、シンガー・ソングライター ”アンジー” として、もっともっと名曲を送り出してほしい。

■ アンジェラ・アキ武道館2014 トレーラー映像


■ アンジェラ・アキ 告白 【コメント付】


■ アンジェラ・アキ『夢の終わり 愛の始まり』


■ Home - ANGELA AKI MY KEYS 2006 in Budokan


■ アンジェラ・アキ『サクラ色』



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つぎはkalafinaかな?
■ 伝説のユニットkalafina
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■ 年末の名曲

もうクリスマスというのに、街の装いがぜんぜんらしくないですね。
もう、そんな余裕もなくなってしまったのかな。

でも、寒波がきて寒さだけは年末らしくなってきたので、個人的に年末を感じる名曲をアゲてみました。

■ 【ロッヂで待つクリスマス】松任谷由実/歌おうfavorite songs 171


■ Rina Aiuchi (愛内里菜) - Magic✨ - Live!


■ ClariS『サイレント・イヴ』リリック Music Video (Illustration: きさらぎゆり)


■ 地上に降りるまでの夜 - 今井美樹


■ 中山美穂 「Midnight Taxi」

ご冥福をお祈りいたします。

■ きっと - 藤田麻衣子


■ SoulJa - SoulJa / Way to Love~最後の恋~feat.唐沢美帆


■ Suara 「舞い落ちる雪のように」 | WHITE ALBUM | エンディング


■ 荒牧陽子ガイドボーカル集 BoA(メリクリ)


■ 「Over and Over」MUSIC VIDEO / Every Little Thing


■ Kumada Konoha(熊田このは) :You Raise Me Up (Full)


■ YES-YES-YES / オフコース


■ 西野カナ『君って』 Live Performance-Kana Nishino “Kimitte”


■ globe / 「DEPARTURES(from LIVE DVD globe the best live 1995-2002)」


■ 倖田來未-KODA KUMI-『あなただけが』~ 20th Year Special Full Ver. ~


■ Toshiki Kadomatsu (角松敏生) - I Need You


■ OVERSEA CALL - 杏里


■ 青山テルマ feat.SoulJa / そばにいるね


■ 今井美樹 あなたがおしえてくれた Miki Imai-anatagaosietekureta


■ sorakara oritekuru LONELINESS - 杉山清貴


■ シャ・ラ・ラ(サザンオールスターズ) - 桑田 佳祐 & 原 由子 -(1982年)

歌詞
曲全体からあふれる「幸せ感」が1980年代。

「横浜じゃトラディショナルな彼のが」
↑ ”横浜” ”トラディショナル”というワードイメージが聴き手のあいだで共有されていて、そこから広がる音の風景。
いまの説明チックなJ-POPの歌詞とはあきらかに一線を画している。

そういえば、この頃「ハマトラ」ってトレンドだったな。
サウンドイメージとしては ↓ こんな感じか?

■ とみたゆう子☆海のキャトル・セゾン☆


■ FictionJunction – Parade (from HIGHWAY STAR PARTY 2023)Official Live Performance


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■ CM JR東海 X'mas Express 深津絵里 1988年

CMだと、やっぱりこれかな。
セリフも大道具もワンコロもなんもない。それでも伝わるクリスマス感。
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■ 歌は世につれ ~炭鉱のカナリア~

今年の3月にこの記事UPしたけど、やっぱり今年の紅白はtuki.が話題をさらいそうな予感。
J-POPの風向きが変わっていた感じもあるし→(記事)、来年はひさびさに面白い年になるかもしれません。

■ 静息 / ver.Es

この複雑なストーリー感を、わずか4分台の楽曲で描き出すとは・・・。
こういう音世界は、おそらくぜったいに昭和の時代ではつくりだせなかった。

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2024/03/04 UP

2024年3月1日、日経平均株価は3万9910円82銭で取り引きを終え、終値として史上最高値を更新しました。
でも、ぜんぜん好景気感ないけどね・・・。

でも、まぁ、そんなこともあるので、数曲追加してリニューアルUPしてみました。

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2023-09-23 UP

前例のないことなので、どういう影響が出るかはよくわからぬが、
もう、日本は後戻りのできないところまで、来てしまったのかもしれません。
こういう苛烈な時代に出てくる音楽が、どういうものになるかはもはや想像の域を超えています。

'90年代以降現在に至るまで、多様な文化で育ってきたいまの50~60歳代の世代は現役(第一線)としてもっともっとたくさんの名作を生み出せるチャンスがあったはず。
でも、時代に流されてか、勝ちパターンに安住してか、キンタロー飴的な安直な内容が時代を追うごとに増えていった。
それを棚に上げて過去の名作にすがるのはなんだか情けない気も。(自分も含めてですが・・・)

1990年までに前の世代が素晴らしい作品をたくさん残してくれて、その恵まれた環境で育ちながら、結局このていたらく??
社会に対する責任感も、自身のなりわいへの矜持もなく、忖度を常とし、ただ漫然と時を重ねて・・・。
つくづくいまの50~60歳代の罪(不作為だとしても)は重いと思う今日このごろ。

■ answer - 遥海/2020年5月20日On Sale

再生数わずか3.2万回。
個人的には、いまの日本で屈指の歌唱力かと。
聴く人が聴けば、素通りできないと思うが・・・。
こういう才能を埋もれさせてしまうのは、J-POP界にとっても不幸だと思う。

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2023/07/07 UP

「歌は世につれ 世は歌につれ」ということばがあります。
このところ1980年代の「シティ・ポップ」が再評価されているけど、あの音はあの時代でしか生み出せなかったと思う。
2006年くらいからセツナ系がメジャーになって、ボカロ曲も増えてきたけど、やっぱりこういう曲はこの時代でしか生み出せなかったと思う。
いま、このふたつの流れを聴き比べてみると、とても同じ国のPop Musicとは思えない。

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冷え込み、凋落、分断、閉塞感・・・、そんな言葉ばかりが目につくこの頃。
そこはかとなく感じていた日本の凋落を、ここ数年で多くの人々が逃れられない現実として実感したのではないでしょうか。

でも、まだまだ日本の底力は尽きていない(と思いたい)。

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最近、TVでやたらに聴くこの曲。↓

■ 夏のクラクション - 稲垣潤一/1983年7月21日On Sale

こんな余裕かましたオトナの歌が巷にあふれていた1980年代前半。


これまで書き散らかした記事をまとめるかたちで、1980年代前半からJ-POPの曲調の変遷を追ってみます。

■SPARKLE - 山下達郎/1982年1月21日On Sale(FOR YOU)

さらさらと乾いたカッティングギターに達郎のハイトーンが乗る爽快感あふれる名曲。
この時代を代表する曲調。

■ Summer Focus - Anri 杏里/1983年6月5日On Sale(Bi・Ki・Ni)

夏といえば杏里。ブライトでグルーヴ絡みのシーサイドチューン。

■ Fantasy - 中原めいこ/1982年12月21日On Sale(2時までのシンデレラ-FRIDAY MAGIC-)

中盤からのあふれる「グルーヴ」。
やっぱり、この時代の楽曲のキモは「グルーヴ」だと思う。

グルーヴ&ハイトーン (グルーヴってなに・・・?)

■ P・R・E・S・E・N・T - 松田聖子/1982年5月21日(Pineapple)

名盤『Pineapple』のA-1曲。作曲:来生たかお、編曲:大村雅朗。
初期の松田聖子の楽曲の多くは「シティ・ポップ」だった。

1980年代前半といえばサザン(初期サザン)なしには語れない。

■ 涙のアベニュー - サザンオールスターズ/1980年3月21日On Sale(タイニイ・バブルス)

暗喩や圧韻だらけ。行間で語る歌詞がオサレなサウンドに絶妙に乗っている。

サザンのセブンス曲

☆ユーミンの母性曲
1980年頃、迷い?があったとも語るユーミン。
そのを打開したのが1981年の「守ってあげたい」だと思う。
これはユーミンの「母性」を感じさせる曲だった。
ここからの数年間でリリースした「ずっとそばに」「ノーサイド」を合わせて、個人的にはユーミンの3大母性曲だと思っている。

■ 守ってあげたい/1981年6月21日On Sale

これカノン進行だよね。でもベタつかない。

■ ずっとそばに/1983年2月21日On Sale(REINCARNATION)

バックのインストのフレーズどりが神すぎる。個人的にはユーミン屈指の名曲。

ユーミンの名曲

たしかにこの時代(1980年代前半~中盤)、男性が同世代の女性に無意識的にでも「母性」を求める流れがあったのかもしれぬ。
それだけ女性サイドにも余裕があったのでは・・・。


(マキタスポーツ氏のコメント)-----------------------------
 POPSっていうのは、もう、すべからく、もう、パクリの歴史なんだよ。
 だって、みんなが大好きなものとかの共有財産をどのようかにしてカスタマイズして、その時代の大衆に当てていくってっていうことの作業をずっとやっているのが商業音楽としてのPOPSであって・・・。

 まぁ、(19)85年以降だと思いますけど、だんだんヒップホップとか、ああいうアートフォームが出てくるじゃないですか。
 そしたら結局、あの人達っていうのは、元ネタをどのようにかにして批評して編集していくっていうこととかが、当たりまえになっていく。
 だから、サンプリングとかが当たりまえになって以降のアーティスト、あるいはフリッ●ーズ・●ターとか、まぁ、小●田●吾さんとか、あの辺の人達になると、確信犯的に「元ネタはこれですよ」ってこととかも言っていく、ことになるんですね。
 要するに、「こういうマジックですけど、これ東急ハンズで1,000円ね」って言ってくマ●ー審司的な手の内を明かすっていうことが、1個あったんですよ。

 で、それ以前の(きわの?)アーティストだったんですよ、彼(佐野元春)は。
 だから充分編集マンとしていろんな要素とかをとり入れながら、自分のサウンドっていうのをつくってたし、アーティスト像とかもコントロールしてつくってた。
 つくってたんですけど、やっぱ基本的に言わないんですよ。
 だからのちのち、元ネタとかが当たりまえに検索できる時代になったときに、「佐野元春の元ネタは、(ブルース・スプリングスティーンの)『ハングリー・ハート』だ!」とか、鬼の首とったように言うけど(笑)、いゃ、佐野元春さん以前からもいろんなアーティストとかも、そんなこと当たりまえに・・・。
 「筒美京平さん見てみろ」ってな、話じゃないですか・・・。
 これは、ネガティブな要素も含むかもしらないけど、パクリであることをふまえた上で、これだけちゃんとしたものとかを、普遍性のあるものをつくり上げた、この曲がやっぱ素晴らしいんじゃないかと。
(コメントおわり)-----------------------------

あまりにも芯喰ったコメントなので、ながながと引用してしまいました。
筆者が思っていることを語り尽くしてくれている(笑)
あっ、それと、これ東京五輪のはるか前、おそらく2017年頃のオン・エアーですから念のため。

■ ハートビート - 佐野元春(小さなカサノバとナイチンゲールのバラッド) / 1981年2月25日On Sale(Heart Beat)/LIVE1983

パクリにせよなんにせよ、ここまでのオリジナリティや普遍性に昇華できる才能。
これが「アーティスト」なんだと思う。

『たまらなく、アーベイン』 ~1980年代前半の音楽の空気感~


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1984年以降、洋楽も邦楽も大きく変容したけど、日本の景気は絶好調でまだまだ弾んだ曲調が多かった。そして一億総中流のもとでの不倫ブーム?

■ 恋におちて -Fall in love- 小林明子(Covered)/1985年8月31日On Sale

「土曜の夜と日曜の 貴方がいつも欲しいから」
流麗なメロと歌詞のギャップがエグすぎる。

■ My Revolution - 渡辺美里/1986年1月22日On Sale

意表をつく転調。初期の小室サウンド。
ここから1990年代後半まで小室サウンドがJ-POPシーンを席捲する。

■ 世界でいちばん熱い夏 - プリンセス・プリンセス/1987年7月16日On Sale

圧倒的な躍動感。音楽の醍醐味はアンサンブルにあることを教えてくれる。
いまに至るまでプリプリを超えるガールズバンドはおそらく出ていない。

↓ CMとのコラボもハイレベルだった。



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音楽は「炭鉱のカナリア」ともいわれます。
これから向かう時代の空気感を、いちはやく曲調であらわすというのです。
確かに、思い当たるフシはあります。

■ 空から降りてくる LONELINESS - 杉山清貴/1989年5月17日On Sale(here & there)

「祭りのおわり感」がハンパじゃない、杉山清貴の名曲。

■ 瞳がほほえむから - 今井美樹/1989年11月8日On Sale

バブル崩壊直前のリリース&ヒット。
景況が悪化し、世相がすさむにつれてこういうやさしい曲想のヒット曲は少なくなっていく・・・。

■ ANNIVERSARY〜無限にCALLING YOU〜 - 松任谷由実

1989.06.28 Release 23th Single 「ANNIVERSARY〜無限にCALLING YOU〜」
バブル最盛期に、どうしてこういう内省的な歌がつくれたんだろう。

■ 最後のニュース - 井上陽水/1989年12月21日On Sale

1989年12月21日、バブル崩壊直前のリリース。
筑紫哲也さんも陽水にも、これから来る時代の先が見えていたのかもしれず・・・。

バブル崩壊直後(1991年)のテープリスト
バブル崩壊直後(1991年)、筆者が聴いていた曲です。(すべて洋楽ですが・・・)
メロディアスなレディ・ソウルやスムースジャズ、そしてAOR系の残党がメインでした。
邦楽では今井美樹や小室サウンドをよく聴いていた。

■ No Wasted Moments - Bill Champlin(1990年)



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バブル崩壊後の1990~1995年頃にかけてはメロディの綺麗なヒット曲が多く生まれた。

■ 揺れる想い - ZARD/ 1993年5月19日On Sale

一世を風靡した坂井泉水さんの透明で切ない歌声は唯一無二。
上位互換に成功したカバーはひとつたりとも聴いたことがない。

■ 渡良瀬橋 - 森高千里/1993年1月25日On Sale

いま聴いてもフックだらけの素晴らしいメロディ。
この曲は森高千里本人しか歌いこなせないと思う。

■ ただ泣きたくなるの - 国分友里恵/1995年On Sale

1994年中山美穂のヒット曲のオリジナルテイク。

☆シブヤ系
■ 東京は夜の七時 - PIZZICATO FIVE /1993年12月1日On Sale

洋楽の影響を隠さなかった最後のムーブメントでは?
個人的には思わせぶりなあざとさが鼻についてあまり好きなシーンではなかったけど、この曲はよくできている。
当時の都心のオサレ感が表現されたクールなアイテム。

1996年頃まで、バブルの再来はなかったものの景況の落ち込みはそこまで深刻ではなく、曲調もそのような世相を反映していた。

■ ら・ら・ら - 大黒摩季/1995年2月20日On Sale

曲調も歌詞にも余裕が感じられる。

■ Don't wanna cry - 安室奈美恵/ 1996年3月13日On Sale

ビートとメロのバランスがいい時代でもあった。

■ アジアの純真 - PUFFY/1996年5月13日On Sale

井上陽水&奥田民生という才能が仕掛けたテクニカル・チューン。
抜群のインパクトで売れるべくして売れた。

■ LOVE BRACE - 華原朋美/1996年7月22日On Sale

キワどいくらいにフェミニンなイメージを打ち出していたこの頃の華原朋美。
いま聴き返してみるとエンディング感がハンパない。

そして、↓ が1997年1月1日On Sale。
■ YOU ARE THE ONE - TK presents こねっと

こういうコラボは2000年代に入って影をひそめたと思う。
この曲もまた終末感を帯びている。

1990年代初頭にバブルは崩壊したけど、1996年頃まではなんとか景気は維持していて、世間の空気もさほど悪くはなかった。
(ただしロスジェネ世代は、バブル崩壊後の1991年前後ごろからの約10年間に就職活動を行っていた世代とされる。)

一般に、日本が本格的な凋落を始めるのは1997年あたりとされているので、この曲たちはそのぎりぎりのところで世に出されている。

小室氏はこれから向かう日本の行き先を感じとっていたのでは?

■ HOWEVER - GLAY/1997年8月6日On Sale

映像も含めて、あとから振り返ってみると暗示的な歌だった。

■ Over and Over - Every Little Thing/1999年1月27日On Sale

世紀末にものされた、凜とした透明感あふれる名曲。
すでに歌詞に「しがない世の中」という言葉が入ってきている。

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2000年代に入ると日本経済の変調はいよいよ顕在化し、曲調にも影を落とすようになる。

■ SEASONS - 浜崎あゆみ/2000年6月7日On Sale

のちの「セツナ系」のはしりともいえる曲調。

■ 流星群 - 鬼束ちひろ/2002年2月6日On Sale

鬼束ちひろのキャラは不確実な時代の象徴だった。

■ Endless Story - Yuna Ito/2005年9月7日On Sale

節々にただよう諸行無常感。

■ 三日月 - 絢香/2006年9月27日On Sale

”太陽”や”サンシャイン”ではなく、”月”がモチーフとなっている。
「つながっている」「強くなる」といった2000年代以降のパワーワードが入ってきている。

↓ こういうポジティブなのもあったけどね。
■ 何度でも - DREAMS COME TRUE/2005年2月16日On Sale


■ 天体観測 - BUMP OF CHICKEN/2001年3月14日On Sale

タテノリ、ストロークギター、2~3キーのわかりやすいサビ。
コピーバンド&楽曲多数。
バンドサウンドに限っていえば、いまだに「天体観測」の呪縛から解放されていないと思う。


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そして「セツナ系」の時代。
「セツナ系」の全盛期は2007~2011年の5年間くらいだったと思う。

■ もっと... - 西野カナ/2009年10月21日On Sale

こういう曲は、1980~1990年代にはたぶん生み出せなかった。
歌詞がよりいっそうパーソナルなものになっていく。

■ 童子-T - 願い feat.YU-A/2009年12月16日On Sale

RAPとハイトーン女性ボーカルのコラボが目立った「セツナ系」。
曲の粒も揃っていた。

■ Because - LGYankees Feat.中村舞子/2008年9月17日On Sale

切なさを帯びた中村舞子の歌声は「セツナ系」にジャストフィットしていた。

■ 23:45 - Juliet/ 2010年8月25日On Sale

ギャル系3人組ユニットJulietは2009~2010年にかけて多くのスマッシュヒットを放ち、その多くはナイスメロを備えた「セツナ系」だった。
これはこの時代の空気感が伝わる名曲。
「レコチョク」メインのブレイクが、すでにこの頃にはあたりまえになっていた。

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ふつう「セツナ系」には数えられないけど、エモーショナルな名曲がつぎつぎと生まれたのもこの時期。
メロディのうつくしさやエモ感からみると、1980年代を凌いでいると思う。

■ サクラ色 - アンジェラ・アキ/2007年3月7日On Sale

屈指の実力をもつシンガソングライター。本格復活希望。

■ Flavor Of Life - 宇多田ヒカル/2007年2月28日On Sale

イントロなしのサビ入り。
よほどの歌うまじゃないと速攻で崩壊する超難曲。

■ ORION - 中島美嘉/2008年11月12日On Sale

こういう難曲が「黄金の世代」を育てたと思う。

■ あなただけが - 倖田來未/2010年9月22日On Sale

プロであれば「歌が巧い」のはあたりまえだった。

■ Butterfly - 木村カエラ/2009年6月1日On Sale

こういうテクニカルな曲がヒットしたりしていて、まだペンタ全盛にはなっていない。

■ キミトセカイ - 初音ミク 佳仙 (歌ってみた)/2011年5月配信

ボカロ系の好メロ曲。
歌い手の佳仙さんは透明感の高い繊細なエンジェル系ハイトーンが特徴ながらさりげに艶と力感も備え、このハイトーンつづきの難曲を余裕を残して歌い切っている。

☆クリエイター集団の名曲
2005年頃からは、ボカロやアニソンと密接な関係をもつ、いわゆる「クリエイター集団」といわれるユニットが完成度の高い名曲をものしていた。
リードをとっていたのは主にハイトーン系女性ボーカルで、そのレベルはすこぶる高く、「歌い手」による名カバーも多かった。

■ 君の知らない物語 - supercell/2009年8月12日On Sale Covered byくゆり

supercellは、コンポーザーのryoを中心にイラストレーターやデザイナー参画するクリエイター集団。
リードボーカルがいないため、ボカロ・初音ミクや適宜女性ボーカルが抜擢された。
これはニコ動上歌い手として活動していたガゼル/nagiをゲスト・ボーカルに迎えて制作された名曲。
透明感にあふれるnagiのボーカルは多くのフォロワーを生んだ。

■ こなたよりかなたまで(OP Imaginary Affair) - KOTOKO(I've(アイブ、アイヴ))/2005年9月30日On Sale(COLLECTIVE)

I've(アイヴ)は札幌市本拠のクリエイター集団で、とくにゲームやアニメに多くの名曲を提供している。
KOTOKO、詩月カオリ、川田まみなどすぐれた女性ボーカルを多くかかえ、その楽曲のレベルの高さには定評があった。

■ ずっと前から好きでした Destiny feat.花たん - HoneyWorks/2014年1月29日On Sale

HoneyWorks
HoneyWorks(ハニーワークス、通称ハニワ)は『告白実行委員会〜恋愛シリーズ〜』で知られるクリエイター集団。
そのメロディアスでフェミニンなサウンドには定評があり、「ハニワ曲」とも呼ばれて愛される。


2011年くらいからJ-POPのメインシーンは「坂道シリーズ」やジャニタレの寡占状態に陥り、マニアックなボカロやアニソン系とは明確にマーケットが分化した。
マイナージャンルでは曲やテイクのできがよくても、なかなかメジャーヒットにつながらないという構図は2015年くらいから顕著となり現在までつづく。
だからいい曲がつくれなくなっているワケではなく、従来からの音楽好きよりも、じつはゲームやアニソンマニアの方が良質な音楽に触れているのではないかと思っている。
彼らは、作品のクオリティに対しての再生数が伸びないことを「過剰埋没」というが、「過剰埋没」している名テイクがじつはたくさんある。
(シーンが細分化しているゲームやアニソンの世界から、名曲を掘り起こしてくる作業はかなり手間がかかる。)

1980~1990年代だったら、こういう実力のあるクリエイターたちはメジャー歌手の裏方にまわり名曲を創り出すパターンが多かったが、いまはシーンが細分化されすぎてなかなかメジャーヒットに結びつけられない。
これも時代のかかえるジレンマでは。

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リーマンショック、そして東日本大震災。
出口の見えない閉塞感。

■ 遠くても - 西野カナfeat.WISE/2009年3月18日On Sale

リーマンショック後、東日本大震災前の2009年3月18日リリースのセツナ系。

■ SUPER MOON - 藤田麻衣子 

東日本大震災がもたらしたものは、やっぱり重すぎる。
震災後の2011年3月20日に現れたスーパームーンを歌った曲。
ここでも「つながる」がキーワードになっている。

■ 夜空。- miwa feat. ハジ→/2015年8月19日On Sale

2008年頃の”セツナ系”よりセツナさを増している。
そしてどうしようもない閉塞感。


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1990年代以降のJ-POPはコード進行のパターン化(とくに王道進行の寡占化)が進み、メジャー・セブンスはおろか、マイナーセブンフラットファイブやナインス(テンションや分数コード)の使いこなしも減って、アーバンな曲じたいも次第に少なくなっていく。

多くの日本人は、根っこにヨナ抜き音階(ペンタトニック)やダウンビートが入っているので、コンスタントに洋楽を意識する局面がないと、どうしてもセブンス(四和音)やアップビートから遠ざかっていく。
最近では洋楽も急速にペンタ化やダウンビート化(というか4つ打ち化)が進みつつあるし、70~80年代に洋楽の影響を受けた多才なアーティストたちも第一線を退きつつある。

2015年以降、日本でペンタ化・4つ打ち化(あるいはほぼフォークソング化)が進んだこと、そして海外からのシティ・ポップの再評価が進んだ背景には、こんな要素もあると思う。

また、2000年以降はテクノロジーの発展もあって楽曲の多様化が進み、「なんでもありの時代」(一部のボカロやアニソンなどで音楽的にすこぶる高度な楽曲がつくられる時代)になったが、聴き手がこれについてこれなくなり、とくに2015年以降はメジャーシーンで平易なペンタ化が進んだというのが持論。

これらの曲聴くと、2000年以降のJ-POPがいかに多様化したかがわかる。
でも、聴き手は細分化され、シーンは分断してメジャーヒットした曲は多くない。

■ ハロ/ハワユ - リツカ(歌ってみた)

2010年10月11日歌ってみた投稿。
私的な内面(日々の悩み)に向かう曲が増えてきている。
時代はこの頃よりさらに苛烈になっていると思うが・・・。

■ 空奏列車 - めありー(歌ってみた)

2015年2月Web公開とみられるボカロ曲。
不確実、不安定、先の見えない世界。

■ 徒夢 feat. 初音ミク- 花たん(歌ってみた)/2011年3月30日原曲配信

救いようのない無力感。


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思い返してみると、
~1970年代前半
 ペンタの時代
1970年代前半~中盤
 ペンタとセブンスの拮抗時代
1970年代中盤~1980年代中盤
 セブンス優位の時代
1980年代中盤~2014年
 J-POP 進行(小室進行含む)の時代
(2003年くらい~ ボカロやゲーム曲(一部アニソン)などの高度でマニアックな音世界、メジャー化例は少ない)
2015年~
 ペンタ回帰の時代

そして・・・
2020年~
 ペンタからの脱却の時代??(シティポップ人気、コード進行ブームやヒゲダン・ワンオクの人気)
2021~2022年
 ペンタからの脱却の試行錯誤にもがいた年?

↑ こんなイメージがある。
空前のヒット曲不作といわれた2021~2022年。でも、いよいよ風向きが変わりつつあると感じる動きも・・・。

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2007年頃~、”セツナ系”の隆盛と歩調を合わせるように、聴き手が前向きになれるような曲は少しづつ出てきていた。

■ Again - アンジェラ・アキ (2007年)


梶浦由記さんと歌姫たちが生み出すテイクは、壮大で高揚感にあふれていた。
それは1980年代のシティ・ポップとはあきらかに異なる質感をもっていた。

■ Everlasting Song - FictionJunction (2009年7月12日のLIVE)


■ 未来 - Kalafina (2013年)

メロディ。ハーモニー、アンサンブルの質を揃えた名ユニット。
2019年3月の解散はほんとうに痛い。

梶浦サウンド総ざらい!(&「炎」-homura)
伝説のユニットkalafina
FictionJunctionの秘密?


■ I Will Be There With You - 杏里/Anri(JAL 企業PV/2011年)

1980年代の杏里にはなかった旋律。

■ ここにあること - 桜ほたる(歌ってみた)

2011年秋、震災後のWeb公開とみられるボカロ曲。
思いっきりはじけた感じがする名曲。

■ 夢の途中 - KOKIA/2013年3月20日On Sale

海外での評価が高い、日本を代表する歌姫。

■ ヒカリヘ - miwa/ 2012年8月15日On Sale

どちらかというと、いまの時代にアジャストしている曲のような気がする。
時代を先取りしすぎたか?

■ Hero - 安室奈美恵/2016年7月27日On Sale

J-POPの質感が変わったか? と感じた曲。
この名曲でもオリコン最高位6位。五輪のテーマソングとしてはよく流されたが、時代の空気にはそぐわなかった?

■ 栞 - 天野月 feat.YURiCa/花たん/2016年11月23日On Sale

閉塞した世界から花開いていく感じの曲。これも早すぎたか。

■ YOASOBI「群青」 from 初有観客ライブ『NICE TO MEET YOU』2021.12.04@日本武道館/2020年9月1日On Sale

一聴”応援ソング”っぽいけど、歌詞を聴き込むと、巷にあふれる”自助的応援ソング(がんばろうソング)”とは明らかに一線を画していることがわかる。
Just The Two of Us進行をこんなふうに使うとは・・・。
1980年代のお洒落感とはちがう解釈ではまってる。
「本当に変わっていくかも」と感じた1曲。

■ 【公式ライブ映像】Poppin'Party「キズナミュージック♪」

アニソン系でもはじけるブライト感をもつ曲が増えてきた。

■ One Reason - milet/2021年9月10日On Sale

これまでのJ-POPとは明らかにスケール感がちがう。

■ キャラクター - 緑黄色社会/2022年1月26日On Sale

ひさびさに聴いたヨコノリ含みのグルーヴ曲。

■ おもかげ - milet×Aimer×幾田りら (produced by Vaundy)

2021年12月17日リリース。
あたらしいJ-POPを象徴する3人のコーラス。これは来たと思った(笑)
Vaundyのような才能が出てきて正当に評価されるのも時代の流れの必然では?

■ 星月夜 - 由薫/2023年2月8日On Sale

内省的な曲想だけど、スケール感を帯びてどこか希望を感じさせる。

■ サクラキミワタシ - tuki.

わずか15歳。
サウンドだけで勝負できるかもしれないあたらしい才能。


歌は株価と同じで、時代を先に織り込むともいいます。
おそらく日本社会はこれからさらに苛烈な方向に向かうと思うが、こういう曲たちを聴くと、ひょっとしてそうはならない芽もでてきているのかもしれません。
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■ 女神系歌姫の歌ってみた15曲

「あなたの夜が明けるまで」の歌ってみた、3人追加して15人にしました。

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2024/12/18 UP

■ Newjeans《 How sweet 》2024 FNS music festival day 1FNS歌謡祭 | #newjeans #ニュージーンズ #fns歌謡祭

ダンスの巧さや、R&Bとの親和性からみて、J-POPはこの路線ではK-POPを凌駕できないと思っていた。
でも、いろいろゴタついているみたいだし、今後どうなるのかな?

■ ME:I (ミーアイ) ⊹ 'Tomorrow' Performance Video

J-POPで対抗できるとしたら↑のユニットかも。
ダンス巧いし、なによりメンバーひとりひとりの歌声に個性がある。
透明感あるハイトーン女子揃いなのはかなりの強みかと。

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ダンス系のガチ勝負ではきびしいかもしれないけど、↓の路線でいったらJ-POPはワールドワイドでも敵なしでは?

■ tuki.『サクラキミワタシ』Official Music Video

メジャーシーンに躍り出た逸材。
やっぱりハイトーン系か・・・。

■ 静息 / ver.Es

この複雑なストーリー感を、わずか4分台の楽曲で描き出すとは・・・。
こういう音世界は、おそらくぜったいに昭和の時代ではつくりだせなかった。
そして、織りなす歌声はやっぱりハイトーン。

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リアルシーンだけでなく、最近はSuno AI曲でもかなりのナイステイクがみつかる。

■ 「出逢いの奇跡」(bright side mix)、作詞:chat GPT、作曲演奏歌唱:Suno AI


■ 私にはできない/ Eiーvy【MV】

Suno AI曲でもハイトーン女子系がメインか?

本当に、この路線(フェミニン&ヒーリングなハイトーン系)では日本がダントツトップでは?

個人的には、これからの世界の音楽シーンは、再びヒーリングを求めに来ると思っているので、日本は大きなアドバンテージを握っているかと・・・。

正直いって、TVの音楽番組で●芸会レベル垂れ流してる場合じゃないと思う。

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実力派のハイトーン女子を発見するのは、ボカロ系やクリエイター集団系のハイトーン曲の「歌ってみた」がおそらくベストステージ。
たとえば、

■ 心做し - 花たん 【歌ってみた 】


■ glow - MARiA(メイリア) 【歌ってみた 】


■ 君の知らない物語 - SorAZ(そらあず) 【歌ってみた】



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最近のボカロPでいうと、やっぱり傘村トータ氏かな?
ということで、歌唱力をえげつなく問われる傘村トータ氏の名曲「あなたの夜が明けるまで」の「歌ってみた」をとりあえず12人ピックアップしてみました。
TVの音楽番組ではけっして視えないJ-POPの本当の実力がみえてくる。

■ あなたの夜が明けるまで【原曲】


リズムやビートでごまかせないので、声質や声色、歌い回し、そしてブレスを活かした表現力までがシビアに問われる。
オーラス前の「あなたを忘れないよ」のこなしが超絶難易度かつ聴きどころ。


■ 薄荷あをい


■ あやん


■ 花譜


■ 蒼星すい


■ くろくも


■ 青空 陽 / himari.


■ CIEL


■ こはならむ


■ WHITEBOX


■ usamin


■ Lucia


■ me


■ CHOCO CAT?


■ Cereus


■ 春吹そらの



↑ 全員J-POPユニットでメインVo.とれるレベルかも・・・。
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■ 1980年代洋楽のメロディ20曲!

メロの際だったヒット曲を5曲追加してみます。

■ Starship - We Built This City


■ The Go-Go's - Head Over Heels


■ Tracey Ullman - They Don't Know


■ REO Speedwagon - Keep on Loving You


■ HOT GOSSIP - Break Me Into Little Pieces (Extended Mix)


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2024/10/12 UP

先ほど、放送してたテレ朝の「音楽のプロが選んだ最強サビ名曲 BEST100」
邦楽にも名メロはたくさんあるけど、好メロといったらやっぱり1980年代の洋楽。
全曲サビ的なメロ曲がゴロゴロ。 

とりあえず、これまで書いた記事から引っ張ってきました。

01.Hall & Oates - Wait For Me (LIVE)
〔 From 『X-Static』(1979)

リリースは1979年だけど1980年代にもよく聴かれていた名曲。
1980年代前半のHall & Oatesは、いまではとても信じられないほど日本での人気が高かった。

02.Paul Young - Everytime You Go Away
〔 From 『The Secret Of Association』(1985)

■ 1985年のヒット曲で、日本でもよくかかっていた。
洋楽のメインストリームがAORからPOPに移行していくさなかの時代の雰囲気をよく伝えている。

03.Bryan Adams - Heaven
〔 From 『Reckless』(1984)

おそらく彼の最高傑作と思われる『Reckless』収録のロッカバラード。
メロにしろアンサンブルにしろ、まったく捨て音がない完成度。

04.Elton John - Nikita
〔 From 『Ice On Fire』(1985)

英国では国民的な英雄。1997年9月に発表した故ダイアナ元皇太子妃への追悼歌「Candle In The Wind」でつとに有名。
天才的なメロディーメイカーぶりがこの曲でもいかんなく発揮されている。

05.Van Halen - Jump
〔 From 『1984』(1984)

メガヒットの多くも好メロ曲だった。
Van Halen歴史的名盤『1984』からのヒット曲。
あまり指摘されないけど、ベースにプログレ・ハード入ってると思う。

06.OMD - Joan Of Arc
〔 From 『Architecture & Morality』(1981)

オーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダーク(Orchestral Manoeuvres in the Dark)という長~い名前の英国のバンド。
直訳すると「暗闇で演奏するオーケストラ団」で、ますます訳わからず(^^)。ヒット曲「エノラ・ゲイの悲劇」で知られる。
この曲が収録された1981年発表の3rdALBUM『Architecture&Morality』は、メロディのかたまりのような類いまれな名盤。
1980年代前半は、英国でも好メロ曲があふれていた。↓
■ 第2次British Invasion ~ 英国のElectro Pop/New Wave系15曲 ~

07.Think Out Loud - After All This Time
〔 From 『Think Out Loud』(1988)

Little River BandのPeter BeckettとAORマニアは避けて通れない名盤『Knock The Walls Down』(1979)で知られるSteve Kipnerがカリフォルニアで結成したデュオユニット。
1988年といえばAORの全盛期はとうに過ぎているが、Steve Lukather(g) 、Michael Landau(g) 、Randy Goodrum(key)、Paulinho Da Costa(per)などを迎えてメロディアスなAORサウンドを展開している。
作曲はPeter Beckett、Co.Producer/EngineerはHumberto Gatica。
生まれるべくして生まれた名曲。

08.Whitney Houston - Where You Are
〔 From 『Whitney』(1987)

Whitneyの最高傑作とも評されるLP『Whitney』収録の名バラード。
才人Kashifのプロデュース。
KashifのセルフALBUMはもっとごつごつとしたサウンドだが、これはWhitneyのハイトーンを活かした透明感あふれる仕上がり。
こうして聴き返してみると、Whitneyがいかに綺麗な声質を持っていたか、あらためて実感する。
Marcus Miller(b)、Paul Leim(ds)のリズムセクションも抜群の安定感。

09.James Ingram & Patti Austin - How Do You Keep The Music Playing
〔 From 『It's Your Night』(1983)

クインシー・ジョーンズ(Quincy Delight Jones II)の秘蔵っ子、James IngramとPatti Austinが1983年に放ったヒット・ソング。
Arranged:Quincy Jones
b:Nathan East、Ds:Leon Ndugu Chancler、G:George Doering, Paul Jackson Jr.、Piano:David Foster、Syn:David Paich
すこぶるメロディアスな曲調を名うてのミュージシャンが完璧にサポート。とくにDavid Fosterの関与が大きいと思う。

10.Boys Town Gang - Can't Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)
〔 From 『Disc Charge』(1981)

1967年のFrankie Valliの楽曲のカバーだが、Hi-NRG(ハイエナジー)として見事にオルジナル化されている。
「君の瞳に恋してる」の邦題がはまりまくってた。
リリースは1981年だが、DISCOで次第にヘビロテされるようになり、日本でのブレークは1982年末から1983年にかけて。
Hi-NRGもこの頃がピークで、次第にユーロビートへと移行していく。
【 洋楽1983年ピーク説 】を裏づける神曲だと思う。

11.Christopher Cross - Sailing
〔 From 『Christopher Cross』(1979)

これまで何回も上げてるけど、やっぱり外せない神曲。
オリジナル感あふれるハイトーンがオンコード含みのメジャー・セブンスに乗って、ハンパじゃない透明感。
Victor FeldmanのPercussionも絶妙に効き、Michael Omartianのアレンジも冴え渡っている。
しかし、こういう曲が日本国内でも大ヒットしていたとは、いまから考えると信じられぬ。

12.Journey - Don't Stop Believin' (Live 1981: Escape Tour - 2022 HD Remaster)
〔 From 『Escape』(1981)

Journeyもピークは1980年代前半だと思う。
あまりに売れたため「産業ロック」とも揶揄されたこの系統のフォーマットは、しかし煌びやかなメロディで彩られていた。
それにしても凄いSteve Perryのヴォーカル。
Steve PerryなくしてJourneyなし!

13.Chicago - You're The Inspiration
〔 From 『Chicago 17』(1984)

1982年に「Hard To Say I'm Sorry/素直になれなくて」のヒットを放ったバラード系の次作。
プロデューサーは全盛期のDavid Foster。
Peter CeteraとDavid Fosterの共作でPeter Ceteraのハイトーンも絶好調の好テイク。

14.David Foster & Olivia Newton-John - Best Of Me
〔 From 『The Best Of Me』(1983)

AORの大御所David FosterとベテランOlivia Newton-Johnの気合い入ったデュエット。
これはAORを代表する名デュエットだと思う。
Olivia Newton-Johnは本来MORの人だけど、こういうAOR的なこなしができるのは、やっぱり実力あってのこと。
アレンジャーとして入ったJeremy Lubbockのフェンダー・ローズが効きまくってる。

15.Giorgio Moroder & Philip Oakey - Together In Electric Dreams
〔 From 『Giorgio Moroder & Philip Oakey』(1985)

■ '70年代~'80年代初頭にかけての欧州のディスコ・シーンの中核をなした「ミュンヘン・サウンド」。代表格にSilver Convention、Donna Summer、Boney M.、Baccaraなどがいた。(→こういうの
4つ打ちベースでベタなメロディが特徴で、日本でもけっこう人気があった。(ある意味ABBAもそうですね。)
個人的には「ミュンヘン・サウンド」がメジャーコード方向に洗練されて、グルーヴと流麗なストリングス(ないしはシンセ)が入ってきたのがHi-NRG(ハイエナジー)だと思っている。
これは、「ミュンヘン・サウンド」の代表的なプロデューサーGiorgio Moroderが1985年にリリースしたヒット曲。
1985年といえばHi-NRGの代表曲は概ね出揃っているが、やはりHi-NRGとは微妙に質感が異なる。
「Let's Get Started」/Voyage なんかも同じようなポジションだと思う。

16.Marc Jordan - It's Only Love
〔 From 『A Hole In The Wall』(1983)

Marc Jordanは、1st ALBUM『Mannequin』や2nd『Blue Desert 』をベストに推す人が多いが、じつはこの3rd『A Hole In The Wall』も甲乙つけがたい名盤。(このALBUM、米国未発売かも?)
とくに、この「It's Only Love」と「She Used To Be My World」は屈指の仕上がりの名バラード。

17.ABC - All Of My Heart
〔 From 『The Lexicon Of Love』(1981)

1980年代初頭に英国で流行したフォーマット、funka latina(ファンカラティーナ)の一派。
funka latinaには好メロ曲が多かった。
Roxy MusicのBryan Ferryを意識していると思われるMartin Fryのヴォーカルだが、いまいち及んでいないのがなかなか香ばしい(笑)
そういえば、この時点ではRoxy Music解散前だったな。

■ Roxy Music - More Than This(1982)

1982年、「More Than This」という意味シンなタイトルのヒット曲を残して、全盛期のRoxy Musicは解散した。

18.Cyndi Lauper - All Through The Night
〔 From 『She's So Unusual』(1983)

やんちゃなイメージの強い人だが、じつはバラードも絶品。
きらきらと輝くメロディは、1983年の洋楽の空気感を象徴するもの。

19.George Benson & Vicki Randle - Late At Night
〔 From 『In Your Eyes』(1983)

ふつうguitaristの範疇で語られる人だが'80年代初頭から中期にかけてAOR的な名盤を多く残した。
これは1983年発表のALBUM『In Youe Eyes』収録で、「真夜中のふたり」という邦題がつけられていた雰囲気あふれるバラード。
このALBUMは、Paul Jackson, Jr., David Spinozza(g)、Richard Tee, David Paich, Robbie Buchanan, Steve Porcaro, Greg Phillinganes(key)、Marcus Miller, Will Lee, Anthony Jackson, Nathan East(b)、Steve Gadd, Jeff Porcaro, Carlos Vega, Steve Ferrone(ds)、David Sanborn, Randy Brecker, Jerry Hey(horns) etc.とバックミュージシャンの豪華さがただごとじゃなく、安定したパフォーマンスと楽曲のよさが堪能できる名盤。

20.Prince And The Revolution - Purple Rain
〔 From 『Purple Rain』(1984)

いま改めて聴きなおすと、Princeが希代のメロディメーカーだったことがわかる。
『Purple Rain』は『1999』(1982年)とともにPrinceが生んだ歴史的名盤。
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■ 玉石混淆の?歌謡祭

先ほど放送してた『2024 FNS歌謡祭』第2夜
飛ばし&早送り大半ながら、すべて視切った自分を褒めてあげたい(笑)

そんななかで、録画を二度視した実力派アーティストたちがいた。

■ 幾田りら
@agechaan #ハミング #幾田りら #fns歌謡祭 ♬ オリジナル楽曲 - age_chaan

幾田りらの共鳴の効いたフェミニンな声色とリズム感はやっぱりただごとじゃない。逸材。
それと、バックのキーボード女子!

■ C&K

声がいいし、独特のスケール感をまとっている。

○ 富金原佑菜×三阪咲「Y (C&K)」2018/09/17 あべのAステージ

↑ 公共の電波使ってカバーするなら、このくらいの仕上がり(オリジナリティ)がほしい。

■ 羊文学

おそらくテレビでは初見か?
TV画面越しでもオーラを放っていた。

■ タイトル未定 - 鼓動

こちらは主役というより、曲のできとバックバンドのパフォーマンス。
曲は札幌のI'VEじゃないかと思ったが、札幌の音楽ユニットTRIPLANEのメンバー・江畑兵衛氏作だった。
札幌には名コンポーザーが多い。
バックは武部聡志氏のバンドの模様。
どーりでキレッキレのはずだわ・・・。

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■ Imaginary Affair - KOTOKO(「こなたよりかなたまで」OP)

高瀬一矢氏(I've)作曲の名曲。

■ For our days - 川田まみ(I've)

↑ こういうレベルのアーティストが、もっと出てもいいと思う。

■【公式ライブ映像】Poppin'Party「キズナミュージック♪」

↑ 似たようなコンセプトのユニット何組も出すより、たとえばバンドリ!あたりから呼んできた方がよっぽど「歌謡祭」では?
トレンドの声優達だし、ガールズ・バンド、世界的にも貴重なんだから。

■ ヨルシカ - だから僕は音楽を辞めた

羊文学出たんだから、ヨルシカもって、さすがにムリな相談か・・・。

■ ヨルシカ / だから僕は音楽を辞めた(Covered by コバソロ & こぴ)

だったら、コバソロ & こぴさんでもいいじゃん。↑
「歌謡祭」にふさわしい才能、いくらもいるのに、どーしてどの歌番もキンタロー飴になる?
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■ 追悼 中山美穂さん

あまりにも突然すぎる訃報でした。

中山美穂さんの作品を積極的に聴きに行ったという記憶はあまりないけど、いまひとしきり聴いてみると楽曲もテイクもあまりに粒ぞろい。
しなやかなグルーヴ感と雰囲気出しの巧さは、シティ・ポップ~アダルト・コンテンポラリーの代表アーティストして位置づけられてもいいほどのレベル。

中山美穂さんの曲の上位互換カバーをほとんど聴いたことがないのは、それだけ余人をもって替えがたいオリジナルな歌唱力を備えていたからだと思う。

You-Tubeの動画にはどれも複数の追悼コメントが付いている。
1曲1曲それぞれに、しっかりとファンがついているのだと思う。

まだまだ存分に活躍されて、これからのJ-POP界に刺激を与えつづけてほしい存在だった。
心からご冥福をお祈りいたします。


■ You're My Only Shinin' Star (1988.02 Release/12th Single)
作詞・作曲・編曲:角松敏生

シティ・ポップシンガーとして、その名を高めた角松敏生氏作の名曲。
シンコペ& ”キメ” がらみのグルーヴ曲をここまで歌いこなせるとは、よほどリズム感がいいのだと思う。

■ ラストシーンに愛をこめて (1986.08 Release)
作詞:岡田冨美子/作曲:鈴木キサブロー

やさしくたおやかなフェミニン・ヴォイスで美しいメロディを歌い上げた名曲。
声質がよく余韻が残るから「音の隙間」が活きる。

■ 花瓶 (1988.02 Release/6thALBUM『CATCH THE NITE』収録)
作詞・作曲・編曲:角松敏生

角松敏生氏ならではの難曲を、ここまで歌いこなすとは・・・。

■ Diamond Lights (1988.12 Release/8thALBUM『angel hearts』収録)
作詞:戸沢暢美/作曲:鳴海寛/編曲:瀬尾一三

1980年代ならではのカッティングギターが効いた弾む曲調。
抜群のリズム感がここでもいかんなく発揮されている。

■ Try Or Cry (1988.12 Release/8thALBUM『angel hearts』収録)
作詞:康珍化/作曲:CINDY/編曲:小島良喜

ブリッジやカウンターメロのサックスをメローに響かせられる振る舞いは、声質に魅力があることの証。

■ Midnight Taxi (1990.01 Release/17th Single)
作詞・作曲:飛鳥涼/編曲:十川知司

飛鳥涼氏の作品。ビブラートを強調する人じゃないけど、絶妙なゆらぎ感が心地よい。

■ 愛してるっていわない! (1990.10 Release/20th Single)
作詞:安藤芳彦/作曲:羽場仁志/編曲:樫原伸彦

フジテレビ系ドラマ『すてきな片想い』の主題歌。
16ビートシンコペ、シャッフルビート、4つ打ちとめまぐるしく変化するリズム。
余裕をもっての歌いこなしは、やはり優れたリズム感によるもの。

■ Mellow (1992.04 Release/24th Single)
作詞:一咲/作曲・編曲:井上ヨシマサ

R&B系のマナーもしっかり。
こういう曲をもっていると、LIVEは抜群に面白くなる。

■ あなたになら… (1993.07 Release/27th Single)
作詞:中山美穂/作曲・編曲:久石譲

才人、久石譲氏の作品。
今井美樹を思わせるほどのたおやかなフェミニン・ヴォイス。
↑ の「Mellow」と続けて聴くと、歌の引き出しの多さがよくわかる。

■ Thinking about you~あなたの夜を包みたい (1996.02 Release/33th Single)
作詞:小竹正人/作曲:Maria/編曲:大谷和夫

女優ならではの表情あふれるステージング。
繊細なメロまわしと複雑な符割り。
この曲、並みのシンガーが歌ったらふつうに崩壊すると思う。

■ 遠い街のどこかで… (1991.11 Release/23th Single)
作詞:渡邉美佳/作曲・編曲:中崎英也

フジテレビ系テレビドラマ『逢いたい時にあなたはいない…』主題歌。
表情、身振り、声の乗り、そしてバックサウンドとのバランス・・・。
これは神テイク。

■ ただ泣きたくなるの (1994.02 Release/28th Single)
作詞:国分友里恵・中山美穂/作曲・編曲:岩本正樹

TBS系ドラマ『もしも願いが叶うなら』主題歌。
イントロからアウトロまで捨て音一切なし。
完璧にJ-POPのレジェンド曲。
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■ Kalafina の teaser?

■ Kalafina Anniversary LIVE 2025 teaser 3

どういう意図でUPされたかわからないが、これがオフィシャルだとすると、ふたたびKalafina&梶浦由記さんのタッグが復活するかもしれぬ。

■『Break out of your bubble』 - Little Glee Monster 10th Anniversary Live(2024.10.20)

リトグリのこの曲はかなりいいと思う。
でも、梶浦サウンドとはあきらかに違う。とくにコーラスワーク。

やはり、日本の女性ヴォーカルの質を保っていくには梶浦サウンドは不可欠だと思う。

■ FictionJunction – Parade (from HIGHWAY STAR PARTY 2023)Official Live Performance

深みのあるKEIKOの中低音、音域広くきらびやかなJoelleの声質。
KAORIはふつうのユニットだったら楽勝でソプラノリードとれるが、その上をいく貝田さんのスーパーハイトーン。
4人のことなる個性を、ひとつにまとめあげられる梶浦さんの楽曲。

■ Revo(Sound Horizon)&梶浦由記(FictionJunction) - 砂塵の彼方へ....

FictionJunction&Sound Horizonの奇跡のコラボ。
世界に誇っていいレベルだと思う。

■ into the world - kalafina

おそらく解散が決まってからのラストライブだと思う。
完璧な女神降臨状態。

FRONT BAND MEMBERSの演奏も、オーディエンスの振る舞いも文句のつけようなし。

メロディ、ハーモニー、リズム&アンサンブル。
そして、完璧なステージング。
音楽と真摯に向き合い、決して妥協しなかったプロのアーティストたち。

このハーモニーは、この3人が揃わなければ絶対に生み出せない。

■ kalafina屈指の名曲&名演! Mirai 未来

どうしてこんな音像を生み出せるのか。
知名度低くてもメガヒットなくても、邦楽の至宝であることまちがいなし!


【関連記事】
■ 伝説のユニットkalafina
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【 音楽コラム 】 「ヒーリング・ミュージック」リニューアルUP

ふたたびアクセスランキングに入ってきたので、最新テイクなど追加してリニューアルUPです。
なにかと疲れる時代に、清涼感あふれるヒーリング・ミュージックをどうぞ。

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2023/08/26 UP

なんと2007年10月にUPした音楽記事(自分でも忘れてた)がアクセスランキングに入ってたので、埋め込みリンクを加えてリニューアルUPしてみます。

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2007/10/30 UP

Vol.1からのつづきです。
(注:試聴のリンククリックは、読者個人の自己責任でお願いします。)

↓のよ~に、ザックリみてみると、H/Mの世界でいかに女性Voの存在が大きいかがわかる。
誰だったか忘れたが「男性ボーカルが10人束になってかかっても、優れた女性ボーカル1人に到底かなわない」とのたまった音楽評論家がいたが、すくなくともこのジャンルではこれがあてはまるのでは・・・。

で、最後に、女性Vo系洋楽H/M(ヒーリング・ミュージック)を10曲ほどリストしておきます。

01.Melanie Ross/”Hodie Christus natus est~Angels Of Ordinary Times”

「ミネラルヴォイス」というコピーがぴったりのたぐい稀な美声。曲のできも抜群。

02.Méav/「SAME」(LP) (→インタビュー
■ Celtic Prayer - Méav

透明でやわらかな声質。この1stアルバム「Meav」はハズレ曲ほとんどなしの名盤。

03.Sara Brightman/”Scarborough Fair”

S&Gの名曲。Saraの曲はこてこてごーじゃす系が多いが、これはサラりと歌いこなしている。

04.Michelle Tumes/”Healing Waters”

オーストラリアのハイトーン系シンガー・ソングライター。
これは聴きどころの多い1stアルバム『Listen』のなかでも1.2を争う佳曲。

05.Amy Grant/”Lead Me On”

ちとROCK寄りの曲ですが、かなりと雰囲気いいライブなので・・・。
CCM(Contemporary Christian Music)を代表する歌姫。

06.Maire Brennan/”Sign From The Hills” 

アイルランドのトラディショナル・バンド”CLANNAD”のリード・ヴォーカリストでENYAの姉でもあるヒーリング・ミュージックの大御所。

07.Lisa Kelly/”The Voice”

Celtic Womanの発足メンバーの一人。
現在は脱退しているが、そのハイトーンの透明度はCeltic Womanでも屈指だった。

08.Hayley Westenra/”The Last Rose of Summer (庭の千草)”(→試聴
■ Hayley Westenra & Méav - The Last Rose of Summer

ニュージーランドの歌姫が唄うアイルランドの名曲。

09.Sissel Kyrkjebø /”The Gift Of Love” 

1994年リレハンメルオリンピックのテーマソングで名を馳せたノルウェーのハイトーン・シンガー。

10.Enya/”Only Time”

1980~1990年代のヒーリング・ミュージックを語るに外せない第一人者。

(おまけ)Kate Bush/”Wuthering Heights(嵐が丘)”(→試聴

ハイトーンボイスの元祖(?)のクリップがみつかったので・・・ (^^)。
ただしヒーリング系じゃなくてほとんど狂気系ですが・・・。やっぱり名曲。

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2023/08/26・2024/11/16追記 UP

こうして聴いてみると、ヒーリング・ミュージックのキモは「ハイトーン&透明感」で、1990年代はアイルランド(ケルト)の歌姫たちがこのシーンのメインだったと思う。
ただ、その後日本の歌姫たちのレベルがさらに上がったので、筆者の嗜好はますます邦楽寄りとなっていまに至る。

*********
1980年代以前からもヒーリング度の高い邦楽曲はいくつもあった。

■ ノーサイド - 松任谷由実


■ 元気を出して - 竹内まりや - [Live Version / 2000@日本武道館]


■ Pray - 今井美樹


■ You Are Not Alone - ANRI 杏里


*********
小室哲哉の存在は邦楽の女性ヴォーカルの質をさらに高め、2000年初頭あたりでも、日本の歌姫たちのレベルは世界的にみてもすでにかなりのものだと思っていた。

■ LOVE BRACE - 華原朋美

小室哲哉がどうして珠玉の名曲の多くを彼女に注いだか、わかる気がする名テイク。

■ かのかCM(風と花と光と) - 上野洋子

たしか2005年頃のCMでZABADAKのヴォーカルをとった上野洋子のテイク。
透明感あふれるヒーリングヴォイスは、アイルランドの歌姫たちを凌駕するレベル。

■ 最高の片想い - Sachi Tainaka (Live 2007 Concert)

LIVEでこのヒーリング感は、たしかな実力の証明。

■ いつも何度でも - 茂森あゆみ

歴代歌のお姉さんのなかでも癒し力は屈指の名シンガー。

■ Magic✨ - Rina Aiuchi(愛内里菜)

知る人ぞ知る? 名シンガー、愛内里菜。
フェミニンで包み込むようなヒーリングヴォイス。

ケルトの歌姫たちの競演 ↓
■ You Raise Me Up - Celtic Woman

ハイトーンの競演で、世界的な評価を得る。

だけど、まさかこんな逸材があらわれるとは・・・。

■ You Raise Me Up - 熊田このは
2017/01/08 Beautiful Girls Vol.7/Flamingo the Arusha(大阪市浪速区)

このはちゃんの数ある名テイクのなかでも、屈指の名唱かと。
高音の美しさと空に舞い上がるような透明感&高揚感。
ここまで共鳴を効かせて艶やかなハイトーンを創り出せる歌い手は、ほんとうに希だと思う。

Celtic Womanと聴き比べてみても、このはちゃんの声質の素晴らしさがわかる。
熊田このはちゃんのセトリ(&出演記録)-Vol.2


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ここ数年、●芸会化する日本の音楽業界を揶揄することが多いけど、じつは優れた才能はたくさんいるから・・・

■ Erato - 志方あきこ

なかなかヒーリング系歌ってくれないのだが、まれに繰り出すヒーリング曲はどれも絶品。

■ Destiny - HoneyWorks feat.花たん

ハニワ(HoneyWorks)もさりげにヒーリング曲多い。
花たんの華麗なハイトーンも癒し曲向き。

■ 1/6 - みにゅ(歌ってみた)

硝子細工のような繊細なハイトーンをもつ歌い手。
ボカロとハイトーン系歌い手は相性抜群。

■ Drive_Qualia - 櫻川めぐ

声優&アニソン系もレベルが高い。

■ One Reason - milet

近年では屈指のヒーリング・チューンだと思う。

■ 星月夜 - 由薫

層が厚くないとこういう曲は出てこないし、ブレークしない。
これだけ話題になっているということは、潜在的なニーズは高いのでは。

■ ひらひら ひらら - ClariS

桜の国、日本の癒し曲。
佐久間 誠氏作の流麗なメロに、フェミニンで透明感あるハイトーンが冴えわたる名曲。

■ ヒカリノイト - 池田綾子 「酪農家たちのまっすぐな夢」篇 Webムービー

こういうストーリー感のあるCM、ようやく増えてきた感じも・・・。

■ 夏空の下 - やなわらばー

これも癒しのCM曲。
解散はあまりに惜しい名ユニット。

そして、このところ話題になることの多いベテランさんたち。
■ 時代 - 薬師丸ひろ子

「いや~、音楽ってほんとうにいいものですね~」と思わずつぶやきたくなる名演。

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でも、やっぱり日本のヒーリング・ミュージックを担っているのは梶浦由記さんだと思う。

■ 梶浦由記「Yuki Kajiura LIVE vol.#16 ~Sing a Song Tour~『overtune〜Beginning』」

5:20~ の貝田さんのハイトーン!

■ Mirai 未来 - Kalafina

バックの演奏も抜群。
いま、こういうテイクを創り出せる国は、日本以外に思いつかない。

■ 【ひぐらしのなく頃に】 ~you / Vocal ~ 【癒月 Ver.】

Vocal Vers.の初出は2005年。
この頃から2015年頃まで、こういう美しい旋律&ヴォーカルのアニメ(ゲーム)曲がかなりつくられていた。
まわりまわっていま、再びこういう曲調が増えてきている気がする。
この手の精細な楽曲は世界でもあまり例がない(と思う)ので、これは貴重では?

■ 風向きが変わった? ~ 女神系歌姫の逆襲 22曲 ~

■ おはよう、僕の歌姫 -Happy End Ver.-/傘村トータ様 -cover-【Cereus】

傘村トータ氏の楽曲は、ヒーリング度高いと思う。
Cereusさんのハイトーンも絶品。

■ 私にはできない - Eiーvy

これもSuno AI使用ですばらしい仕上がり。
楽曲はともかく、ヒーリング系ヴォーカルはAIじゃムリだと思っていたが、これ聴くかぎりヤバイ。

やはりアニソンとボカロの存在が大きい。
これだけの美しい旋律や歌声を生み出せる国は、もう日本だけかもしれない・・・。

「シティ・ポップ」「女神系歌姫」、日本はふたつのキラーコンテンツをもっていると思う。
このふたつは米国にも韓国にもないものだから、じっさいのところ日本はアドバンテージとりすぎでは?

■ 透明感のある女性ヴォーカル50曲
■ 鈴を転がすような声  ~ 究極のハイトーンボイス ~
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■ 寺尾 聰のライブ

さきほど放送してた、NHK MUSIC SPECIAL「寺尾 聰 人生の集大成ライブ!」、サウンドのレベルが凄すぎた。
バックはおなじみの井上 鑑(key)、今 剛(g)高水″大仏″健司(b)、山木 秀夫(ds)。

4つ打ち全盛のいまの時代に、こんなグルーヴ&キメが聴けるとはある意味驚愕。

■ 寺尾聰 Terao Akira - ルビーの指環 (1981)

やっぱりこの曲は、腕利きのミュージシャンたちが揃わなければ成立しないと思う。

まぁ、彼らはPARACHUTE&KAZUMI BANDの混生軍団のようなものだから、たとえヴォーカルがいなくてもふつうに良質な音楽として楽しめるし・・・。
寺尾 聰さん、このサウンドに身を委ねて本当に気持ちよさそうに歌っていた。

■ 今剛、松原正樹 ギタープレイ 「HERCULES」from 『PARACHUTE 35th Anniversary LIVE 栄養有ツアー2014』


■ Shadow City~寺尾聰【GTA5+mod】

洋楽のエッセンスと日本的な陰りが絶妙に交錯する1980年代前半ならではの空気感。
つくろうとしてつくれる曲じゃないと思う。

■ 寺尾聰 「ルビーの指環」20171009 公開リハーサル [日光]

この状況のリハで、この余裕かましたサウンド。おそるべし。

こういう大人の音楽が、もっともっと聴かれるといいな。
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■ 渾身の一撃的洋楽バラード15曲

かつての洋楽には、メロディのかたまりのようなこういう曲たちがありました。
思いつくままに15曲アゲてみます。

■ Klymaxx - Finishing Touch


■ Bob Carlisle - Butterfly Kisses


■ Warren Hill ‎- Shelter From The Storm


■ George Benson - Starting All Over


■ Barry Manilow - Mandy


■ Whitney Houston - Didn't We Almost Have It All


■ Ray Kennedy - My Everlasting Love


■ Linda Ronstadt feat. Aaron Neville - Don't Know Much


■ L.T.D. - For You


■ Bill Champlin - No Wasted Moments


■ Eric Carmen - Every Time I Make Love To You


■ Bill LaBounty - Crazy


■ Elton John - Candle in the Wind (Live at Madison Square Garden, NYC 2000)HD *Remastered


■ The Four Tops - Back Where I Belong


■ Journey - When You Love a Woman (Official HD Video - 1996)
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■ カラバトU-18黄金の世代の7人+1人

昨日の佐久間彩加ちゃんのLIVE聴いて、あらためて彼女たちの実力を実感した。

でも、いまの時代、ソロシンガーとしてブレークするのはすこぶるむずかしい。
「坂道シリーズ」の隆盛以降、この傾向はますます強まっていて、少なくとも数人のユニットでなければインパクトがよわくなっている。

あの実力者揃いのkalafinaだって、ソロで成功するのは容易でなかったワケだから・・・。

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往年の名シンガーの名曲のもとには、かならずといっていいほど名クリエイターがいた。
プロのクリエイターの紡ぐ優れたメロディやアレンジメントが、シンガーの個性とあいまってヒット曲や人気曲をつくりあげた。

□ 織田哲郎
■ ZARD(坂井泉水) - 揺れる想い


□ D・A・I(長尾大)
■ 浜崎あゆみ - Voyage


□ 柿原朱美
■ 今井美樹 - 空に近い週末


□ 五十嵐充
■ Every Little Thing(持田香織) - Over and Over


□ 上田知華
■ 今井美樹 - Boogie-Woogie Lonesome High-Heel


□ 小室哲哉
■ 華原朋美 - LOVE BRACE


□ GIORGIO
■ 西野カナ - 私たち 


□ 川江美奈子
■ 中島美嘉 - 桜色舞うころ


いまでいうと、天野月さんとか傘村トータさんとか・・・。

■ 天野月「栞」 feat.YURiCa/花たん


■ 傘村トータ「おはよう、僕の歌姫 -Happy End Ver.」Covered by Cereus


でも、やっぱり梶浦由記さんかな・・・。
オリジナリティを備えた名シンガーたちが名クリエイターのもとに集結すると、こういうことになる ↓

■ Everlasting Song - 梶浦由記(&FictionJunction)


〔 Solo Parts 〕
0:27~ / 3:46~ 貝田由里子
0:57~ / 4:15~ KAORI (織田かおり)
2:48~ / 6:26~ KEIKO (窪田啓子)
3:18~ / 6:57~ WAKANA (大滝若菜)


↑ こういう名クリエイターのもとで、1曲でもいいからコラボかまして世間の耳目を集めてほしい。
個人的には、彼女たちが集えば、少なくともリトグリよりは上、FictionJunctionと肩を並べると思っている。 

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2023/ 05/31 UP

いろいろな歌番組を視るにつけ、どうしても彼女たちの歌のレベルの高さを再認識してしまう。
歌の巧い子はたくさんいるけど、一聴しただけでそれとわかるオリジナリティを備えた逸材はそうそういない。

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2023/05/31 UP

カラバトの川嵜心蘭ちゃんのテイク(予選曲)、森アナイチオシ動画でUPされてました。
(森アナイチオシ動画、どれもナイスチョイスです。)

■ 【カラオケバトル公式】川嵜心蘭:Mr.Children「しるし」(森アナイチオシ動画)


やっぱり、歌に複雑な感情が乗っている。
歌にこれだけ ”切なさ” を載っけられるとは、熊田このはちゃん以来の才能では?

現在高3。
佐久間 彩加ちゃんの一学年下だから、「カラバトU-18黄金の世代」に入る年代かも。

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2023/01/23 UP

昨日放送のU-18歌うま甲子園 2023開幕戦、録画したやつ視てみました。
優勝は川嵜心蘭ちゃんだと思ったけどね、個人的には・・・。
(もちろん、優勝者さんも好テイクだったが)

川嵜心蘭ちゃんのテイク(別番組、一部)↓

プロフィール

この子は2021/12/23放送の「歌唱王」にも出ていて、そのときも →この記事で「声に深みがあって聴いてて心地よい。」とコメントつけてた。

やっぱり今回も印象は同様で、聴いてて心地よかった。
歌にスケール感があって、感情が入り込んでいた。

しかし、この上質なビブラートで決勝曲のG(拡張形)は気の毒。
どう聴いてもボックスB-1かB-2だと思う。

それと、中川寛大さんの歌いまわしはかなりエモかった。
これで94点台は気の毒すぎる。


でも、やっぱりU-18黄金の世代は ↓ 彼女たちだったのかもしれぬ。
(順不同です)
■ 佐久間彩加ちゃん
■ 三阪咲ちゃん
■ 原藤由衣ちゃん
■ 富金原佑菜ちゃん
■ 熊田このはちゃん
■ 鈴木杏奈ちゃん
■ 堀優衣ちゃん


【カラオケバトル公式】佐久間彩加 「冬のうた」Kiroro/2017.2.8 OA(テレビ未公開部分含むフルバージョン動画)
・初優勝


【カラオケバトル公式】熊田このは:BENI「見えないスタート」/2017.8.23 OA(テレビ未公開部分含むフルバージョン動画)
・優勝(2回目)


↑ どちらのテイクも音程・リズムの正確さはもちろん、ほとんどブレスどりを感じず、歌に入り込んでいる。


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2023/01/14 UP

以前のカラバトのU-18特集、何本か視返してみました。
やっぱり凄い面子だったことを実感。

カラオケで点数争っているのに、あふれ出るオリジナリティ。
原曲のよさを引き出す歌いまわし。
そして歌にこもるエモーション。
どれをとってもそれぞれに一級品だったと思う。

これは、個人的に勝手に選んだベスト7人です。
一度でいいから、この面子でコラボってほしかった。
できれば梶浦由記さんの楽曲・ブロデュースで・・・。

■ 【抜粋編】黄金の世代?(カラバトU-18が強い件)


■ 佐久間彩加 - 君がいたから/Crystal Kay 2020/12/13 OA(テレビ未公開部分含むフルバージョン動画)【カラオケバトル公式】

この子は掛け値なしに天才だと思う。音の扱い方が普通じゃない。
荒れ声を瞬時に力感に昇華するって、この年代でできることじゃない。
それにこの情感の入り方って、いったい何事?
■ カラバト&佐久間彩加ちゃん配信ライブ情報/LIVE初参戦

■ 三阪咲 - Rollercoaster (Acoustic Live Performance)

声に雰囲気があって、強弱のコントロール&声のまわし方が抜群で、とくにR&B系のこなしは絶品。
ユニットのアンサンブルを大切にする行き方は、時流を捉えているかも。

■ 原藤由衣 - 私はピアノ - 高田みづえ 2022/09/04 原藤由衣 Birthday ワンマンライブ 溝ノ口劇場

美声。だけど単なる「歌のお姉さん声」とは一線を画す粒立ち感あふれる声色。
いそうだけど、なかなかいない存在。

■ 富金原佑菜 - 流星群 2018/09/17 あべのAステージ

声の成分が複雑でなかなかいないタイプ。それと声量のキャパシティ。(ぜったいお腹で支えてる)
細かな音符や休符を散りばめたような粒立ちとキレ。
そして、わき上がってくるエモーション。
■ 富金原佑菜ちゃんのナイステイク

■ 熊田このは - アイノカタチ/feat.HIDE(GReeeeN) MISIA 2020/02/23 LIVE

比類なきスーパーソプラノ。あふれ出る1/fゆらぎ。
切なさを帯びているのに、聴き手を元気づける希有の歌声。
この子の声って絶対セラピー効果あると思う。
■ 熊田このはちゃんのセトリ(&出演記録)-Vol.2

■ 鈴木杏奈 - 炎/LiSA 【カラオケバトル公式】(森アナイチオシ動画)

このところ、とくにエモーショナルな歌い回しが目立つのは歌の感性に優れていることの証明。
そして抜群の音程は、絶対音感ゆえのもの?

■ 堀優衣 - LOVE SONG/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE 2021/07/11 OA(テレビ未公開部分含むフルバージョン動画)【カラオケバトル公式】

音程もリズムも際立った安定感。メゾピアノ~ピアノのパートでも声の粒立ちを保っているのが凄い。
しかもこれに情感(裏加点要素)が乗ってくるので、100点連打もうなづけるところか・・・。
大学生になって、さらにハイトーンの艶に磨きがかかってる。


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■ 砂塵の彼方へ....

FictionJunctionKalafina + Sound Horizon + FBM(FRONT BAND MEMBERS)
↑ ↑の7人ならば、このなかに入っても引けをとらないのでは?
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■ 天賦の才! 歌姫・佐久間彩加ちゃん

間抜けにもISO設定ミスってたので、ほとんどいい写真が撮れておりません(泣)









オープニングはなんと「Feel Like Makin' Love」(愛のため息)。
初出はRoberta Flack(1974年)、ヒットはMarlena Shaw(1975年)だけど、1983年のGeorge Bensonのアレンジに近かった ↓

■ Feel Like Making Love - George Benson


この曲、ヴォーカル、インストともに巧者が揃わないと成立しないけど、見事に構成されていた。
これは期待できそう・・・。
じっさい、インスト陣、PAともまったく文句なしの出来でした。

ゲストの辻本美博氏のsaxが見事だった。
正直知らなかったけど、いるところにはいるもんですね、逸材。

■ Isn't She Lovely (辻本美博 with Neighbors Complain)


鎌倉の名刹、浄土宗光明寺の僧侶さまがハーモニカで参画されていてびっくり。
彩加ちゃん、→ 光明寺でLIVEやってるんですね。

MCで、阿弥陀如来(仏様)を「神様」と呼んで、僧侶さまから突っ込まれてた(笑)
ほんとにこの子のMC、ほのぼのとしていいです。
ファンを本当に大事にしている感じがあって、彩ラーさんたちが狂うのもわかる気がする。


歌い始めると一転、DIVAモードばりばり。
以前よりもハイトーンが繊細で、表現の幅が広がっている感じがする。
音節の途中から、ターボかけたように声の圧強めていく振る舞いなど、並みの才能じゃない。
それと、圧倒的なリズム感。

やっぱりR&B志向なのか・・・。
いまの若手で、R&B系の歌いこなしの巧さは、彩加ちゃんと三阪 咲ちゃんがおそらく双璧だと思う。

今日は聴いててChaka Khanを思い起こした。

■ Chaka Khan - Do You Love What You Feel


■ Chaka Khan - Through The Fire, Live In Pori Jazz 2002 (10.)


20歳の日本の女子のパフォ聴いて、Chaka Khan思い起こすとはちょっと自分でも信じられない。
やはりそれだけ優れた才能をもっているのだと思う。

テクニックもさることながら、歌に魂がのっている。
歌にこれだけの感情の量を織り込める歌い手はそうそういない。↓

■ 佐久間 彩加「Jupiter」| The Voice Japan ブラインドオーディション


もっともっと、高みにのぼりつめて欲しい。

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2024/11/02 UP

明日です。
生バンドの彩加ちゃん、絶品なので楽しみ。




■ 駅(竹内まりや)

名テイク。
彩加ちゃんが歌う竹内まりやの曲は名テイク揃い。さすがに難曲キラー。


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2024-08-03 UP

🩷佐久間彩加 20歳 記念SPワンマンライブ🩷



2024/11/3 (日)
Yokohama mint hall(神奈川県横浜市)
[開 場] 11:20
[開 演] 12:00
全自由席 6,000円+ワンドリンク

席数はおそらく150~200
レア・チケットかも・・・。

2024/8/3販売開始
予約は→ こちらから

予約しました。
生バンドの彩加ちゃん、絶品なので楽しみ。


■ 配信ドラマ「見上げた空に、あなたを想う(#2 春)」主題歌 / 佐久間彩加


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2024/06/06 UP

■ 【カラオケバトル公式】唯一無二の中低音ボイス 佐久間彩加 歌唱まとめ

↑ これって、カラバトスタッフが編集してUPしたのか?
それだけ素晴らしい歌い手だということ。


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2023/05/31 UP

なぜかアクセスをいただいているので、動画を追加リンクしてみます。

■ カラオケ四天王の佐久間彩加ちゃん登場!! 極上の歌声をご堪能下さい!!

コミュニケーション能力が抜群だと思う。

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2023/03/27 UP

ついにU-18卒業ですね。
やっぱり最後の最後まで戦っていた。

【カラオケバトル公式】佐久間彩加:いきものがかり「SAKURA」(森アナイチオシ動画)


天賦の才のうえに努力家だから、まだまだ伸びていくのだと思う。
応援しています。

ps.
森香澄アナもカラバト卒業とのこと。
「森アナイチオシ動画」もなくなってしまうのかな?
Ai判定機、しばしば好テイクに低得点かますから、これをフォローしてくれる「森アナイチオシ動画」はとても貴重だった。

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2023-03-04 UP
「皆さまと一緒に戦ってきました」
本当に「戦う」という言葉がぴったりのパフォーマンスを繰り広げてくれた彩加ちゃん。
彼女のU-18卒業でひとつの時代が終わったような気がする。

いつかこのメンバーで、ふたたびバトルを繰り広げてほしい。



3月~4月にかけてワンマンライブが予定されています。
こちら

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2022/12/26 UP

2022/12/25放送のカラバト、優勝おめでとう。

予選、伊沢さんの高得点で、Ai機種で自身の最高得点出さなければ決勝行けない背水の陣。
でも、ここできっちり結果出すとはやっぱり勝負師だと思う。

サビパートの頭と二小節でどうしても赤バーが出て、これはむずかしいか? とも思ったけど、その他のポイントで伸ばして100点近い点数。

※もう一度聴き直してみたら、音程の外しは「ハンマリング」(わざと音符の半音下から発音を始めて表現力を高めるテク、バーは頭の0.5秒ほど赤になる)かもしれぬ。
だからあれだけ赤バー出しても点数に響かなかったのかも。
(赤バー多発のサビ部で、むしろ音程正確率が上がっている。)

ex.
3:19~ の降メロ(瞬きするほど~)、完璧にバーを黄色トレースしているのに、
3:36~ の昇メロ(聴こえる?)でビブラート&しゃくり絡みの赤バー規則的に出してる。
少なくともこのパートは「ハンマリング」だと思う。
ただしAi機種の裏加点要素がよくわからないので、「ハンマリング」がどこまで効いたかは不明だし、この子のフックあふれる声色からするとそもそも「ハンマリング」なんぞ(Ai採点じゃなかったら)不要な気もするが・・・。
(こういう些末なテクに、彩加ちゃんのような貴重な才能を費やさせるのもAi機種の罪のひとつだと思う。)

この子ほどAi機種ととことん戦った歌い手はいないと思うほど、テクニカル面でツボ押さえてる。
とくにビブラートのかましは、ほとんど芸術的。(54秒42回のボックス形B-2)
今回は「勝つべくして勝った」と思う。

■ 今回(Ai機種)↓
【カラオケバトル公式】佐久間彩加:スピッツ「楓」/2022.12.25 OA(テレビ未公開部分含むフルバージョン動画)


■ 以前の機種 ↓
【カラオケバトル公式】佐久間彩加 「未来予想図Ⅱ」DREAMS COME TRUE/2018.2.21 OA(テレビ未公開部分含むフルバージョン動画)


■ Ai機種に打ち勝った?例
【カラオケバトル公式】佐久間彩加:Crystal Kay「君がいたから」/2020.12.13 OA(テレビ未公開部分含むフルバージョン動画)

歌い出しから前半は、”置きに行く” 唱いまわししていたと思う。
ところが、1:32~ 「強く 手を握りしめた」からモードを一気に変えて? Ai機種に打ち勝った?
(とくに「しめ」の全開ビブラート)

ただしこれでも99.870で、じっさいのところ今回これでは足りなかった。

以前のフックかましまくりのキレッキレな歌いまわしでは、Ai機種で100点近い高得点とれないこと重々わかった上で、あえて表現を抑えて丁寧に置きに行ってる?
だから、予選曲が「楓」になったんだと思う。

予選は本当に凄い表情をしてた。
そして織り込まれた感情の量がハンパじゃなかった。
それだけこの1曲に期するものが大きかったのでは。


荒牧さん、選曲ミスかも・・・
荒牧さんの実力、こんなもんじゃないでしょ。
この唱法だったら、倖田來未あたりの曲の方がはまっていたような感じがする。

■ 倖田來未 「あなただけが」を荒牧陽子のガイドボーカルで



荒牧さん、彩加ちゃん、オペラ魔女さんの決勝。ほんとうに見たかった。
ただし、自身の得意曲で・・・。
今回の決勝のシステムってなんなん?

歌い手と曲の相性って絶対にある。
それを決勝で有無を云わさず曲指定かけるとは・・・。
ほんとうにどうかしている。

彩加ちゃん、「恋人がサンタクロース」唱ったことないってコメントしてたけど、本当にそうなんだろうと思う。
「恋人がサンタクロース」のコード、ユーミンがターゲット層拡大を狙って意図的に平易なコード進行を仕組んだ曲だと思う。)

こういう音域の狭いUP曲って、彩加ちゃんならではの歌いまわしに合っていないから。
UP曲やるなら、もっとオクターブの広い、あるいはコード進行の複雑な曲の方がたぶんこの子の魅力が出る。
なんといっても希代の難曲キラーだから・・・。

それでも優勝はさすがの実力。
これをバネにして、志望校いけるといいね。


**************
今回思ったのは、海蔵さん、宮本さん、オペラ魔女さんなどの往年のウィナーは、みな曲の魅力を引き出して唱っていること。
だから単調にならず聴いてて飽きない。(点数はともあれ)

それとAi機種のナゾがますます深まった。
松浦さんにせよ吉田さんにせよ、これまででベストでは?というエモーショナルな好テイクをみせていた。
でも、点数はさほど伸びていない。
本人たちも納得いかない部分があったかもしれぬ。


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2022/03/25 UP

3/21のセトリです。

〔前半〕


01.Crystal Kay - 恋におちたら
02.夢の途中 - 来生たかお
03.あなたに - 安全地帯
04.J.BOY - 浜田省吾
05.三日月 - 絢香
06.Wonderland - iri
07.ふたりごと - RADWIMPS



(休憩)

〔後半〕


01.炎 - LiSA
02.Sweet Impact - BoA
03.悲しみにさよなら - 安全地帯
04.接吻 -kiss- - ORIGINAL LOVE
05.Best Friend - 西野カナ
06.Hello, Again 〜昔からある場所〜 - My Little Lover

〔アンコール〕
01.木蘭の涙 - スターダストレビュー



曲のバラエティ感が凄かった。
そして高音にさらに華と艶が出ている。
それになにを歌っても「佐久間彩加オリジナル」感。

「あなたに」「J.BOY 」「ふたりごと」「接吻 -kiss-」「Best Friend」がよかった。

・「あなたに」は、ファンのリクエスト曲。彩加ちゃんに曲調が合っていると思う。
・「J.BOY 」は、お父上のリクエストとのこと。1986年ならではの16ビートバックビートのグルーヴ曲。
 彩加ちゃんの世代がこんな曲歌ってくれるとは・・・。しかもしっかり彩加オリジナルになってる。
・「ふたりごと」は、難符割、難音階のむずかしい曲。でも、こういう難曲の方が彩加ちゃんの真価が発揮されると思う。
・「接吻 -kiss-」は、スイングビート、‎Just The Two Of Us進行のオトナ曲だけど、見事に歌いこなしていた。拍手。
・「Best Friend」は、この前のカラバトで鈴木杏奈ちゃんに贈ったトリビュート曲。こういうエモーショナルな曲歌ったら敵なしじゃわ。

あと、↑には挙げてないけど「Sweet Impact」の発声が凄かった。
ファルセットやヒーカップを散りばめて、さらにいろいろなテクにトライしている。
ほとんど天才の域と思うのに、こういう努力を重ねているところがいいですね。

やっぱり「佐久間LIVE」面白かった。そろそろやっぱり生LIVEで生の声聴きたい。


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2022/03/21 UP

本日でしたね。
後日アーカイブじっくり視てからセトリなど入れます。

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2022/03/17 UP

■ 季節の訪れ(オリジナル) - 佐久間彩加



情報遅くてすみません。↓

● 佐久間彩加 第五回配信ワンマンライブ
2022.3.21(祝) 14:30~16:30 ツイキャス
アーカイブ、4/4まであり
「今回も…泣ける曲、盛り上がる曲とご用意致します✨」とのことです。

詳細は → こちら

チケ買いましたわ。
当日外出予定なので、アーカイブで視てセトリ入れます。


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2022/03/15 UP

■ サーカスナイト / 佐久間 彩加cover.

一気に大人びて・・・。でもまだ高校生なんだよね。

■ Lovin' You · Minnie Riperton

↑ なんかこの曲浮かんできた。
彩加ちゃんだったら、どうこなすんかな?

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2022/01/17 UP

この記事、急にアクセス数が増えたので、もしや、と思ったらやっぱりこれ ↓ か・・・。
すみませぬ。いそがしくてカラパトの録画まだ視てないので・・・。

【カラオケバトル公式】佐久間彩加:浜田省吾「もうひとつの土曜日」/2022.01.16 OA(テレビ未公開部分含むフルバージョン動画)

「もうひとつの土曜日」。そう来たか・・・。
1980年代にしてはベタなバラードで、一般人が歌うと冗長になりがちな難曲。
音色と歌いまわしに変化をもたせて、ラストまで一気に聴かせてしまう”歌ぢから”はさすがに佐久間彩加ちゃん。
でもって、優勝か。

今度はボカロ的なアップテンポ曲聴いてみたい。
きっともの凄いこなし、みせてくれると思う。

たとえば、こんなやつ ↓
■ 空奏列車 歌ってみた /めありー



■ [2015GP 優勝 佐久間彩加 様] やさしさで溢れるように/juju~カラオケ大会 グランプリ大会 首都圏カラオケバトル2015 GP~

これっていくつのとき?? 11歳? 小5?
聴き手を惹き込んでしまう音色の魅力は、すでにこの頃から。
やっぱり黄金の世代だ!

■ 空と君のあいだに 佐久間彩加

歌う前の不敵な微笑み。歌ってるときの勝負師的な表情。
そして完璧な”佐久間オリジナル”。なみの歌い手じゃないわ・・・。

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2021/05/10 UP

さっき放映してたカラバト。
彩加ちゃんの選曲は「STARS」(中島美嘉)。
曲調があっていると思うし、実際申し分のないできだったと思う。

このパフォーマンスで予選落ちは、正直いってどうなのかな???
このカラバト判定機の能力じゃ、変化自在で深みのある彩加ちゃんの歌唱はたぶん正当に評価できない。
(宇都宮聖くんの歌唱の評価も、この判定機じゃムリだと思う。この子もの凄い逸材では?)

ハイトーンのこなしがますます巧くなってるし、ニュアンスの込め方が抜群。そして洗練感がでてきている。
個人的にはいつか本格的なR&B聴いてみたい。

たとえば、こんなやつ ↓
■ Anita Baker - "Giving You The Best That I Got" [Official Music Video]


■ Toni Braxton - Un-Break My Heart (Official HD Video)


日本では「R&B=シャウト」あるいは「R&B=ホイッスルボイス」(笑) みたく思われてるけど、
本当のR&B系の名手って、こういうミディアム曲で真価を発揮すると思うし、
これまでこういう曲を歌いこなせそうかな? と思った歌手は(個人的には)日本には一人もいない。
彩加ちゃん(と加藤礼愛ちゃん)がはじめてかも・・・。

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2020/04/12 UP

4/3(土)の第4回配信ワンマンライブのセトリです。


〔前半〕
01.う、ふ、ふ、ふ、 - EPO
02.BLONDE - 中森明菜
03.優里 - ドライフラワー
04.カムフラージュ - 竹内まりや
05.駅 - 竹内まりや
06.六本木心中 - アン・ルイス
07.夢見る少女じゃいられない - 相川七瀬



(休憩20分)



〔後半〕
01.MOON - レベッカ(REBECCA)
02.ボヘミアン - 葛城ユキ 〔リクエスト〕
03.Story - AI
04.瞳がほほえむから - 今井美樹
05.春風 - Rihwa
06.Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜 - YEN TOWN BAND
07.たしかなこと - 小田和正

〔アンコール〕
01.星のかけらを探しに行こう - 福耳
02.FINAL DISTANCE - 宇多田ヒカル



声の圧が増して、しかも安定感が凄い。
なにを歌っても「佐久間彩加オリジナル」感。

「ドライフラワー」「駅」「Story」「Swallowtail Butterfly」「FINAL DISTANCE」がよかった。
とくに「ドライフラワー」と「駅」。
エモーショナルな難曲で、彩加ちゃんの天才ぶりが際立つ感じがする。

それにしてもスタジオライブ状況で、これだけの感情移入できる力量って、やっぱりただものじゃないと思う。

駅【佐久間彩加】


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2020/04/06 UP

4/3(土)の第4回配信ワンマンライブ、なんとまたしても見逃しました(笑)

さきほどチケット買ったので、アーカイブ(4/17まで)視て後日セトリをUPします。
チケ購入は→こちら

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2021/03/09 UP




このところやたらに忙しかったので、さきほどようやくセトリとりました。
↑ スクショも時間がなかったのでいまいちかも。すみませぬ。

〔前半〕
01.SAKURA - いきものがかり
02.本当の恋 - May J.
03.元気を出して - 竹内まりや
04.Hero - さなり
05.ORION - 中島美嘉
06.夢見る少女じゃいられない - 相川七瀬
07.あゝ無情 - アン・ルイス
08.unlasting - LISA

〔後半〕
01.誰より好きなのに - 古内東子
02.イエスタデイ - Official髭男dism
03.366日 - HY
04.あなた - 宇多田ヒカル
05.あなたに会えてよかった - 小泉 今日子
06.トイレの神様 - 植村花菜

〔アンコール〕
僕が死のうと思ったのは - 中島美嘉

「unlasting」「誰より好きなのに」「イエスタデイ」「あなた」「僕が死のうと思ったのは」がよかった。
とくに「あなた」と「僕が死のうと思ったのは」。
どれも難曲だけど、こういう曲で彩加ちゃんの真価が発揮される気がする。

「僕が死のうと思ったのは」は、歌詞はシリアスだけど曲調はアップビートのグルーヴ曲でバックのキーボードがよく効いている。
こういうシンプルでお洒落な曲調、歌い崩せるしすごく向いていると思う。
「僕が死のうと思ったのは」聴いてて、やにわに佐野元春のバラッドを想い起こした。
自分でもどうしてかわからないけど・・・。

Heart Beat/小さなカサノバと街のナイチンゲールのバラッド - 佐野元春(LIVE 1983)


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2021/02/28 UP

2/23(火) 14:30~の「第3回 佐久間彩加 配信ワンマンライブ」、うかつにも見逃しました。
先ほどチケ購入したので、後ほど視聴してセトリ上げます。
3/9(火)まで視聴できます。
見逃した方は→こちらから。

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2/21放映のカラオケバトルの「超絶ハーモニー連発・最強デュエット王決定戦!」、彩加ちゃんが名演してたので、Blog内マルチポストですが載っけてみます ↓

〔 予選 〕
■ life AAA - 佐久間彩加 / 鈴木杏奈

このふたり、初コラボ?? 超面白かった。
アニソン歌手?らしく、杏奈ちゃんがかなりヒーカップかましてる。
ビブラート、19秒、61回のD型(上昇型)。
このふたりはまずほとんどボックスB-2型で、D型はみたことがない。
ビブラートが干渉したのかも・・・。でも不安定感はまったくなし。

〔 決勝 〕
■ ハッピーエンド - 佐久間彩加 / 鈴木杏奈

0:47~ 最後は嘘になって (杏奈ちゃんの中低音)
2:08~ もう離さないで (彩加ちゃんのハイトーン)
杏奈ちゃんがハイトーン、彩加ちゃんが中低音ってパート振られてたけど、↑ 聴くとそんなこと全然ないと思う。

ハモリ部、ふたりの声がはっきり聴き分けできるのに、絶妙にハモってる。
実力に裏付けられたオリジナルな個性が際立っているので、共演してもブレることがない。
それぞれの個性がぶつかって、新しいなにかを生み出しそうな予感ばりばり。

またまたいまごろ言っても詮ないことだけど、一度でいいから「U-18プロジェクト」もやってほしかった。
堀優衣ちゃん、鈴木杏奈ちゃん、佐久間彩加ちゃん、熊田このはちゃん、原藤由衣ちゃんあたりで・・・。

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2020/12/31 UP

佐久間彩加ちゃん配信ライブ
『大晦日~ツイキャスプレミア配信ワンマン』のセトリです。

〔前半〕
01.雪の華 - 中島美嘉
02.ゲレンデがとけるほど恋したい - 広瀬香美
03.雪のクリスマス - DREAMS COME TRUE
04.あの頃へ - 安全地帯
05.なごり雪 - イルカ
06.炎(ほむら) - LISA
07.あなた - 宇多田ヒカル
08.夢見る少女じゃいられない - 相川七瀬

「炎(ほむら)」 と「あなた」がよかった。
「あなた」みたいな難曲をこなしていくのが、彩加ちゃんLIVEの醍醐味だと思う。
「炎(ほむら)」はやっぱり名曲。これから多くの歌姫を育てていく歌では。

〔後半〕
01.夜空のムコウ - SMAP
02.NAO - HY
03.Aitai - 加藤ミリヤ
04.ドライフラワー - 優里
05.プラスティック・ラブ - 竹内まりや
06.Everything - MISIA
07.流星群 - 鬼束ちひろ
08.遠く遠く - 槇原敬之

〔アンコール〕
木蘭の涙 - スターダスト レビュー

後半、エモーショナルな曲が多くて聴き応えがあった。
一見、あっけらかんとして見えるけど、繊細な感受性と強いきもちを持っているのだと思う。
だから、こんなにこころに響く歌が歌えるのでは。

それと「プラスティック・ラブ」にはびっくり。
もともと広い曲幅が、さらに広がっているような。

来年は、カラバトU-18の面々のますますのご活躍をお祈りします。

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2020/12/29・2019/12/16 UP

チケットゲット!
まだ販売中なので、ぜひ。

佐久間彩加ちゃん配信ライブ
『大晦日~ツイキャスプレミア配信ワンマン』
2020.12.31(木) 14:30~16:30(アーカイブ2021.1.14まで)
チケット販売中です。(2,500円+手数料)
詳細は→こちら

難曲ほど燃える感ばりばり。セトリが楽しみ。

ちなみに、10/25の配信ライブのセトリは ↓ (数曲抜けあるかも・・・)
・手をつなごう - 絢香
・奏(かなで) - スキマスイッチ
・流星群 - 鬼束ちひろ
・夢見る少女じゃいられない - 相川七瀬  
・あゝ無情 - アン・ルイス
・初恋 - 村下孝蔵
・香水 - 瑛人
・U&I(ユーアンドアイ) - Ailee(エイリー)
・白い恋人達 - 桑田佳祐
・If 〜I know〜 - EXILE
・ピエロ - 上木彩矢
・God knows - 涼宮ハルヒ

・季節の訪れ - 佐久間彩加(オリジナル)
・かくれんぼしてる君に - 佐久間彩加(オリジナル)

・トイレの神様 - 植村花菜

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(blog内マルチポストですが、入れときます。)
先ほど放送してた12/13放送のカラバト、やっぱりまたしてもU-18の強さを物語る内容だった。
黄金の世代?(カラバトU-18が強い件)

優勝した佐久間彩加ちゃん、凄かった。
予選の「奇跡を望むなら...」は、2020.11.1 OAの「風が吹いている」と似たような歌いまわしだったと思う。
精密機械のように冷静に、淡々と置きに行く歌い方。
これで99.664で決勝に・・・。

決勝の「君がいたから」。
【カラオケバトル公式】佐久間彩加:Crystal Kay「君がいたから」/2020.12.13 OA(テレビ未公開部分含むフルバージョン動画)

歌い出しから前半は、「風が吹いている」や「奇跡を望むなら...」と同じ歌いまわししていたと思う。
ところが、1:32~ 「強く 手を握りしめた」からモードが一気に変わったような感じがする。
(とくに「しめ」の全開ビブラート)
いつもの「佐久間モード」に入ったら、もう「置きに行く」歌い方には戻れないと思うし、実際戻っていない。

さすがに我慢できなくなったのかな(笑)。
後半~ラストはほとんど「佐久間モード」全開でDIVA状態に・・・。
結果は99.870で優勝。
しかし、決勝でこんな超難しい曲選んで、しかも途中で歌い方変えて(?)優勝とは、やっぱりこの子ただものじゃない。

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2019/11/02 UP

昨日放送のカラバト、やっぱりU-18世代レベル高いと思った。
下尾礼子ちゃん、いいパフォーマンスだったけど残念。

佐久間彩加ちゃん、優勝おめでとう!

予選:ア・イ・シ・テ・ルのサイン ~わたしたちの未来予想図~
決勝:風が吹いている

決勝は、Ai判定機最高得点の99.8点台ゲット。
これです ↓
【カラオケバトル公式】佐久間彩加:いきものがかり「風が吹いている」 /2020.11.1 OA(テレビ未公開部分含むフルバージョン動画)

こんなに慎重に歌ってる彩加ちゃん、はじめてみた。
バーの上に歌声を置きに行ってる感じか。
おそらく、意識的に声色の幅と声の広がりを絞ってると思う。
それと、予選曲のビブラート回数18回にもびっくり。ここまでビブラートを抑えたテイクも聴いたことがない。

でも、Ai判定機で勝つためには、これしかなかったのだと思う。

↓ も声色が暴れにくい曲だけど、これだけ多彩な声色とビブラートを繰り出してるのが、↑と聴き比べてみるとよくわかる。
【カラオケバトル公式】佐久間彩加 「未来予想図Ⅱ」DREAMS COME TRUE/2018.2.21 OA(テレビ未公開部分含むフルバージョン動画)


勝ちに行くために、あえてこういうテクニカルな戦略とれる才能って、やっぱりただごとじゃないと思う。
(でも、個人的にはLIVEの歌い方のほうが好きだけど・・・(笑))

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2019/10/26 UP

15:00~ LIVEで聴く予定だったけど、急な用事が入って聴けず、さきほどアーカイブでざっくり聴いてみました。
配信LIVEはこれができるからいいですね。

配信LIVEは観客のリアクションがないので、けっこうやりにくいと思う。
でも面白い内容だった。

個人的にとくに面白かった曲は、

■ 手をつなごう/絢香 20:55~

この曲で表情と左手のうごきが変わった感じがある。
彩加ちゃん、調整気味のときは、ちょっと迷ったふうの表情になるし、乗ってきたときはキレのある勝負師的な眼になる感じがする。
それと、左手の動きがしなやかになってきたときは、声も乗ってる感じがする。
この曲では、勝負師的な眼としなやかな左手の動きがあった(と思う)。
声のつくり方が絢香より多彩なので、オリジナルよりも変化に富んだ仕上がりになっていたと思う。

■ 流星群/鬼束ちひろ 32:30~

富金原佑菜ちゃんの「流星群」凄いけど、彩加ちゃんの流星群も凄い。
こういうメロディーの輪郭がはっきりした曲、ほんとに巧い!
鬼束ちひろって、カラバトU-18世代(黄金の世代?)育てた一人だと思う。

■ 香水/瑛人 1:15:16~
テクがないとふつうにお経になる曲調。
これだけ変化のある曲に仕上げられるとは、やっぱり「声色の魔術師」だと思う。
それにしてもこの曲って、YouTubeの再生回数1億回超えなんだ。ふ~ん・・・。

■ 白い恋人達/桑田佳祐 1:23:36~
音幅の広い曲。もの凄く複雑な発声でこなしていて面白かった。
それと、サビ部分の高音の伸び。
ヒーカップでもファルセットでもなく、ひっくり返すようにたおやかなハイトーンが出てくるこの発声ってなに?

■ かくれんぼしてる君に/佐久間彩加(オリジナル) 1:43:25~

この曲むずかしいわ・・・。
でも、このくらいの曲の方が、彩加ちゃんの才能が活きるような気もする。
いくつもの声色を紡ぎあわせていくような歌いまわし。
並みの才能でできるワザじゃないと思う。

それと、アップテンポ系では、ピエロ/上木彩矢、アンコールのトイレの神様もしみじみとよかった。
ときおり聴けた、スキャットやフェイクが凄く気になったので、もっとばりばりかましてくれるとさらに面白くなるかも(笑)

まだざっくりとしか聴いていないので、気になるところがあったら追記します。

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2019/10/16 UP

佐久間彩加ちゃんの配信ライブ(初めてのツイキャスプレミア配信)情報です。
『佐久間 彩加 16th 〜Anniversary Live〜』
2020.10.25(日) 15:00~17:00
11/8までアーカイブ視聴可能 fee:2,500円
詳細は →こちら

もちろん購入しましたよ。この子のLIVEすごく面白いもん。

驚愕のテイク ↓
■ やさしさで溢れるように【佐久間彩加】

完璧なオリジナル化。すでにDIVAの貫禄!

■ 空と君のあいだに 佐久間彩加

ほんとにこの曲めちゃくちゃ合ってるわ。
もはや点数気にしてない感あり。音楽の面白さを実感させてくれるパフォーマンス。

はじめて作詞したオリジナル曲。↓
■ 『かくれんぼしてる君に / 佐久間彩加』music video


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2020/06/22 UP

「CDTVライブ!ライブ! 4時間生放送で完全復活! 」、さっきまで視てたけどちょっと抜け出してきました(笑)
こういうLIVEってどんどんやってほしいんだけど、スタジオライブは誤魔化しがきかず、いろいろ見えて(聴けて)しまうからな~。
ある意味こわい。

佐久間彩加ちゃんが名唱を残している曲が何曲か歌われていたので、聴き比べしてみました。
たとえば ↓こんな曲。 
【カラオケバトル公式】佐久間彩加:YEN TOWN BAND「Swallowtail Butterfly~あいのうた~」/2018.9.12 OA(テレビ未公開部分含むフルバージョン動画)


やっぱり凄い、このオリジナル感。
歌にぐいぐい引き込まれてく。
音楽の楽しさすばらしさをストレートに伝えてくれる希有の才能。

こういうすばらしい才能が、もっともっと広く聴かれていくような ”場” がほしい。
この子のLIVE、まじで凄かったから・・・ ↓

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2019/12/21 UP

 
 


カラバトの上位陣はだいたい生(LIVE)で聴いているのですが、佐久間彩加ちゃんは未聴。
ようやく本日聴いてきました。

■‏2019.12.21 新宿21世紀 生バンド 佐久間彩加 2回転ワンマンライブ
昼と夜の2回転で、夜の部に行きました。

昼夜で計30曲以上も歌うという耐久LIVE。
しかし、夜の部のラストでも全然声の勢いが落ちていない。
でもってアンコールは2曲!
どんだけ強い声帯持ってるんだ(笑)

すでにプロアーティスト的なオーラをまとっていて、ほんとに彼女中学生??
ふつう中学生クラスだとどうしてもバックに飲まれがちになるけど、この子はバックを従えている感ばりばり(笑)
多彩な声色持っているので曲幅が広く、エンタメ的にも面白いステージでした。

カラバトでも中低音の声の深みやフックのあるビブラートは堪能できたけど、LIVEとなるとやっぱり違う。

とくに高音。
LIVEの出だしは「やっぱりハイトーンのメインはファルセットか?」と思ったけど、中盤から飛ばしてきて、フラジオレットやヒーカップ含むいろいろなパターンのハイトーンを縦横無尽に繰り出してた。
とくにあでやかに開いていく感じのハイトーンがあって、これは絶品。
(裏声系ではない。ミックスボイスかとも思うが、それらしくない質感もあってよくわからず・・・。)

来年1月にリリース予定のCD収録のオリジナル曲2曲をアンコールで演ったけど、ハイトーン寄りの曲調。
やっぱり高音にも相当自信があるのだと思う。

それと、彩加ちゃんのビブラートって、たぶん1/fゆらぎ入っていると思う。

個人的なベストは、Jupiter(平原綾香)。
リズムの立ったJupiterで、これは生バンドならでは。
色気と深みのある低音から、↑で書いた「あでやかに開いていく感じのハイトーン」までの引き上げは信じられない展開。
まさに声色の魔術師!
前にも書いたけど、こんなの意識して出せるとは思えないから、たぶん天性のものだと思う。だから天才。

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熊田このはちゃんフリークとしては、どうしてもこのはちゃんと比較してしまう(笑)
両者の個性はかなり対照的で、このはちゃんが持っていないものを彩加ちゃんが持ち、彩加ちゃんが持っていないものをこのはちゃんが持っていると思う。
具体的にいろいろ思い当たったけど、これは安易には書き散らせないので、確信をもてたら後日書いてみます。

それにしても、カラバトU-18世代の実力おそるべし!
やっぱり彼女たち黄金の世代では? → 黄金の世代?(カラバトU-18が強い件)


次回のワンマンLIVEは↓ チケット発売中とのことです。(オリジナルCDもその時発売)
⚪2020.1.19 新宿ARISE舞の館 2回転和装ワンマンライブ → 情報
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■ セツナ曲&来る曲25曲+

最近の人気曲(→ こちら)を聴くにつけ、やっぱり ”セツナ系” の系譜は衰退したと思う。
”セツナ系” はfeat.での男女共演テイクが多かったけど、最近の曲は男女それぞれきれい(?)にわかれてる。

Wikipediaをみても、セツナ系のブレイク 〜 全盛期は2000年代中盤から2010年代初頭にかけてとし、「セツナ系ソングは2011年以降より姿を見せなくなる。」と明記している。
その理由として、スマホ普及による趣味の多様性や、「LINE」の登場などをあげている。

”セツナ系” は楽曲的にはかなり多彩で、1980~1990年代ではおそらく創り出すことができなかったと思われる高い音楽性をもつものも少なくなかった。
正直なところ、筆者は2010年頃には ”セツナ系” がこれからのJ-POPのメインストリームになると思っていた。
それが、こうもあっけなくジャンル崩壊するとは・・・。

「スマホ普及による趣味の多様性」を背景とするなら、むしろ多彩な楽曲の ”セツナ系” に分がある筈・・・。
でも、じっさいは同じようなコンセプトのユニットの似たような曲(とくにペンタ曲)がバンドワゴン的にブレイクする。

「20代は約3人に2人が交際経験ゼロ!? 若者が考える「恋愛したくない、しない」10の理由」という記事で、「意見3:傷つきたくないから」とあった。

ぜんぜん違うかもしらんが、ここらへんにも理由はあるのかもしれない。
だって ”セツナ系”の曲なんて、恋に傷つきぼろぼろになった実体験がなければ、おそらく響かないから・・・。

それ以降のセツナ曲の流れは、アニメやWebドラマの影響もあるのかもしれないが、R&B色を削ぎ落として好メロをちりばめ、よりシリアスかつ抽象なモチーフのもの、あるいはアニメ的なストーリー感あるものが増えたと思う。
たとえば、恋愛がメインテーマの告白実行委員会(HoneyWorks)あたりは、かなり好メロなセツナ曲がある。↓

☆胸キュン!☆HoneyWorks メドレー !〜告白実行委員会 編〜


ボカロP系や新機軸ユニット系にもセツナ曲多数。
美しいハイトーンヴォーカルに拠っているものが多い。

■ 恋ノ夢。ハジ→ - feat. erica


■ 泡沫少女 - ミセカイ


■ あなたの夜が明けるまで - 傘村トータ Covered by 春吹そらの


■ おはよう、僕の歌姫 - Happy End Ver. - 傘村トータ Covered by Cereus



とくに注目されるのは、直近で2010年頃の”セツナ系”的な曲調が一部復活してきていること。

■ ごめんね - AYANE


■ すれ違い - Soala


■ 風向きが変わった? ~ 女神系歌姫の逆襲 22曲 ~

個人的には、2010年頃の”セツナ系”は、ほどよくR&Bのエッセンスをとりこみ、ハイトーンヴォーカルを生かし切ってJ-POPのひとつの完成形をもたらしたと思う。
ここまで進化したこの系統がこのまま廃れてしまうのはあまりに惜しいので、↑ こういう流れは素直にうれしい。

【2010年頃の”セツナ系”の例】

■ 『もっと…』 - 西野カナ (2010年)


■ 会いたくて、素直になれなくて - CLIFF EDGE feat. 中村舞子 (2010年)



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1980年代あたりはみな恋愛にガツガツしてたから(笑)、恋愛(失恋含めて)のシチュエーションをリアルに楽しむような ↓こういう曲がふつうに生まれて聴かれてた。

■ 秘密の花園 - 松田聖子(1983年) 


■ Cloudy な午後 - 中原 めいこ(1984年)


■ Crescent Aventure - 角松敏生(1982年)


■ Girlfriends - 松任谷由実(1983年)


■ 涙のアベニュー - Southern All Stars(1980年)


■ Your Eyes - 山下達郎(1982年)


■ 君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off Of You) - Boys Town Gang(1982年)



まぁ、世代ごとの恋愛感なんて、結局なるようにしかならないからそうなっているわけで、とやかくいうつもりはないけど、この局面で復帰した ”セツナ系の歌姫” 西野カナが今後どのような楽曲をぶつけてくるか、個人的には興味あるところです。


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2024-02-05 UP

もちろん「セツナ曲」や「来る曲」はセツナ系だけではございませぬ。
以前UPした ↓ の記事をベースにして追加でご紹介していきます。
女性ボーカル限定です。

■ 島唄 - 新妻聖子


■ 二人の夏 - ZARD


■ 孤独な生きもの - KOKIA


■ Palette - 花たん(歌ってみた)


■ アレルヤ - Kalafina


■ LOVE BRACE - 華原朋美


■ Answer - 遥海



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2020/04/22 UP

他の記事を合体して25曲にしました。
この系統の曲は、やっぱり2000年代に入ってからのがベストだと思う。
(1980年代ではこういう曲はつくれなかった。)

セツナ系と呼ばれたこれらの曲。
2006年くらいから勢いを増し、ピークはJulietがヒットを連打した2009~2010年くらいか?

個人的には、2000年代に入ってのナイスメロは、セツナ系とボカロ(&歌い手)に負うところが大きいと思っている。
セツナ系が勢いを失った2015年くらいから、メロに魅力のある楽曲がめっきり減ったのはそんな背景もあるのでは?

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2020/06/25 UP

追加&入れ替えして20曲にしました。
この系統の曲は、やっぱり2000年代に入ってからのがベストだと思う。

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さっき、RAM WIRE久しぶりに聴いたら止まらなくなってしまい・・・。
セツナ曲、衝動的に10曲ピックアップしてみました。
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20190202 UP
さらに追加しました。

先日書いた「黄金の世代?」、こういう曲が生まれた時代を通過しているから、曲に表情をもたせられるのかもしれぬ・・・。(セツナ系がメインストリームとなったときに、幼少期を過ごしている。)

01.きぼうのうた - RAM WIRE

どうしてこういう素晴らしい才能がブレークできない??

02.SPICY CHOCOLATE - あなたと明日も feat. ハジ→ & 宇野実彩子 (AAA) (Vocal Ver.)


03.compass - 川嶋あい


04.キミトセカイ - 佳仙(歌ってみた)


05.23:45 - Juliet


06.君がいない世界は切なくて - CHIHIRO feat. KEN THE 390


07.First Desire feat.HIRO from LGYankees, 山猿 中村舞子


08.願い - 童子-T feat.YU-A (Foxxi misQ)


09.君の知らない物語 - くゆり(歌ってみた)


10.会えなくても - WISE feat. 西野カナ


11.サヨナラ サヨナラ - 竹仲絵里


12.夜空 - miwa feat.ハジ→ 夜空。


13.何度も - 青山テルマ


14.Aitai - 加藤ミリヤ


15.消えてしまえたならいいのに、なんて - めありー(歌ってみた)


16.遠く離れた場所で - Lily.


17.うまく言葉にできないけれど - SoulJa feat. 果山サキ


18.あなただけが - 倖田來未


19.ずっと二人で - BENI


20.同じ空みつめてるあなたに - Spontania feat. AZU


21.いつまでも ... feat. 中村舞子 / Lisa Halim


22.bouquet - @ゆいこんぬ(歌ってみた)


23.Saikou no Kataomoi (最高の片想い) - Sachi Tainaka


24.見えない月 - 藤田麻衣子


25.Way to Love ~最後の恋~ - SoulJa feat.唐沢美帆


※ JUJUは外せないので追加しときます。
■ 明日がくるなら - JUJU with JAY'ED


いくらでも思いつくので(笑)、30曲に再整理して再UPします。

■ 切ないくらい、愛してた。 - feat.JAY'ED / Lisa Halim


■ 君のすべてに - Spontania feat.JUJU



■ 鈴木奈々×婚約者が出演!! ウェディングソングISSA×SoulJa+中村舞子「FOREVA」!!


■ By your side - WISE feat. 西野カナ

西野カナと中村舞子の存在は大きかったと思う。

■ もっとキミに贈る歌 - feat.西野カナ&菅原紗由理

セツナ系の神MIX(笑)

■ 今好きになる。 - かぴ(歌ってみた)

ちとニュアンスちがうけど、HoneyWorks(ハニワ)にもセツナ曲多数。
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