サハラ-死の砂漠を脱出せよ-

6.5点　（10点満点で採点してます。6点が合格ラインです。）

少し前に観た『キング・ソロモンの秘宝』がイマイチだったので同じ臭いの
漂うこの作品も期待出来ないかなぁ～と思っていたのですが・・・

意外にも結構面白かったです！

原作がベストセラー冒険小説だそーですが、なるほどね・・・
シリーズでベストセラーになるだけあってキャラ設定が良い感じかも。
相棒とのやり取りも中々軽妙で二人の信頼感が伝わり、バディ・ムービー
としても楽しめました。
もう少し主要キャラの性格や繋がりをきっちり描写してくれてれば
もっと良かったんだけどね～。

また、この手のアドベンチャー映画で最大のセールスポイントとも言える
アクション・シーンに関しても、ただ単にアクションの派手さを見せる
のではなく、アクションの中にあるスリルを上手く見せていたと思います。
ただ、そこに辿り着くまで・・・特に序盤は物語への導入を登場人物それぞれ
から描いているのが反って散漫になって、ちょっとダルかったです。

主演のマシュー・マコノヒーは個人的にパッとしないと言うか（ファンの方
ごめんなさい！）、地味なイメージがある（またまたスミマセン！）のですが、
それが逆に”リアリティに欠けるスーパー・ヒーロー”にはならず、
”等身大のヒーロー”的なこの役に合っていたと思います。
共演のペネロペ・クルスは・・・微妙でした。
まぁ、演技云々を語るよーな映画じゃないからね・・・と言いつつも
役柄に合ってるとは思えなかったです。（合わせてるよーにも・・・ね。）
相棒役のスティーブ・ザーンは凄く良かったです。
キャラ立ちも一番だったし、役にもベスト・フィットでした。
結構出演作を見てますが、いつも割りと印象に残るんですよね～。
役がオイシイのか、演技力なのか・・・

『インディ・ジョーンズ』並みを期待しちゃうとちょっとアレだけど、
十分に楽しめるB級アドベンチャーでした。


・サハラ -死の砂漠を脱出せよ-＠映画生活