ぶっちゃけ…独り言?

日記と言うよりも雑記…映画とか漫画の感想やらスポーツの観戦記やら、そりゃもう思いっきり雑記です。

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

2005-12-10 | 映画 は行
5点 (10点満点で採点してます。6点が合格ラインです。)

う~ん・・・期待が大きすぎたのか、かなりガッカリさせられました。

てわけで、先ずは前三作のワタクシの評価ですが・・・
『ハリー・ポッターと賢者の石』6点
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』6.5点
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』7.5点
と、『アズカバン』が一番評価が高かったりします。

で、原作を読んでいない自分は『アズカバン』を観たあとに「映画版の『ハリポタ』が期待した程じゃなかったのは監督のクリス・コロンバスのただドタバタさせるだけの演出が良くなかったのでは?」って思ったりもしてたのですが・・・

いや~『炎のゴブレット』・・・ぶっちゃけ、シリーズ最低の出来でした。
これって原作を忠実に再現してるんでしょうかね?
してるのなら原作自体がイマイチって事なんだけど・・・
まぁ、その辺の事は原作を読んでないから分からないので、あくまでも映画を観て思った事を書いていきます。

今回の監督は『フェイク』(微妙だった。)や『モナリザ・スマイル』(結構好き。)などを作ったマイク・ニューウェル(当り外れが激しいってイメージ。)ですが・・・はっきり言ってキャラの性格掴めてないでしょ。
シリーズも4作目で、原作も5作出てて大ヒットしてるのだから当然観てる人は「このキャラはこーゆー性格だからこーゆー言動をする」ってのがそれなりに理解出来てるんですよね。
そーゆー部分を踏まえる事によって観てる側はニンマリしたりクスッとしたり出来るわけで、シリーズ作品においてはそーゆーお約束的小ネタって凄く大事だと思うんですけど・・・
そこさえ押さえておけば、作品全体の雰囲気が変わっても”らしさ”は失われないので結構許せちゃうと思うんだけど・・・
今作はその辺が思いっ・・・きり欠けてました。
ま、大筋の部分でもキャラが掴めてないなぁ~と思うところが多かったんですけどね。

それから細かい部分の描写が甘いと言うか、意味不明なとこが結構ありました。
「このシーン、このカットは何の意味が?」とか「この台詞はどーゆー意味?」みたいな事が・・・
ま、原作通りなら仕方ないけど不要としか思えないとこが何ヶ所かありました。
あと、全体の流れが悪すぎ。
特に前半は、やたら落ち着きのない演出&編集のせいでドキドキ感・ワクワク感が削がれて中々ノレなかったです。
ファンタジーに向かない監督なのか・・・
ま、中盤から後半で多少解消されたものの、結局最後まで「面白い!」とは思えませんでした。。。

とまぁ、かなり厳しい事を書いてるけど、何度も言うよーに原作通りに作ってるとしたら監督に問題があるんじゃなくて原作の出来がイマイチって事なんだよなぁ~。
あるいは今作の原作が映画化に向かなかったのか・・・
てか、単にワタクシの好みと合わなかっただけって話か・・・

しっかし、キャストの皆さんすっかり大人になりましたね~。
てか、なってしまいましたね。
ダニエル・ラドクリフなんてハリーをやるにはちょっと精悍になりすぎちゃってるよーな気がしないでもないし、今回はまるっきり”らしさ”を出して貰えなかったハーマイオニーのエマ・ワトソンも綺麗という言葉が似合うよーになってきましたね。
が、ボチボチこのシリーズに出るのが厳しくなって来たかも。
顔を見ると役者としてよりも役名の方が先に浮かぶくらいにイメージが
付いてるから寂しいんだけどね~。