京都で、着物暮らし 

京の街には着物姿が増えています。実に奥が深く、教えられることがいっぱい。着物とその周辺について綴ります。

春さまの紬

2007年04月29日 | 着物フレンド
早速無理を言って春さまご自身に解説していただきました


 この紬は、永田いす○さんという方の織られたもので、金沢の呉服屋さんでいただきました。その呉服屋さんは友人がよく行くお店なんですが、ご主人がとてもきもの好き呉服屋だから当たり前でしょ、と思われる方もいらっしゃるでしょうが、お商売でされている方と本当に好きな方とは違うように思います。

そして、ここのご主人は後者。この永田さんのきものの色がとても繊細で細やかなのに惚れ込み応援されていると聞いたことがあります。

その日私は旅先で紬を買うなんてことは夢にも思わず、そして、そのご主人も私
が買うなんて爪の先ほども思わず、ただの紬好きに自分が惚れ込んだ作家さんに
ついて語り、その紬を見せて下さったのです。
    


ところが、全体に綺麗な色が多い中で一枚、私の色が見つかってしまったんで
す。売る気がなかったご主人、私がいただきたいとお願いすると狼狽されてました。

こうして私の元にやってきたこのきもの 胴抜きに仕立てて3~5月に着るよう
にしています。
帯も色合いから言って3~5月にしか出番のないものですが、我ながらこの組合せ
はよかったかな、と自己満足。力のある紬、主張のある紬は帯が難しいのですが、紅型はそういう紬によく合うように思います。   春@記す

         

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