藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

「読み飛ばし」は「魂ここにあらず」の情況

2021年08月07日 | 議会状況
 
  昨日、広島市の平和記念公園において、記念式典がおこなわれました。

広島市内に、朝8時15分、原子爆弾が落とされてから、76年。今年はコロナ禍ゆえに大幅に参加者を減らしての式典としたとのことでした。

 その場でなんと、菅首相が挨拶分を一部読み飛ばしたまま気が付かずに終えたそう。
 しかも、その読まれなかった中身は「核兵器のない世界の実現に努力する」という内容の部分だったというのには、あきれました。

 いじわるにも私、もしかして読みたくなかったから?などど思ってしまいましたが。

 一国の首相と私を同列にとはもちろん考えませんが、議員時代の私の経験から言って、色々な会や式典等でご挨拶をさせていただきました。
 副議長だったり委員長だったりの立場で、大抵式典会場に行く前、直前に、議会事務局の職員さんが「あいさつ文」を渡してくれました。

 せっかく作ってくれた文章なんですが、私は殆どそれは読まずに、私が自分で考えたことを言わせて頂きました(もちろん失礼のないように!)
 それでも、ちゃんと渡してもらった「あいさつ文」には目を通しました。たとえ直前に貰った時でも車の中などで。

 今回、菅首相が「読み飛ばしてしまった」理由を、「のりでくっついていたから」としていますが、まず、そんなことはない。
 さらに、事前に目を通さなかったということが明確になった。

 超多忙かもしれません。

 あわただしく職務を遂行されているのでしょう。

 でも。

 一つ一つの事柄、国民一人一人への想いが、感じられません。

ましてや、原爆投下により一瞬にして命を、暮らしを奪われた広島の方たちに対し、少しでも心を寄せながら、日本国民だけではなく世界中の人に対して核兵器の恐ろしさと、その廃止を訴える大切な場での失態。

 スケジュールをこなすだけの姿勢では、心ここにあらず、魂も抜けてしまっているのかと、本当にがっかりいたしました。

 今後の菅首相の「言葉」も、みんな虚しく響くのでは・・。

これは、単なる「読み飛ばし」の行為だった、ではなく、一国の首相の人間的な問題のようで、今後の日本の舵取りを任せられるか、私はとても不安です。

 
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