藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

失うのは簡単。取り戻すのは大変。

2014年05月11日 | 雑感


 さて、「失うのは簡単。取り戻すのは大変」なものは?

 恋人の愛・・・仕事上の信頼・・・貯金・・・若さ・・・

 うんうん、いっぱいありますな。


 ここで申し上げたいのは、「緑豊かな環境」なんです。


 私の住んでいる稲城市は、多摩丘陵が残り、多摩川・三沢川という一級河川がある所。

 日本六大妙見の一つという由緒正しい妙見寺・大賀蓮が咲く高勝寺などもある、都心からわずか30分なのに緑豊かなところです。


 でもね。

 近頃その緑が切られて開発されて、住宅になってしまうケースがあちこちにある。南山だけではなく。

 この調子でいったら、ほんと、水と緑を謳ってる稲城市なのに、看板に偽りあり、になってしまうよ。


 今度、南武線の稲城長沼駅近辺に、「ガンダム」のでっかいのが立つらしい。

 ガンダムフアンは嬉々として訪れるかも。

 同じく南武線の矢野口駅には、「いなぎなしのすけ」が時計の隣に座ってる。

 可愛いから、一緒に写真撮ってる人もいる。


 それはそれで良いかもしれない。


 でも、それだけでは、ダメよね。


 どんな街にしたいのか。
 どんな街ならよいのか。

 なにを大切にすべきなのか。
 なにをしてはいけないのか。

 しっかり考えた街作りをしないと、中途半端な、どこにでもある街になってしまったり、脈絡のない不便な街になってしまう危険性もある。


 インディアンのホピ族の話を以前もしましたが、ホピ族の思考の基本は、「百年先を視野に入れる」ということだそうです。
 私はそれに、「百年前を思い出す」という視点もいれたらもっとすごいな、と思います。


 わずか七十年前の戦争で365万人の日本人が亡くなり、無数の外国人が亡くなった。
そのことを忘れて今又、集団的自衛権で戦争参加を良しとしようとしている。
まったくその神経がわからない。

 わずか三年で原発の恐ろしさを忘れ、再稼動のみならず新設も言い出すような、そんないいかげんなことは論外です。


 今、若い人達が近隣諸国との関係を危惧する国の意見に賛意を示し、集団的自衛権の正当性を述べていたりしている記事を見ます。

 目には目を、では無く、それこそ平和憲法を持つ日本はその趣旨に則り、平和外交を根気よくすべきと思います。

 私たち母親は、戦争に参加させるために子どもを産んだのではありません。


 稲城の緑が減ってきて、なんだか空気が違ってきちゃった気がして、このままどんどんいったらイヤだな、と感じるのと同時に、このままどんどんきな臭くなったらイヤだな。
コメント (4)
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「アナと雪の女王」を観に行きました。

2014年05月05日 | その他

 毎月行っている美容院のS君が、「「アナと雪の女王」観ました?」と、髪の毛をカットしながら聞いてきました。

 「ううん」と言うと、

 「いやあ~子ども向けかとおもったけど、面白かったですよ~」と、嬉しそうな感じ。

 次にK君が、ドライヤーをかけにきて、「「アナと雪の女王」観ました?」と、同じ質問。

 「ううん」と言うと、

 「いやあ~あの映像はスゴイですねえ」と感心している。


 そんなに面白くてスゴイのか・・・。


 という訳で、珍しく休みが重なった夫を(まさか観にいかんだろとおもったけれど)誘ったら、「行くよ!」との返事。



 時は正に<ゴールデンウィーク>。


 小さな子どもさんたちを連れたパパママに混じって、日頃の疲労を引きずった私たち二人、シルバーパスで席を確保。


 正直、面白かった!
 綺麗だった!大人でも十分楽しめると言ってたS君、ホントだった!


 
 私が小さい時、兄に連れて行ってもらったウォルトディズニーのアニメ映画は、「眠れる森の美女」だったっけ。
 その色彩の美しさにはほんとに心を奪われました。

それからもう50数年が・・・。

 すごいね。

 アニメやCG技術のシンポたるや・・・。


 
 今、大人になってから観た映画やアニメも記憶に残るけれど、小さい時に観た映画や芝居って、子どもの人格形成にすごく影響すると思います。

 例えば、ディズニーのアニメは夢を与えてくれたけど、母に連れられて観た「禁じられた遊び」は、戦争で孤児になった少女が主人公だったし、叔母(?)と観た「アラモ」はそれこそ砦を守って全滅する話。

 子ども時代は愛と夢と美しい色彩の中で育てた方が良い、という説の児童文学者もおられるけど、世の中そううまくはいきません。

 もちろん、血みどろの世界や死ととなり合わせで幼児期を過ごすのはあまりに過酷だと思いますし、そしてそのような境遇を現実としている子ども達がいることも知っていますが。


 悲惨なこと、悔しさや悲しさに打ちひしがれた時に、なにか美しいものを見たり聞いたりすると、心の傷が少しだけ塞がって、立ち直ることができる。そして又嫌なことヒドイことに遭って倒れかけて・・・清浄なものに触れて立ち直って・・。自分で心のサプリメントを得るように心がけていく。

 の、繰り返しですね、人生。


 今日、友人がスゴイ言葉を教えてくれました。

 銃弾に倒れた、人種差別解消運動の師、<キング牧師>の言葉です。


  「私たちは、絶望の山から 希望の石を切り出すことができる」




コメント (2)
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