藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

「ことば」ってリスクもあるしクスリにもなる

2024年07月20日 | 雑感
 稲城市内の絵本の読み聞かせの会に参加してまだ4ヶ月ですが、

 どうも「よみきかせ」という言い方がしっくりこないでおります。

 「読んで聞かせる」というよりも、自分が絵本の魅力と魔力に「はまる」のが楽しい。

 もちろん、聴いて下さるひとたち(小さな子どもから高齢のかたまで)が目を開き、集中して楽しんでくださっているのを肌で感じるのが嬉しいですよ。
 でもなんか、自分のために読んでいるのかも、と思ったりしています。

 この感じ。
 絵本は赤ちゃんから超語高齢者まで、必要なものかも。

 話はかわって・・。

 母の日に息子からブロックを組み立ててつくる「花壇」をもらいました。(ちなみに、娘からは父の日にお酒にピッタリの食べ物!)
 
 で、そのブロックの大きさときたら、小指のつめの四分の一のサイズ・・。
 やりましたよ。拡大鏡を掛けて。

 実におおざっぱな「説明書」を見ながら完成に近づいたのですが、どう説明書の通りにやっても、最終のお花の花びらがはまらない。ああ、あと少しなのに・・。

なんてやっていたら、ヘパーデン結節とCM拇指関節症が巾をきかせてきたので、暫く休止しています。
 もしかして、花びらがうまくはまらないのは、私の指が太すぎるのかも・・。

 私の両手の親指は、他人の二倍くらいありそうな指です。

 おじいちゃんも母も、同じ親指だよと並べてみた時、幼いながらも血のつながりみたいなものを感じて嬉しかった記憶があります。

 でも、幼稚園に行きはじめて、周りの子たちから「どうしたの?」と聞かれたり、大きくなってからも大人から「あ、マムシ指だね」と言われ、私はなるべく親指を隠すようになったのです。
 まむしゆびって・・。あんまりじゃないですか。

 それが、40歳過ぎて、バスの中で知り合いのおばあちゃんに偶然会って話していた時、バスの手すりをつかんだ私の親指をみて
 「あ、はまぐり爪だねー。これは器用なんだねー」
と、言ってくれたのです。
 はまぐりつめ・・。なんて可愛い名称なんでしょう。

 人は言葉で励まされ、言葉で傷つく。

 嘘やおべんちゃらでなく、また、攻撃や論破ではなく、人を元気にできるような話し方を、私はしたいと、その時強く思ったのです。

 今回の都知事選挙。次点の人の話し方をきいて、その時の気持ちを思い出しましたの。
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清々しくいきたいんだけど

2024年07月13日 | 雑感

 ものすごい暑さの日々が一段落した昨日。

 夜間に雨が降って明け方止んだ様子。

 雨上がりのまどからの景色が、美しい・・!

 多摩丘陵の連なりが、様々なかたちの木々と何色もの緑で輝いています。

 空にはまだ、湿り気のありそうな白いもくっとした雲が列をなしていますが、だんだん青い空の割合が多くなってきています。

 緑の中にポツンポツンと赤い屋根や白い建物が小さく見えるのも絵画的です。

 ああ、さわやか・・。40数年前にここに引っ越すのを決めたのも、この景色が決めてです。

 景色はこんなにすがすがしいのに、なんてまがまがしいことが多いのでしょう。

 バッグに付けているお手製のウクライナ国旗は、少し毛羽立ってきてしまい、でもまだつけ続けなければならない。
 私のようなアリさんみたいな存在でなく、各地の戦争を止められる力を持った人っているのだろうに、とじたばたしながら、イギリスやイタリア、インド、そしてアメリカの様子を見ると、民主主義がグラグラしているように思えます。

・・と、いやいや、日本を見てみなさいよと誰かに言われます。

 水俣病患者の方たちの訴えを3分で切る。障がいがあるからと断種された人たちには最高裁の判決が出て初めて謝る。公文書の改ざんをするかと思えば、陸、海、空の自衛隊からは特定秘密が駄々洩れ、潜水してない潜水艦員に御手当配布。国会議員の裏金の話は「なんのこと?」みたいになっている。

 国民をちっとも大事にしていないのは「主権在民」の憲法に違反しているのよ。

 
 ああ、さわやかな景色なのに、今日も心がワジャワジャしている、私。
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熱中症なりかかり

2024年06月22日 | 日々の活動

 先日の日曜日、漢字検定試験に行ってきました。

 10級から一級までの受検者がそれは大勢おいででしたが、私が受けた二級の会場に入ってキョロキョロと見回すと、まあ若い方たちがほとんど。
 
 漢検二級の資格があると、就職とかに多少有利になるのかしら。
丁度これから就職しますくらいの年齢と思われたので。 

 わたしのようなおばあちゃんは、見回した限り、居ない。おじちゃんやおじいちゃん位の方たちはチラ、ホラ、とおいでだったけれど。広い教室みたいな部屋の中で、私は絶滅危惧種。

 ま、結果はわかりませんが、学生時代は一夜漬けの愛子さんだったのが真面目に勉強したという、頭を「いい子いい子」してもらいたい気持ちです(偉くも何ともない、ですね・・)

 とても暑い日でしたが、試験中にはトイレに行けないので、朝から水分控えめにしていました。

 試験が無事(?)終わり、さて帰りのバスに乗るか・・とバス停へ。

 ところが一向にバスが来ない。

 暑い・・。

 20分ほどでしょうか、やっと来たバスに乗り、電車に乗り、家路へと歩くのですが、何だか足が上手く進まない。

 御承知かどうか、我が家は山の上。ヒイヒイ上って帰宅。

 その後、夫と買い物へ。

 アラ、両足のヒラメ筋が痛いわ。何だか上手く歩けない。

 そうなんですね。 これ、熱中症の症状なのかもですね。

 この日の夜、就寝時にもう死ぬかと思うくらい、足、ツリマシタ!両足!

 蒲団の横に常備してある「芍薬甘草湯」・・よく足がつるので、友達が教えてくれたこれをいつも置いておくのです。
 一晩に二回、飲みました・・。

 珍しく真面目に勉強して偉かったねといい子いい子してもらいたかったのに、この仕打ち。

 日頃の行いが招いたのかしら・・。
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久しぶりがいっぱい!

2024年05月31日 | 日々の活動
 もうすぐ一年の半分が過ぎるのですね・・。
 早いわ・・。

 先日、久しぶりにと言うか二年ぶりに中学の同期会がありました。
もう大規模な会は会場押さえや飲み物食べ物出席者の確認など、幹事が大変なので、小規模な集まりにしたのですが、それでも懐かしい顔が集合いたしました。

 「アレ?」と思ったのは、二年前はそれぞれがまるで「病気自慢」「具合わるいとこ比べ」みたいな近況報告だったのに、今回はみ~んな明るく「今これやってんの」報告だったこと!

 よかった・・。
 もう、会長の開会あいさつの後は、乾杯ではなく「献杯」になっちゃう年齢になったけれど、
みんなそれぞれ自身を大切に生きている様子が伝わってきて。

 久しぶり、と言えば、やはり先日、近所を流れる川で久しぶりに「あひるの赤ちゃんたち」を見ました。しかもすぐその横に、「川の宝石」と呼ばれる「カワセミ」も!

 稲城はまだ自然が残っているとは言うものの、アヒルさんたち鳥さんも狸さんも蛇さんも、随分と少なくなってしまいました。
 今年も駅に無事ツバメが営巣してくれましたが。

 人間がどんどんぶち壊している環境の中で、それでも季節は巡って生き物さんたちが命をつなげてくれていることに感謝です。

 私もぶち壊している側の人間だけど、せめて山火事の中、水を運ぶハチドリを見習おうと思っています。
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唐十郎さんも雲の上に

2024年05月12日 | 雑感

 考えてみればもう50年位も前、なんですね。

 新宿にある花園神社で、とてつもなく面白い芝居がはじまったと知ったのは。

 実際私が行くようになったのは、上野の不忍池での公演です。

 紅テント。

 その頃、いわゆる「アングラ芝居」が元気よく、演劇部で芝居の端くれに関係していた私は、
友達と、佐藤信さんの黒テントや唐十郎さんの紅テントを、半日並んで観にいっておりました。

 私の通った短大の演劇部って、指導してくれる人がいたんですが、またその人がどういう訳か面白い人で「中村座」というところにいる役者さん、通称「ショーさん」でした。
 寺山修二や深沢七郎などの芝居やオリジナルの物をまあ楽しく演りました!

 なので、紅テントの芝居はもうワクワクもので、佃島の海に浮かんだ舟の底にぎゅうぎゅう座って、今はテレビでおなじみの小林かおるさんが船の上部にしがみついて歌ったりしてましたね。
 不忍の池から、机を背負った大久保鷹さんがジュボジュボ登場したり、芝居の終わりにテントが落ちて現実の景色が現われてオオっ!となったり・・。
 
 あ、すみません、つい夢中になっちゃって。

 私たちの指導者「ショーさん」が二年前に亡くなり、そして唐さんも雲の遥か上にいってしまった。
 
 寂しい。

 でも、一つの時代が終わった的な思いはありません。
 私のからだの中に、根っこの場所に、確かにあの時代に感じた事や悩んだことが浸み込んでいる実感があります。
 
 人に流されないように、無理に同じ速度で行こうとしないように、一つの方角から物事を見て判断しないように、いろんな価値があるのだと思うように、そして何だか疲れてしまったら、自分の身体を自分で抱きしめてその存在を確認して改めて一歩行くという。

そんな姿勢を学んだ気がします。

 それにしても昔、喫茶店で見かけた唐さんの、瞳のあの何とも言えない輝きっぷりは、未だに強烈に覚えております。
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柏餅ですね!

2024年05月01日 | 日々の活動

 風薫る五月、になりましたね。

 わが家の小さな庭も今、色とりどりの花が咲いてくれています。

 寒い時から咲いてくれている、クリスマスローズ
 庭の片隅なのに元気なつつじと小手毬
 派手やかなシャクナゲ
 穏やかな、みやこわすれ・・。

 ごめんなさい、雑草も茂っていますが、ヒメジョオンや名前を知らないちいさな白い花などもいるので、抜けません。

 家の近くの畑には、矢車草やアイスランドポピー。

 色々な流派の生け花も美しいですが、私はどちらかというと、普通にそこらに咲いている様子が好きです。

 そして「花も良いが和菓子も良いの~」!

 桜餅、草餅ときて、昨日は柏餅をごちそうになりました♪♪

 しあわせだ・・。

 悲惨なこと、腹の立つ事、なんとかならないかと思う事がたくさん頭の中をグルグルしていますが、単純ながら和菓子を食べると、少し頭の中が整理される気がします。

 気がする、だけで単に食いしん坊なのかもしれないな。
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連綿と続いている

2024年04月20日 | 足尾鉱毒事件・田中正造

 先日来、大阪・熊本・新潟と、水俣病の認定に関する地方裁判所の判決が続きました。

 原告の全員が認められた所と一部の人のみの所と、判決は分かれ、公式発見から60年経っても未だ肉体だけでなく精神的にも苦しむ人たちが大勢おいでだと気づきます。


 足尾鉱毒事件を調べていくと、いろいろな課題が出てきます。
  
 たとえば、川俣事件では、東京に訴えに行こうとした素手の人たちに対し、何故、警官がサーベルやこん棒で死亡者がでるほど暴力をふるったか。
 
 ここには時代の背景と共に、人間の中にある「差別意識」が存在していると思われます。

 また、広範囲に及ぶ環境破壊の実情を田中正造氏がいくら訴えても、何故、国は動かなかったか

 これは大企業の発展が日本の産業分野に大いに貢献し、この勢いを優先したからと思われます。

 更に、日本における最初の公害事件であろう足尾鉱毒の災禍に対し、何故、問題をそらすような「解決」としたか。
 鉱毒そのものの発生を止めずに鉱毒の「沈殿場所」をつくるという手法を誰が決めたのか。

 日本4大公害病と言われるのが
  *水俣病
  *新潟水俣病
  *四日市ぜんそく
  *イタイイタイ病    です。
 
 足尾鉱毒の被害はそれよりはるか前、今から150年も前にありました。

 先に書いた「水俣病」のように、地域や症状が違っても、大企業による環境汚染の被害に苦しむ人たちが絶えることが無いというのが現状です。


 「田中正造終焉の地」という石碑を見たのが多分10歳くらい。
そこから始まった課題を、今70過ぎた私が歩いています。
 
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とっても残念・・

2024年04月08日 | 日々の活動

 大分暖かくなって本日は薄着で美容院へ。

 電車で行く距離なのですが、実は美容院だけではなく、他に楽しみがある場所なのです。

 いや、あった場所、になってしまいました・・。

 私はどちらかと言うとインドア派で活字好き。

 その美容院のある駅前には、私にとってとても見やすい「本屋さん」があったのです。

 欲しい本が見つからない時に店員さんに聴くと、ある無いを即答して、あればサッと持って来てくれて、無ければ直ぐに注文体制に入ってくれました。
これって当たり前と思うかもしれませんが、いやいやあるのか無いのか日頃扱ってないのか在庫として入るのか、もじょもじょ言う店員さんがいる所が多いのが今です。

 そんな、私にとって癒しともいえる場所だった本屋さんが・・無くなっていました。
ビルの建て替えというのが理由のようですが、非常に残念です。

 大規模本屋さんは隣の駅にドドンとありますが、う~ん、ちょっと違うのよね。

 定期的にお墓参りにいくのですが、通りにあった牛乳屋さんも金物屋さんも無くなりました。時代の変化と言えばそれだけかもしれませんが、寂しいような残念な気持ちが湧いてきます。

 ど~こかで~だ~れかがあ~きっとまあって~いてくれるう~♪
木枯し紋次郎の主題歌じゃないけれど、素敵な本屋さんを探すとしますか。

え?歌が古すぎる?
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少し背伸びが良いと思う

2024年03月31日 | 日々の活動
 三月も本日までですね。

 50年前(随分前になりましたわ!)のこの日、母と多摩川の土手でしたか、ヨモギを摘みに行きまして、大分摘んだ頃になんだか体調がヘンになり、その夜から発熱、延々一ヶ月にわたり高熱に苦しみました。40度の熱が出たり下がったりの繰り返しで一晩のうちに蒲団が汗で湿ってしまい、自力でとりかえるという日々。食欲も失せて、なんだか体が紙のようにぺらぺらになった感がありました。
 結局入院検査の結果、サルコイドーシスという難病であることが判明した次第です。
 治療方法は確立されておらず、結婚・出産は困難で仕事もしない方がよい、と言われました。

 熱もさがってきたので在宅療養となり、元の仕事に復帰もしたけれど、ちょっと無理。

 でも。

 私の人生をドクターに決められるなんて冗談じゃないので、無理くり肉体労働と言えるような仕事をして結婚もして子供も産みまして今があります。

 そんな訳でその後の20年ばかりは春が好きではなかったですね。

 でも、今はそんな気持ちは無くなりました。

 この年齢になり、生きてる時間が短くなったので、この季節がイヤだの早く暖かくなれとかヤレ涼しくなれなどと言い放っている場合じゃないのです。

 明日から四月。

 また新しいことをはじめたり、続けていることを確実にしたり、頭にくることには怒ったりしていこうと気持ちを新たにしております。
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三月って色々詰まってます

2024年03月12日 | 雑感
 二月まではなんだか新年に不慣れな感じが残りますが、さすが三月は舟になぞらえれば魯の使い方に慣れた、ってとこでしょうか。

 三日のお雛祭りの思い出は、8歳頃に友達のひな祭りにお呼ばれしたので普段着で行ったら、友達は立派な八段飾りのおひな様の前できれいな着物に大きなリボンをつけて座っていて、私はみじめな気分になってすぐ帰ろうかと思ったことでした。

 十日はいつも母が東京大空襲の話をしました。
 新宿まで逃げて、土管の中から電車がゴウゴウと燃えていたのを放心状態でみていたことなどです。
 今考えてみると。父からは戦争のことも空襲の事も一言も聞かずにいてしまい、聴いておくのだったと思っています。父は早世してしまい機会を逃してしまいました。

 十一日は突然の揺れに体が動かなくなった、東日本大震災。もう13年たったとは思えないくらい色々な感情が沸き起こります。いまだ二千人以上の方が行方不明であり、二万人以上の方が避難生活を送っておられる。

 三月に限らない事だけれど、ウクライナやガザの方たちの状況もあり、毎日御飯を食べたり暖かい布団におやすみなさいと潜る時、震災や戦争で家族を失い家を失い食事も満足に手に入らない人たちの事を思うと、ありがたさと申し訳なさが胸のあたりにせりあがってくるのは、私だけではないと思います。

 十二日はどうでも良いと言われるでしょうが、結婚記念日です。お陰様で二人とも一応元気でありがたいです。

 自然災害だけでなく、原発推進に舵を切ったり戦闘機を外国に渡したり、不具合が不明のオスプレイが日本上空を飛んだりと、いつどうなるかわからない情勢の三月。

 色々あって、色々ありそうな三月・・。

 春の暖かさにボーっとしている場合じゃないですわ。
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川俣事件

2024年02月13日 | 足尾鉱毒事件・田中正造
 唐突ですが124年前の今日、歴史に残る「川俣事件」が起こりました。

 「??」「何?」・・とお思いの方が多いと思われますが、日本における初の公害事件と言われる「足尾鉱毒事件」の悲惨な歴史の中で起こった、弾圧と言ってよい事件です。

 明治時代、栃木県足尾の山にて銅の採掘が大規模に行われ、その鉱毒が渡良瀬川に流れ込み、下流一体が硫酸銅等により汚染されてしまったのです。
 漁業も農業も壊滅的となり、飲料水も汚染されたため、生活に窮し死産も頻繁になるという人たちや、空気汚染により鳥も死ぬという中で、村そのものが無くなるという悲惨な状況であったと言われます。

 このような中、生涯を鉱山廃止、生活再建に奔走したのが「田中正造」さんです。

 「川俣事件」は、その田中さんをはじめ多くの人たちや当事者の運動にも関わらず、国が問題を放置していることに対して、当事者である農民たちが直接国に意見をきいてもらおうと企画し、数千人が東京目指して行ったところ、群馬県川俣(当時)において数百人の警官が待ち構えており、蓑笠姿の何の武器も農具も持たない、素手の農夫に襲い掛かり、サーベルで殴るけるの暴行を働き、十数人を縛るという暴挙を行った事件です。殴られた20歳の青年が亡くなり、大勢がけがを負いました。

 足尾鉱毒や田中正造、日本の公害や国の対応等々について、これから徐々にお話ししたいと思いますが、何故ここにきてこの話?

 実は、この川俣事件に関わったうちの78人の名前が刻まれている「足尾鉱毒事件被告の碑」というのが当時の運動拠点であった「雲竜寺」さんにあり、その中の一人が私の遠い親戚にあたるかもしれないのです。

 栃木県で両親とも生まれ、父の生家が旧安蘇郡上野村字船津川という被害の激甚地で、私が10歳ころでしょうか田舎に遊びに行って土手に立っている「田中正造終焉の地」という石碑をみつけました。その時の情景は今でも鮮明に覚えています。

そんなことから時間ができた今、いろいろ調べてみようかな、と思った次第です。
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上川さん、怒んなきゃ

2024年02月01日 | 雑感
 失言、というより本当にそう思って発言する内容が、いつも軽率極まりない人っておりますよね。
 きっと頭の中で考えての言葉の組み立てではなくて、いきなり口から出るのかも。

 先日の新聞記事によると、麻生副総裁がまたまた又又暴言を吐いたとの事ですね。

 上川外務大臣に対して「おばさん」呼ばわりをし、さらに容姿にも言及した。
しかもその講演を聴いていた聴衆から笑い声がでた。

 まったくいつもこうですね。

 どこの世界でも女性蔑視。

 人権感覚なんて言葉自体知らなくて、しかも「俺様発言」

 これに対して言われ放題だった上川さんは「どのような声も有りがたく受け止めている」と発言されたとか。

 何をおっしゃいますの!

 ここでこれを「ありがたく受け止め」たりしちゃ、今後も女性蔑視、人権無視がまん延してしまうのですよ。

 私でしたら・・。

 ニッコリ笑ってこうとでも言うかな。

 「わたくしの行いを認めて下さるのは心強いことです。でも、仕事と美醜は無関係であって、どのようなご判断で年齢や容姿に関するご発言をされたのか、わたくしには理解しかねますね。」

 まったく麻生副総裁の野放し発言をいつまで許容されるのか。もうこの自民党諸氏のビクビクさ加減には終止符を打ちたいです。
 結局このように、党のある地位にいる人間に物言えない図式が、今の裏金や企業との関係、議員の活動費の公開拒否などの国民をないがしろにしていることに結び付いていると思います。

 麻生氏の講演を聴いて笑った人、女性蔑視した自分の顔を、鏡でよ~く見ながら反省してください。

 麻生キザハット氏も、反省という言葉は辞書にないかもしれませんが、謙虚になってほしいですね!・・あ、外見のことを言っちゃいけませんね。あと、ピザのお店とは無関係ですよ。
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よろけても留まるくらい

2024年01月19日 | 議会状況
 大変な幕開けの年となり、一時期は暗澹たる気持ちになってしまいましたが、何も出来ないと落ち込んでも、何の足しにもならないので、出来る事をやってまいります。

 さて。
今年は「辰年」ですね。

 「立つ年だから頑張りましょう!」と言われたりしています。
まだまだ仕事できるのに、とか。もう一度議員になってよ、とか。

 けれど正直以前の体力はありませんし、けっこう無理も重ねていたので、同様にエンジン吹かすことはシンドイです。

 昨年の7月で完全無職にして、気になっていた体のメンテをしたりしているうちに、娘の体調不良や義兄の旅立ちなどがあり、ああ、やっぱり自分の体はひとつしかなくて、あんまりおざなりにしてはいけないな、と改めて感じたところです。(お陰様で娘は元気回復です!)

 なんだか今年も周囲で色々ありそうな予感がしており、災害等だけではなく慌てずに対応できるように気力体力を養って(金力は無理!)しぶとくまいる所存でございます。

 まあ、「立って立ち向かえ!」と言われても、「よ、よ~し!」とよろけて立って、ひっくり返らないように留まって歩き出すくらい、でも、しぶとくまいる所存でございます。

 
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マヨネーズに割りばしを刺す

2023年12月30日 | 議会状況

 一年て速い、と手帳を購入する時にいつも思いますが、ホントすぐ。

 うさぎ年もあと今日を含めて二日のみとなりましたね。

 今年は個人的にも生活に変化がありましたが、とにかく社会全体に衝撃的な出来事が起こり、その多くが終わりの見えない状況であることで、体の中に暗い塊があるような感じです。

 私の孫たちと同年齢位の子どもたちが、瓦礫の中で泣いていたり空を見つめている様子は胸をえぐられます。

 国のトップに立つ人間の意向に左右され、国民は生存権も人権もない過酷な状態にされるなんて。
 国のトップは、国民の安全な暮らしを保証することに尽力するなんてことはもう理想論なんでしょうか。

 直接的ではないかもしれないけれど、命に係わる問題は身近にも有ります。

 まず、沖縄辺野古の工事に、国が代執行を行うこと。
これは、国が定めた「地方分権推進法」に国自身が逆らうことです。
もう何が何でも、決めたんだから! と、ねじ伏せるやり方は、今後沖縄だけでなく、この件を前例として日本の各地に波及することと思います。

 辺野古の工事予定地にはマヨネーズ状の軟弱地盤があるとのこと。でも、決めたんだから工事するんだと。

 コップにマヨネーズをにゅるにゅる入れて、そこに割りばしを刺してみました。
割りばしは、しばらくまっすぐでしたが、そのうちだらしなくコップのふちに寄りかかってしまいました。
 まるで稚拙な実験ですが、こんな感じでは?と思います。
コップ一杯に割りばしを刺せば動かないのは当然だけど、それはコップの「ふち」があるから。

 話は飛ぶようででも、関連してるので、稲城の南山の「高盛土工事」の事ですが、40メートル超の高さの高盛土工事は進み、もう一か所の高盛土に着手しているようです。
さらっさらの稲城砂が存在する崖の工事は、新手法で固めながら工事を行って出来上がってきましたが、まあ費用のかかること!当初経費予想は今、2倍強の金額に膨らんでいます。
 将来にわたり、安全な盛土であることを願うばかりです。

沖縄の辺野古における工事も、きっと最先端の技術を屈指して行います、ということなのでしょうが、その費用と完成までの期間は南山の例で行けば、間違いなく増額と延長を繰り返すと思います。

 工事完成まで、普天間基地は今のままズルズルと存続させるのは、あまりに無策です。
辺野古を差し出したことにも異議ありだけれど。

 果たして来年はどのような事が起きるのか・・。

 急にここで個人に立ち返って。
来年は家のメンテナンスと、私のメンテナンスも行おうと思っております。

 まだまだ、行くよ!
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大阪万博のマスコットが。。

2023年12月07日 | 雑感
 新聞を見るたびに深いため息が出るような日々ですね。

 色々出るため息の一つが「関西万博」

 先日テレビでどなたか失念しましたが、万博の奨励をしていまして、その横にマスコットの「ミャクミャク」がございました。そのミャクミャクがふにゃっと倒れてしまい、直しても反対に倒れてしまう様が映りました。
 それを見て、私ある予言が頭をかすめました。

 「ミャクミャク」。。反対から読むと「クヤミクヤミ」
 「悔み」。。後悔すること。

やっぱり関西万博は止めた方がよいと改めて思いましたね。中身、というより、万博が終わったあとのカジノ会場が本丸なのではないでしょうか。

 まだまだため息は出ます。

 ロシアの侵略によるウクライナの状況や、ハマス壊滅を宣言するイスラエルの首相や、中国による香港の締め付けやもろもろ。。
 
 日本もまあ、子どもを育てる低所得家庭にお金配ります、とそれは数万円でも助かるけれど、一方でパーティ券売って裏金億単位ですか。
各政党のパーティなるものは、券を売って単に政党や議員を太らすための手段なんですね。
 
 報道によると、二万円の参加費で出た料理の単価が一人二千円ほどだったり、料理は無しでクオカード千円分がお土産として出たりだそうで。これでは丸儲けに等しいですね。

 わが家は夫の働きで得たお金を、税金や食費など目的別に封筒に入れたり自動引き去り分を各銀行にさっさと入金したりといたしますが、アレ?数え間違いしたかな?と思うほど余裕分はございません。
 家計簿をつけていますが、これまた「計算ちがいかな?」などと思ったりしています。

 明らかに、国のまつりごとを行う人間と、日々物の値上がりにため息をつきながら暮らしている人間との間には「暗くて深い河がある」

 いずれにしろ今回の裏金の件は、単にパーティ自粛とか禁止では収まらない、自民党の体質や体制自体に問題があるわけで、膿を出すきっかけにしないといけないと思います。
 ぜひ、特捜に頑張っていただくと同時に、野党も厳しく追及してね!もちろん私たちも声を挙げないといけません。

 そうそう、訳のわからない「官房機密費」なんてのも公にしてもらいたいですね!
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