前回ここに書き込みをした直後から、家族が順番に体調不良に・・。
入院手術、とかインフルエンザ、とか私自身は単なる風邪でしたが、まあ~20歳過ぎるとなかなか治らないですねえ。
孫の世話の助っ人に行って風邪ひいてるようじゃ、修行がたりない!
まあ、けっこう厳しい日々でしたが、お陰様でみんな元気になりました。
そんな訳で、彼岸花が咲いたなーと思ったら、金木犀の香りが漂って、気が付けば道にたくさんのどんぐりが落ちているという、早回しのようなこの頃でした。
熱が出ようが喉が涸れようが、毎日御飯が食べられて蒲団に寝られる。ミサイルが落ちてくることはないという幸せな日々が送れる私。
一方では、同じ地球で同じ時を刻み同じ空気を吸っている私の孫たちと同年齢の子どもたちが無残に命を落としている現実に、無力感を抱く私。
こんな時に、憲法で戦争放棄を明確にしている日本は、もう少し決然とした態度で停戦を訴えるべきだと思うのに、昨日の新聞を見て「なんなんだこりゃあ~」思わず口に出しました。
「武器『完成品』輸出解禁へ」(11月16日朝日新聞朝刊)
今までは「防衛装備移転三原則」において、「部品のみ」輸出が可能だったのを「完成品」もオーケイにする、というもの。
まあ「部品のみ」というのも首をひねるところではありました。これは平和利用のための原子力が爆弾となって人類を殺傷する兵器になってしまったように「使い勝手による」というあいまいさで責任回避していましたね。
それが今度は明確に「完成品」を輸出できると。
これはどこが儲ける話? 大体想像できます。
少なくとも、今、空から突然落ちてくる爆弾に逃げまどい、瓦礫の下に埋もれた家族を捜し、水も食べ物も無い状況の子どもたちには何の救いにも何の利益にもならないことだっていうことだけは確か。
ご自分が任命した人間たちが、不適格な人間だということについても「責任を感じる」とだけしか言わない方には、武器から発する血の匂いは分からないのでしょうか。
悲しい・・。