藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

[東京家族」を観ましたの。

2013年02月17日 | 雑感

 夫が知り合いから、映画の券を買ってきました。

 「東京家族」です。

 私としては、同じ家族でも、「かぞくのくに」という映画が観たかったのですが、ま、そんなこといったってね。

 で、ひさしぶりに行きました、映画館。

 やっぱり映画館で映画を観るのって、いいね。宣伝を大音響でやったりするのはやかましいけど、いろんな映画の予告があったりして、さあ、本編がはじまりますよお~っていう、あの前振りがいい。

 正直、泣きました。病院のシーンで。

 せりふの速さや言い回しは、「東京物語」を意識したのかどうかわかりませんが、ちょっとレトロ。
 世界中が泣いた、という宣伝文句はちとオーバー。
老夫婦役の吉行和子さんと橋爪功さんは、まだお二人とも色っぽさがあるので、わびしさとか寂しさとかが出ずらいですね。泣きましたけど、私。

 
 映画館を出る。

 その時、現実の世界に戻るわけだけど、一瞬、自分の中で又現実に戻るんだ、という疲労感があります。そしてすぐに、キレイに磨いた鏡に顔を映すような、まっさらに洗った洗面台に水を出すような、小さな<リセット>ができた感じがするんです。

 ん~、やっぱり時々は、映画館で映画を観よっと。


 
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放射能汚染・大気汚染

2013年02月11日 | 雑感
 
 中国の大気汚染。

 発展する中で、見落としていったもの、置き去りにしていったものが、大気の中に現れたような思いがしています。

 放射能にもし、色がついていたら。

 都市における<快適な生活>を求める中で、忘れ去っていったもの、考えるのを止めていったものが集まり、今日本の大気を何色かに染めていっている気がします。

 東日本大震災から、今日で一年と十一ヶ月。

 だんだん忘れられていく、といわれます。

 これは、今回の災害に関わらず、人間はいろいろな事を忘れていくのだと思います。

 でも、こういうことなんじゃないかな。

 毎日の生活。自分のこと家族のこと。どうしても目の前だから優先する。

 仕事。生活がかかっているから、どうしても手が抜けない。

 そんな、日々の時間の中で、「思ってはいるけれど、なかなかそこに関われない」のが本当のところじゃないのかしら。

 脱原発。そう思うけど、デモにいく時間がとれない。休みの日は、子どもが遊園地に行きたいといっているし。

 そうなんだと、思う。

 東北にボラに行きたい。そう思うけど、仕事は休めない。

 そうなんだと思う。

 じゃ、どうしたら、この喉元につっかえる想いを形にできるのか。

 答えは簡潔明瞭。

 「出来ることをする」です。

 え!

 「なんじゃい!あったりまえのことをグダグダと書きおって!」・・・と怒らないでね。だって、人間そうだれしもスンゴイ発想力や実行力を持っているわけないのですから。

 実際、うちの施設から、また福島の施設に助っ人が行くんですが、「だれが行く?」と希望を聞かれて、私はハイと手を挙げられなかった。
 今回は私より少し若い先輩が行くことになりました。

 私が手を挙げられなかったのは、気持ちは、ある。でも、家には年寄りがいて、一週間の不在は無理。
 今後、うちの年寄りが飛躍的に体力知力が戻ったらいけるけど・・・。

 無理を重ねてやるより、できることをやろう、と思ってます。

 当たり前のことだけれど、「できるのにやらない」ではなく、「やれないから考えない」ではなく、そして「誰かがやってくれるだろう」じゃなくて、で、これは震災や原発だけにとどまらない、<生き方>として、

 できること、考えてやってこじゃないの。
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水前寺清子さんは<金髪頭>だった!

2013年02月03日 | 雑感

 先日お伝えしたように、昨日世田谷区にて「障害者文化フォーラム」が行なわれました。

 総合司会をやってきましたが、やあ、久しぶりのスーツで肩がこった。

 私の仕事着は、Gパンに綿シャツ。エプロンにバンダナです。みなさん同じようなかっこうで働いていて、男性も同じそろいのエプロンで、なんか可愛い。

 そんな日々だもんで、ちかごろスーツはご無沙汰でした。


 で、世田谷区中の障害者施設が集まって「フォーラム」をやったんですが、今回の特別ゲストの<水前寺さん>。

 もう60ん才でいらっしゃるんですが、若いですね!

 もともと小柄な方なんで、若く見えるのでしょうが、その水前寺さん、金髪ショートヘアでした。
 特別に「365歩のマーチ」を唄いながらの登場で、会場は沸きました。

 やっぱり大スターですね。

 
 お迎えするにあたって、失礼のないように楽屋を用意。お茶にコーヒー、お菓子に加湿器。寒くないよう暑くないよう。時間の制限に気を遣い、何かの時のために警備体制を整える。

 やっぱり大スターですね。


 それに対し、世田谷区長。

 扱いがぞんざいで、すみませんでした。

 昼食は、場所がないんで、役所の会議室で食べてください。
 部屋がないんで、座席にいてください。
 時間がないんで、話は短くしてください。
 (花束は水前寺さんだけでいいよね)

 でも、最後まで居てくださって、有り難うございました。

 
 残念だったのは、参加者が少なかったこと。
 世田谷区といえば人口89万人近くです。500人に満たない会場を一杯にするくらいの集まりにしたいですね。
 稲城市は人口8万6000人近いくらい、つまり世田谷区の十分の一。
でも、内容によっては、たとえば南山問題なんかでは、400人定員の会場が一杯で入りきらないくらいになる。

 やはり、障害者が地域で安心して暮らす、ということを進めていくには、当事者と関係職員だけでなく、もっと多くの人達と力をあわせなければダメなんで、別に圧力団体にならんでも、多くの人達が、自分の問題として受け止めるような、日頃からの取り組みが必要なんですね。
 
 福祉に関わって汗を流している人達も、気持ちはあってもフォーラムの組み立ては不慣れだったりするので、今後はいろんな人と関わったりしながら動いていく必要があるな、と思いましたね。

 世田谷で動き、稲城で動く。

 いいね。

 充実してるね。

 すごい無理は、しないようにね、と、自分に言い聞かせる私。
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