藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

夫が再度被災地に行ってきて

2012年09月30日 | 日々の活動

  九月の半ばのことで、少し前の話になりますが、夫が<陸前高田市>に支援に行きました。

 八月には夫婦で南三陸にいきましたが、夫は今回一週間、名簿作成の支援。

 私、思った。

  人と人が触れ合う時、必ずお互い影響しあうもんだなって。

 あれ、いまごろそんなことかいな、と言われてしまいますな。


 夫の話です。

 複数の家族を訪問したようですが、中に、高齢のご夫婦で奥様が視覚障害の方。奥様が外出している先で地震がおきて、津波が来た。必死で近くの木にすがりついて流されずに済んだけれど、体が動かない。そこに奥さんを探し回っていた夫さんがやっと発見してくれて、なんと90歳の夫さんが奥さんの固まった両手を木から引き剥がし、「どう連れて帰ったかわからない」けれど、家に帰ったそうです。

 家は壊れ、仮設住宅に移ったというご夫婦は、夫の訪問をとても喜んでくれて、<おみやげ>をくれました。

 以前に他のおばあちゃんから、「柿の種」のお菓子を貰ってきた夫。今度は、一本だけ残った、あの「奇跡の松」のお友達、倒れてしまった松でつくった、<木のおふだ>を頂いてきました。

 他のご家族も、訪問すると、どんな目にあったか、今どんな暮らしをしているか、体の中からあふれるように話される方が多かったそうです。
 それを聴きながら居場所の確認をとりつづけてきた夫は、沢山の経験や想いを全身に浴びてきたせいか、精神が疲弊しているようにみえました。

 今度はその話を私が聴いて、少しだけ夫は楽になったんじゃないかな。だとすると、被災された方達も、夫に話すことによって、少しだけ楽になってくれていると良いんだけど。

 いまだ、被災地はまるで復旧していないと言っても過言ではありません。
 なんでかって言うと、昨日見たスライドで気がついたのです。

 昨日、聴覚障害者協会の主催で、震災の報告と稲城での取り組みについての集まりがあり、私も参加させてもらったんですが、その時に、昨年の五月に東北の状況を撮ったスライドを見せてもらいましたの。

 そうしたら、私たち夫婦が行った、<南三陸町>の様子があったんですが、五月の町から、単に<生活被災物>(がれき)をどかしただけの風景が今年の八月の風景だったんです。比べてみてよくわかりました。

 まだまだ長い長い取り組みになります。心の復旧は一生だと思いますが、なんらかの形で関わっていくようにいたしましょうよ。

 
 
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歯周病内閣だな

2012年09月22日 | 雑感

 歯周病にかかっている方、ごめんなさい!

 歯肉が腫れて、出血してきて、歯がぐらぐらして最悪抜ける病気ですね。

 これが今の内閣の状況。


 「30年代に原発ゼロ」発言はすぐに「ゼロ」にしたね。

 政権をとった時点から出血しているような状態でしたよ。(その前のもね)

 子ども手当て。 だめになった。
 沖縄の基地、県外へ。 まったくだめ。
 TPP交渉。 何もいえない。
 CO2、25%削減。 ホラもいいとこ。
 
 そして、オスプレイ。 安全宣言がよくできたもんだ。

 オノレの考えを持たずにあっち見てフラフラこっち見てフラフラしてるからこんなことになるんだ。

 もう、歯がぐらぐらの状態です。

 
 私達はここで踏ん張んなきゃならないよ。こんな状態をあきらめちゃいけない。
 そして、「しっかりした意見を言う人」と、「人気取りでしゃべっている人」の区別をちゃんと持とうね。



 はい。

ここで講座のご案内です。 友人からの情報です。

 原発事故による<水の汚染>は、私達にも深くかかわる問題です。
 では、多摩や稲城の水は、どこからどう来るものなのか、を学ぶ講座です。

 *「謎解きタマニュータウン」・・・「水道の水はどこから来るのか」

  9月29日(土)  pm2:30~4:30
  多摩市関戸図書館活動室
   (聖蹟桜ヶ丘駅前ショッピングセンター、ザ・スクエア2階)
   講師:大平晃司氏・川崎進氏(東京都水道局)
   定員:45名(申し込み順)
   参加費:無料

  主催:多摩ニュータウン学会・多摩市立図書館
  申し込み:多摩市立図書館・・373-7955(9:30~5:00)
       お電話してください。


 
 
 
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<ゴドー>は待ってても、来ない。

2012年09月15日 | 雑感

 <ごとうさん>ではなくて、<ゴドーさん>のことです。

 「サミュエル・ベケット」という人が書いた芝居で、登場人物は二人。

 二人で来るはずの<ゴドー>を待ちながら会話をしているんですが、結局<ゴドー>は、来ない。


 「なんで急にゴドーだよ。」と、お思いでしょうが。

 今、福島原発の危機的状況も、被災者の方々の生活再建も、韓国・中国という隣国外交も、エネルギー政策と経済政策の展開も、わやぐちゃのままで、これはマスコミもいけないと思うけど、

 「なんで党の代表もめだよ。」と、思う。

 そして<維新の会>です。

 で、<ゴドー>の件ですの。


 世の中がうまくいってない時、閉塞感がある時、フイと思っちゃうのは、

 「だれかすんごい人が出てきて、なんとかしてくれないかね。」

 でも。

 これって無いのよね。

 いつも<誰か>に期待する。そしてその人が<ダメだった>となると、ホイ、次のだれか、となる。

 これが今まで繰り返されてきました。

 でも<ゴドー>は来ない。

 もう、私達は<誰か>に期待するのではなくて、一人ひとりが<ゴドー>にならなければいけない時なんだと思います。
 「こんなこと言ったら何か言われるんじゃないか」とか、「そんなこと関係ないよ」なんて言っているうちに、ビックリするようなひどいことが、<誰か>によって<どこか>で決まってしまうかも。

 もちろん、違う立場で違う考えや意見が出てきます。
 それらをいきなり排斥したり攻撃したりしないで、違和感を持ちながらも<聴く耳>をもつことが必要です。よくテレビ討論なんかで、両方がいっぺんにしゃべってて、聴いてる方はすごく不快になったりするでしょ。相手の言うことを聴いてから反撃せいよ、と思ったりします。

 東日本大震災があって以降、ハードからソフトまでの今までのやり方を見直すことが必要です。

 ハードで言えば、街づくりの建設設計。
山を削り、谷を埋めて道路を作る手法。 海を埋め立ててつくる高層マンション。
町の生業を無視した新幹線やリニアの設計。 などなど。

 ソフトで言えば、人のつながり。
地方ごとの地域ごとの連携を規則と金でつくる考え。 高齢者や障害者を街中ではなく隔離する体制。 点数でわける教育。などなど。

 「そんな、いっぺんに言うなよ!」と嫌そうにしないで、ちょっとじっくり考えてみましょうよ。
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,ポジティブだよね!

2012年09月08日 | 日々の活動

 九月議会の日程をみなさまにお知らせしなくてはいけない時期ですね。

 今、一般質問をやっていて、11人が火曜日までやって、そのあと12日が補正特別委員会です。

 で、提出されている陳情9件(原発・がれき焼却・南武線高架・アイバス増便)が審議される、<建設環境委員会>は、18日です。

 そして、19~21日が<決算委員会>です。
 最終日は28日、金曜日です。

 じつは、先日一般質問を傍聴しに行ったんですが・・・。

 つまんないねえ~。・・・というのが、感想。

 「00はどうなっていますか?」
 「はい、00の予定です。」
 「そうですか。安心しました。ありがとうございました。」

 聞いて済むだけだったら、普段聞いておけよ。

 はっきり言って、調査不足。

 中にはこんな議員も・・・。

 私の姿を見つけて、「あ、藤原さん。一般質問の<ネタ>考えてよ。」
私は即座に言いました。「自分でやんなさいよ。給料(本当は報酬と言いますが)もらってんでしょ。」

 はっきり言って、職務怠慢。


 あ、今日は違う内容を書くつもりでしたの。ついつい、文句を言ってしまった。

 
 「パラリンピック」です。

 凄い!

 ポジティブだ!

 私は、腰がいたいの足がむくむだのと、文句たれたれ言って夜ダランとしちゃいます。しかし、なんだこの凄さは!

 両足義足で走って100メートル10秒台って・・・!
 車椅子ラグビーって、初めて見た!

 きっと、いろんなことを乗り越えて、心がしなびた時もあったはず。親御さんも悲嘆にくれた時があったと思います。いわれない差別も受けたかもしれない。
 
 でも、なんて力強い生き方を見せてくれるんだろう。

 ありがとう!元気がでるよ!
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九月は<雨>で始まった

2012年09月02日 | 議会状況

 あらら!

 まあ何日も太陽がギンギラ照りっぱなしだったけど、九月はのっけからデンデラ雲が出てきて<雨>がふりましたね!

 一日は「防災の日」。関東大震災が起こった日です。

 今、「南海トラフ」が動いたら、32万人が亡くなるだろうという予測が発表されていますね。

 いやいや。

 原発を再稼動したら、それどころのことでは済みません。
 原発は全て海沿いに立地しています。地震による被害と、津波による損傷がおこることは既に事実としてあります。

 まず、間違いなく死亡する人数がさらに、膨大になる。
 日本で安全に住める所が、無くなる可能性大。
 日本どころか、近隣諸国、いえ、世界中に放射能を撒くことになる。
 
 そして、チェルノブイリの状況から見て、復旧には長い長い年月が必要になるでしょう。

 「風の谷のナウシカ」の世界のように。


 大地震の被害甚大な予測が出て、放射能汚染廃棄物の最終処分場が決まらなくて、まだまだ東北復旧に力をあわせなくてはならない今、原発廃炉を真剣に議論すべきと思います。

 だって、この夏の酷暑、原発はほとんど動いていない中で計画停電もしないで済んだ。

 たしかに電力会社がいろんな努力したのよ!と言うかもしれないけど、一億二千万人が節電協力して、無駄な使用をやめて生活様式を改善すると共に、再生エネルギーの開発にそれこそエネルギーを費やして、なんとか早急に廃炉に着手して欲しい、と、私は思っています。


 雨が勢いよく降っているとおもったら、急に晴れた・・・。

 自然は予測できない変化をしますね・・・。
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