今、私の家の周りは建設ラッシュ。
山の上ということもあって、高さ制限でビルみたいのは建たないけど、いわゆる<戸建て>とちいちゃな<マンション>がドコドコ建設中。
お屋敷が六個の家に。畑がマンションと家に・・・。
お屋敷の中にあったみかんの木は、あと少しで実が黄色になるところで切り倒され、ブルドーザーで土の中に埋められていきました。
まるで、<おじいさんと時計>の歌のように、おじいさんが亡くなられてみかんの木も倒されたんです。
もうひとつ、南山のふもとに家があったMさんが、富有柿を持ってきてくださった。
南山に通じる道路をつくるために、立ち退きせざるをえなくなり、お庭にあった柿の木の、最後の実です。複雑な想いで頂きました。
私の家も、山を切り開き、木を切り倒して建てたものに間違いありません。
周りの環境が悪くなる、という単純自己中な考えではなくて、こうして人間は土を掘り返して虫をよそに追いたてて、鳥が食べる実のなる木をなくし、車庫を作って車で空気を汚していくんだな、と、自身も含めて改めて思ったわけです。
開発とか、発展とかは、地球にとって、地球に生息するあらゆる生き物にとって、結果的には破壊行為なんだと思う、今日このごろです。