藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

「選挙を控えているので」受け取らない?!

2019年06月12日 | 雑感

 少し家の中がスッキリしてきました。

 膨大な量の紙類を資源回収に出し、不燃物を出し、粗大ごみを出し・・・。

 まだまだあるのですが、私、来週から週三日、パートをすることにいたしました。

 こじんまりとした福祉施設です。下り電車に乗っていきます。


 いままで分刻みみたいな生活をしていたのが、緩やかな時間の流れの日々になり、このような生活パターンは人生初めて!

 ・・でも、長年染みついた習慣でなかなかの~んび~りと出来ない自分がおります。

 一つは、やはりまだ働きたいという思いです。

 で、もう一つは、<年金だけでは暮らせない>。

 私は国民年金。夫は厚生年金まだ満額受け取り年齢ではない。

 これからの暮らし方にもよりますが、計算したらこりゃ長生きしたらもたないかも、となった。

 介護保険もこれから先は不透明。年金額は下がるとなると、大企業とは無関係な私たち夫婦は、のんびり温泉に、なんてことは厳しい話だわ、となりました。

 
 今、国会で問題視されている、金融庁が麻生大臣の諮問を受けて作成した「高齢社会における資産形成.管理」という報告書。

 一例として挙げた夫婦の生活費が30年間では2000万円足りないと。自己で資産形成して、というものですね。

 報告書の全文を私は知らないですが、なんと諮問した麻生大臣(金融担当相ですよ)も真面目に読んでいなかった!

 それで野党の質問への答弁も強気からだんだん後退していって、遂には「政府の政策と違うから」と、受取を拒否しましたね。


 受取を拒否しても、報告書の内容が変化するわけではありません。

 我が家の試算からいっても私はうなづける内容です。ただ、資産形成にかんしてはちょっと運営会社が儲けるような流れになっちゃうな、とは思いましたが。

 さらには二階氏がまあなんと堂々と「選挙を控えているので関係者が迷惑なことで困る」って発言!

 要するに、政府の政策というより、自民党が責められるような内容のものを出されては困る、というのでは?

 選挙が終わった後なら良いのでしょうか。

 これは、二重に困った問題です。

 まず。

 じゃあ、何かに関して諮問した、あるいは調査した結果が、「現実として厳しい内容」であったり、「早急に手をうたないと大変な状況」であったりしても、その内容が「政府の政策と違うから」と無視するということ。こんなことがまかり通ってしまったら、これはもう政府としての責務放棄です。

 また、今回のように専門家が時間かけて出した報告書にたいして、形式的な取り扱いをしているらしいこと。だって中身をちゃんと読みもせずにいる。
 本来は報告書の中から課題や問題点を見出して、じゃあ国民生活を安定させるにはどんな政策をうつべきなのかを、きちんと検討するべきことをしようとしていない。

 もう、ね。

 まあ、麻生太郎氏は、あんまり貧乏の経験がおありにならない方なので、あれらの発言はそうもあろうとは思いますけど。

 麻生財閥の中で育った方で、野中広務氏の出自についての身分差別発言は有名ですが、初めて選挙に出て福岡で演説をした際に、集まった人たちに対して「下々の皆さん」と言って、もちろん落選された方。

 でも、ね。

 それもこれも、国民が選んだ議員です。選んだ側も責任の一端はある。

 だから、仕方ないので黙っている、のではなく、やはりおかしいことや現実無視のことには声を揚げることが、選んじゃった側はすべきことだと思いますよ。

 選挙風が吹いています。

 大体において、当選するともう天下をとって何でもあり、みたいな態度になるケースが多い。

 憲法違反発言や女性蔑視発言をしても、どこが悪いのかわからないでいるようなトンデモ議員もいる状況です。

 言い古されていますけれど、国民の権利である一票は大切に使いましょう。

 なあなあで選んで、結果がブーメランみたいに戻ってきて、痛い思いをしないように。
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今、やっと問題に。プラスチック汚染。

2019年06月07日 | 雑感

 我が家の冷蔵庫内は、スカスカ。

 よく、冷蔵庫は物を詰め過ぎないように、というけれど、我が家の場合は無さすぎかも。

 子供たちがいて、母もいた時期はもうギッシリ詰まっていたけれど、今はその必要がないのでスカスカ。

 ちなみに洗濯も一日置きだけれど、チョッピリです。

 同じく出るごみも、チョッピリ。一週間でそうですな、バレーボール一個位。ぎゅっと潰してね。

 けれど、時々それが大きくなる時があります。あら~と思う。

 原因は「プラスティック」。


 二人の都合が合わない時を除き、一週間に一回二人で買い物に行きます。
主要の品は、有機野菜グループで宅配してもらっているけれど、諸々をスーパーで買い足します。

 その際に購入するもの、海苔巻きだとか卵だとか、知らない間に夫がカゴに入れる焼き鳥だとか、キムチとか梅干しとか・・。

 みんなプラ容器に入っているのです。

 あと、時々夫が食べる<カップラーメン>。

 あれらはごみとしてかさ張るので、ハサミで切り刻んでごみ袋に投入。それでもゴサゴサ袋は膨らむ。


 今やっと、マイクロプラスチックの海洋汚染問題が浮上してきましたね。


 もうかれこれ30数年前のことになります。

 牛乳パックの回収運動を始めたころ、様々な環境汚染問題も少しづつ学んでいました。

 亀が、スーパーの袋をクラゲと思い、食べてしまう。

 太刀魚の胃袋から、乳酸飲料の容器が連なって発見される。

 海の真ん中に生息しているそれらの生き物のお腹から、ですよ。

 でも、当時は危機感はなかった。一部の人間だけが問題視しただけでした。

 同じころ、ペットボトル容器が出回ってきました。最初は2リットル容器。

 牛乳パックの運動仲間の中で、その容器について問題提起した人たちがいました。

 そして、飲料業界と話し合いの場を設けて随分とやりとりを重ねて要求したことは、小さいサイズの容器での販売はしないで、という内容でした、

 もうきっと便利が先行して爆発的にペットボトルが増えるだろうと既に予測したのです。

 その時は飲料業界も「はいはい」みたいだったのに、いまはもう200ミリの容器も当たり前のようにある。

 
 そして今、餓死した海鳥の胃袋に、プラスチックの破片がギッシリと詰まっているのが発見される。

 海底の生き物さえも汚染されている今、これはもう遠からず、マイクロプラスチックはヒトに舞い戻ってきます。

 やっと、大変なことだと問題視されてきた。


 100パーセント再生ペットが生産されるようですね。

 生分解プラスチックの技術も進むと思います。


 今後の技術と研究には期待するけれど、やっぱり世界で二番目にプラスチックの消費が多い日本という現実を変えないと。

 小さな事かもしれないけれど、千里の道も一歩から、です。


 マイボトルに急須で出したお茶を詰める。

 ペットボトルはきれいに洗って数回使う。

 夏の盛りには、半分水を入れたペットを冷凍庫で凍らせて、朝それに水を足して持ち歩きます。

 自動販売機で買ったつもりでその分貯金箱に入れると、けっこう貯まるかも。

 
 今の自分の便利を優先するか、将来の環境を考えるか。もう生き方の問題だと思います。


 そう言いながら、私、スーパーのかごに夫がそっと入れる<プラケースに入った焼き鳥>を、買ってしまうのです!
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