藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

大牟田市の高齢者施策を視察して

2010年07月31日 | 日々の活動
 先日 「後日のご報告」とさせて頂いた、視察研修のことです。

 福岡県 大牟田市と、北九州市に行ってまいりました。

 北九州市は、昭和38年に、5市が合併してできた市です。人口100万を目指して、今98万人という大都市です。予算額も勿論大きく、稲城市の民生費にあたる予算だけで、稲城の一般会計の半分以上の金額が組めるという規模の市です。

 介護予防や検診、社会教育の分野は、稲城の規模を大きくしたような感じでしたが、医学的施策で、女性の尿失禁予防や、口腔の検診など、きめこまかい内容にも取り組んでいました。 稲城でも実施したりはしていますが、PRの方法に工夫が必要だと感じました。
 北九州市では、高齢者の生きがい施策だけで7億近い予算が投入されますが、稲城ではそうはいきません。でも、小さい自治体だからこそ、行き届いた施策とPRができるんじゃないか、と私は思いました。

 大牟田市です。

 国の「地域認知症ケアコミュニテイ事業」のモデル地区として、認知症の人を、地域で支えることに取り組み開始したのが、平成14年。でも、既にその前、介護保険制度のスタートの前から、地域でネットを組んで取り組めないか、と思っている人がいらした。
 大牟田市の職員にも、熱心な人がいて、スタート時から、「誰の、何のために、どうしたら良いか。」が理念として構築されていたんですね。それがカッコだけでなく多くの人達の腑に落ちていったので、だんだんと実現していったのです。

 認知症コーディネーター養成講座も、核となって仲間づくりをする役の養成。

 ユニークなのは、「徘徊模擬訓練」。

認知症の方がまちに出て行方が分からなくなり、家族が捜索の依頼をした、という想定で、
不明の方の衣服や特徴を公開し、まちのなかから見つけ出す。というものです。
 はたして、その公開情報を聞いたまちの人、あるいは「なんだかあの人、様子が変」と思ったひとが、徘徊人に扮したモデルに声をかけるか?通報するか・・・。

 もちろん、この訓練には、市・社会福祉協議会・民生委員・自治会・警察などのネットをつくり、市民の方には訓練と言わずに、モデル数人に<徘徊>してもらうのです。

 結果、最初の年は、一地区のみの実施で数人が声がけ。
しかし、今では、小学校区22のうち、18地区で実施し、多くの市民が声をかけて、<保護>に至ることになったそうです。

 このことは、単に徘徊者の保護のためではありません。地域の人が、助け合う、力を合わせることになっていったのです。もちろん、子どもや障がい者やいろいろなことで困っている人にもあてはまります。

 あと、これはハードの面なので、金銭的な課題もクリアする方法を考えなければなりませんが、高齢者が自力で歩いていける距離を目安に、デイサービス・小規模多機能施設(日中活動と宿泊が出来る)・ホームが整備されつつあるのを拝見して、現実的に今後どの市でも必要なことだと思いました。武蔵野市の<テンミリオンハウス>や世田谷区の自宅開放や空き家活用など、新しく大きな箱物をつくるのではなく、既にある地域資源の有効活用を、新しい視点で見つけていく、あるいはやりたい人の支援をすることが、高齢者の支援だけでない、(もしかしたら高齢者や地元の雇用だって!)地域の力を創造できるのではないか、と思う私です。

 お金も確かに重要だけれど、なんといっても、「人」、ですね。ホント。
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ありがとうございました!

2010年07月29日 | 日々の活動
 29日の今日は、ほんとに久しぶりに雨で、涼しい!

 なんといっても、連日35度とか、ガマン大会会場並みの暑さだったので、本日は私のような冷え性は、靴下を履きたいくらい涼しく感じます。

 先日の25日、やはり酷暑の中、議会報告会を行なったのですが、ほんとに有り難うございました!
 来てくださいました!多くの方達が!
 冷たいお水の一杯も出さず、申し訳ございませんでした。

 そして、いろいろなご意見や感想、又、ご助言を頂き、まったくありがたいことです。

 私達は、皆さんにお約束をしています。

 皆さんの声を市政に活かすこと。

 様々な情報を公開すること。

 常により良い街づくりにまい進すること。

 ですから、通信を出したり報告会を行なうのは、当然のことです。
そして、皆さんの声を聴かせていただいて、それを活かしたり、質問や疑問にお答えしたりするのも、当然のことだと思っています。むしろ、義務です。

 でも、報告会に来てくださるかどうかはそれぞれのご判断や都合であって、お知らせやお誘いはさせていただいても、果たしておいでいただけるか、いつも不安な気持ちなのです。

 「だあれも来なかったら、悲しいなあ」とか、「何人の方がおいでになるかなあ」とか。

 そして、今回も酷暑の中、おいでくださる!!

 ほんとに、ありがたいです、有り難うございます。
 又、「ooがあるから、行けなくてごめん」とのお電話や手紙をいただくと、それもうれしくてありがたいです。

 勿論、何も連絡無くても、「この間はごめんね」と言ってくれたりも。


 こうして皆さんに支えられて仕事してます。

 今は、六月議会のつうしんも印刷が済んで、「ありゃあ~!書き間違いがある!」と叫んでます。(内容に誤りはない、です)

 そして、八月は、九月議会の準備に。

 夏休み? 基本的にはありません。ただ、年一回、夫の実家にお嫁さんをやりにまいります。ま、これが夏休み、ですかね。
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稲城市の事業仕分け拝見

2010年07月26日 | 雑感
 24日のギラギラ暑い土曜日に、稲城市の事業仕分けがありました。

 地域振興プラザの三会場で、21事業が、「構想日本」(非営利の政策シンクタンク)から派遣された仕分け人と、行政改革管理委員さんとで、「仕分け」されました。

 各事業ごとに、行政職員が、約10分事業概要を説明。その後約25~30分質疑応答。その後、結果と評価を発表、という手順でおこなわれました。

 各会場には、おおむね30人くらいの見学者。職員・市民・市外のかたも。

 私の感想をひとことで申せば。  「・・・う~ん・・・。」

 
 まず、21事業の選び方に「?」
どんな基準で抽出したのか、偏りがあるんでは?

教育委員会の所管から、9事業
福祉部の所管から、6事業  それに比して都市建設部所管は1つ。総務も1つ。

 私は3会場をぐるぐる回っていたので、全部を見ることは出来ませんでしたが、
感想をも少し長く申せば・・・。

 まず、あの時間では無理。

 それと、職員が自分のしている仕事(事業)の意義や目的を理解しているのかな?と、思うような場面もあり。
 特に委託している事業内容の把握を十分にしていないような感じも。

 仕分けする側も、得意分野不得意分野があって、質問の意図が不明だなあと、思う場面がある。事前に渡してある資料の読み込み期間が短いのかしら?

 結果は、「廃止」が5事業。
     「市が実施(民間活用の拡大・市民等との協働化を推進)」が6事業。
     「市が実施(改善が必要)」が9事業。
     「市が実施(現行どおり)が1事業。  でした。
 これはあくまで参考で、すぐに廃止とかでは有りません。


 今回の仕分けの予算は、160万円です。これによって、かけた予算以上の節減がはかれる、かどうかは不明ですが、職員さんたちが物凄く緊張した日を送ったのは確かですね。

 
 でもね。

 既に稲城市は、数年前から、庁内で「事務事業評価」をやっているんです。
それに、毎年の予算立てには、事業内容の再評価をせざるを得ないのではないかしら。お金が無いお金が無いと、いつも市長はおっしゃっているんですから。
 決算時もそう。
 つまり、第三者に「仕分け」してもらわなくても、自前でやらんといかん状況ですわ。

 ま、兎に角実施したからには。

 これが、単なるパフォーマンスに終わらずに、きっかけとなって、本当に税金の無駄遣いを見直して、市民のための事業を実施するという「洗い直し」の作業になって、首長のまちづくりへの真摯な理念が噴出して、、職員の理解とやる気に結びついて、市民がそれを見て、「よっしゃ、うちらも声と力をだすぜ!」となって・・・。
 
 と、なれば、良いですね。
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夏、好きです!!

2010年07月22日 | 雑感
 夏好きです!私。

 冬の寒さより平気です。寒いとかたまってしまって・・・。

 しかし!
 
 この暑さはなんだ!? 漢字でかくともはや「熱い」!!

 昼に散歩させられているワンちゃんなど、きっと肉球を火傷していると思います。
仕事に自転車を使っている私も、家に帰る坂を上ると(我家は山のてっぺん)まるで川からあがったばかりのカッパのように、全身びちょぬれです。

 そんな今、いつも議会の後に発行する「はなまるつうしん」を書いています。
しかし、エアコンがあまり好きでなく、「常温」の部屋で書いていると、紙は手に張り付くわ、頭には熱気が張り付くわで、進みが遅いこと・・・。
 そこで、一念発起して!つけましたよエアコン。除湿機能だけれど。
仕上げて印刷して、8月の頭には、稲城市中の新聞に入ります。

 そして、その前の、7月25日(日)の午後一時から、議会報告会を、稲城の地域振興プラザで行ないます。
 暑いし、お忙しいとは存じますが、皆様どうぞ、おいでになって下さい、ほやほやの「はなまるつうしん」もお渡しできます。お願いいたします。 
 
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また、爽やかとはほど遠い・・・。

2010年07月17日 | 雑感
 前回、焼却炉事故の新聞記事について、「もっと爽やかな稲城の記事を!」と、書いたばかりなのに・・・。

 今度は、小学校教師の不祥事記事・・・。

 7月9日の夕刊に記載されてから、やっと議会に報告。それも、催促して、やっと。

 これじゃ、稲城市は隠匿体質か、と悪口言われても仕方ないですよ。

 9日の昼頃に、私の所に情報が入りました。勿論全く知らなかった。勿論福祉文教委員長も。
 どうして議会より先に記者会見するのでしょうか。
 どうして催促されなきゃ議長にも委員会にも黙っているかね。

 「詳細が不明のため」という理由ですが、教師が現行逮捕されたのが6月27日で、渋々言われての報告が7月9日では、議会軽視もはなはだしいです。
 先日のごみ焼却炉事故も、新聞記事が先行で、15日の事故報告が22日でしょ。

 勿論、これは委員会で言いましたが、何でもかんでも議員に話せ、と言っているのではありませんし、なんでもかんでも「これは内密に」ってたとえば個人情報なんかを聞いても、それをぺらぺらしゃべったりする議員はいません。(いないよね?)
でも、少なくとも、生活上の安心安全に影響するようなことは、迅速に伝えるべきです。隠していていいことなんて一つもないと思います。

 こう続くと、何か他にもあるんじゃないかなんて、勘ぐったりしてしまいますね。


 話は変わって、視察研修に九州・大牟田市と北九州市に行ってまいりました。
ご存知の通り、九州地方は大雨洪水注意報や、北九州では避難勧告もでたりと、爽やかどころでは無い天気で、でも、電車も運よく再開し、予定どうりの行動ができました。

 どちらの市にも、「高齢者施策」の実施状況を学びにいったのですが、詳細は後日にまわしますが、「人」ですね。そしてその「人」が「人」を呼ぶ、といいますか、「人」の熱意が「人」を動かしていく。もちろん、その<熱意>がトンチンカンだと伝わらないのですが、時間と手間をかけて、何故それが必要なのかを理解していってもらうと、「人」は動くのですね。

 稲城は、いまのところ高齢化率は全国平均以下の16.7%くらいですが、ニュータウン地区への<同時期・同年齢入居>により、いっきに高齢化が進みます。今の平尾団地と同じですね。(平尾は、26%を超えていると思います)
 「いつまでも元気に!」という気持ちは大切ですが、誰しも必ず年をとる訳で、高齢夫婦世帯や独居世帯はとても多いのです。<面倒みてもらう側><介助してもらう側>とくくらずに、充実した豊かな人生を自ら送れるようにしていきたい。
 特に、障害をお持ちの方が高齢になった時の生活維持支援は、今の稲城市では皆無といっていい。まだまだ、これからです。

 うわあ~、ホントに稲城はこれからまだまだよ!道路が出来たり、住宅が増えて人口がふえたから良かったね、とは、いかんぜよ。

 
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「文庫まつり」だったんだけど

2010年07月05日 | 日々の活動
 もうかれこれ20年くらい、地元百村(もむら)の地域文庫であります「もむらたんぽぽ文庫」に混ぜてもらっています。
 以前は小さな公園の中に可愛い建物があって、そこで本の貸し出しや遊びをやっていましたが、公園と共に貸し出しは無くなり、いまや泣く子も黙る(!!)影絵出張公演隊です。
 地元で毎年やっている「お月見会」には、実に多くの子ども達がやってきます!オチビさんから中学生まで。その時はもうにぎやかなこと、このうえない!

 そして昨日は、市内で活動している文庫のおかあさん達が一同に集まる「文庫まつり」がありました。それぞれのグループが、企画から作成、そして出演と、日常生活の合間を縫って活動している成果を、稲城の子ども達に観て貰って楽しんでもらおうとそりゃ頑張って!

・・・ところが・・・あれま・・・城山体験学習館という好立地なのに、集まった子どもの数は、演ずるおばさま達より少ないではないか・・・。15人、位かな。
 たんぽぽ文庫のお月見会の4分の1くらいかな。

 出し物は6つ、勿論子ども達は喜んでくれました。お土産の風船を持ってぴょんぴょん帰って行きました。でもね。

 正直もっと沢山の子ども達に見せたい!これは宣伝の不足と、当日のPR不足かも。ま、日曜の午後というのも、暑くて、というのかも。

 今後の課題ですね!

 

 
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ごみ処理施設稼動停止

2010年07月02日 | 議会状況
 
少し前のことになりますが。  

6月22日の毎日新聞に、「ごみ処理当面停止」の見出しが。
見ると、稲城市にある施設のことではないですか。

 府中・狛江・国立・そして稲城の4市で構成している、<多摩川衛生組合>(管理者・稲城市長石川良一)の処理場で、15日午前6時40分ころ、汚水処理室の配管から塩酸が流出、緊急稼動停止したとのことです。弁を固定していたボルト6本のうち4本が折れていたとのこと。

 この記事が掲載された日、建設環境委員会がありましたが、その時初めて委員会に報告がありました。
 事故がおきたのが15日ですよ。
 市は、原因不明だったので、と釈明しますが、このような大きな事故は即、議会に報告をすべきです。新聞に載ってからじゃ議会軽視といわれても仕方ないです。

 今、多摩川衛生組合では、小金井市のごみも受けていて、一日に約300tのごみを扱っています。今回けが人も無くて良かったですが、このような事故や市が関係する事件など、即、議長に報告しなければ。

 6月18日の日には、かの有名な吉村作治氏が稲城に講演にいらっしゃった。その折に、市長は<ごみの焼却時の余熱を市立病院で利用をしている>という話をされたそうですが、その時既にごみ処理施設は止まってしまっていたのですね。

 昨日の夕方(7月1日)、市の生活環境部から、「多摩川衛生組合から市に対し状況報告がありましたので、報告いたします。」というファクスが来ました。
 工場の復旧見込みについては、「今後の点検や作業の中で、工程に影響するような事象が発見・発生しなければ7月末に試験稼動、8月1日から本格稼動の予定」とのこと。
それまでは、広域支援体制実施協定に基づき、他の組合で受けてもらうことになるそうで
す。

 丁度今、やはり新聞に載りましたが、このごみ処理施設建設を請け負った<川崎重工>が、入札談合していた件で、稲城が提訴、31億円の賠償金額を提示しました。(29日朝日朝刊・30日毎日朝刊)

 なんか、こう、もっとすっきり清涼感漂うようなことで、稲城市載ってもらいたいなあ・・・。稲城在住の市民の方達が載った記事は爽やか系なのに、市となるとなんかなあ・・・。

 
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じとじと昨日の続きです

2010年07月01日 | 議会状況
 昨日はこの書き込みをしているうちに、なんだか調子が良くなくなって「あれれ?」・・・と、横になって血圧を測ったら、まあひどい低さで。私は見るからにデリケートで(!?)気圧の変化を敏感に感じるのです。え?気圧じゃなく社会の変化に対応しろ?・・・おっしゃる通りです・・・。

 六月議会の報告続きます。

 少人数学級の実施に関する請願は、福祉文教委員会にて6月21日に審議されました。これは、三月議会に継続案件になっていた請願です。
 今回、国では中央教育審議会が、少人数クラスへの移行を提言し、文部科学省はこれを受けて、検討に入る予定となりました。
 東京都は既に、40人学級を基礎とするが、小1中1を39人・翌年38人とする方向をだしており、これらの状況から、私は、採択を主張しよう・・・と、そこに「動議」がかかりました。新政会の田中委員です。
 「更に国の動向を見るために<継続>を主張します。」
会の規則として、動議が出たら、即それを委員会で諮ります。
この動議は、賛成者少数で否決されました。と・・・、間髪いれずに、こんどは公明党の門島委員から「動議!」趣旨採択を主張されました。趣旨はわかるが採択できないという意味ですね。
 これもまた、賛成者少数で否決。結果、採択に賛成の委員が6人中4人(私も)で、この請願は委員会では、「採択」されました。

 しかし・・・。

 これが又、最終日の本会議でひっくりかえりました。
委員会に付託、審議された案件は、最終日に本会議において委員長から報告があり、最終の採決が議員全員で行なわれます。そこで、又「動議」がかかりました。公明党より<趣旨採択>の動議です。
 結果、「少人数学級」の請願は、<趣旨採択>となりました。
委員会では多数でも、会派の人数が勝れば全議員が加わる本会議でひっくりかえることがたまにあるのです。

 あと陳情が6件ありました。その結果は・・・。

 「子ども手当ての廃止を求める」は、委員会で<不採択>(私も)で、本会議で趣旨採択の「動議」が新政会から出されましたが、否決、結果は<不採択>でした。
 私は、正直、子ども手当はばら撒き行為であって、きちんと具体的課題解決に向けるべきと思っています。しかし、この陳情の中に、「子どもを社会で育てる」という考えは「家族制度を破壊するといっても過言ではない」「日本の家庭を守る為に廃止」という論理には賛成出来ませんで、結論は近くとも、根底の考えが違うので、賛成しませんでした。

 「人権侵害救済法の成立に反対の意見書を」は、6月18日の総務委員会で審議され、趣旨採択、本会議においても起立多数で<趣旨採択>となりました。
 私は、今の社会で残念ながら、人権侵害や差別行為はあらゆる場面で存在していると思います。この法による強権発動を危惧するむきもあるようですが、それこそ健全な社会を作ろうという国民の眼と声で悪用を阻止していくことです。で、私は<不採択>主張だったんですが。

 「永住外国人への地方参政権付与の法則化に反対」は、総務委員会でも本会議でも、<不採択>でした。

 「選択的夫婦別姓制度の法制化に反対」は、6月22日に建設環境委員会にて審議、なんと採択と不採択が同数となり、委員長裁決で<採択>に。そして本会議でも<採択>。
 私?私は夫婦別姓でも良いんじゃないかと思います。ものすごく推進する訳ではないですが、家と家との婚姻ではなく、個人と個人の結びつきの要素が大きくなっている今、夫のあるいは妻の姓に<入る>という感覚は今後ももっと薄れてくるのでは。でもそれが<家族崩壊>や<一体感が無くなる>ことにダイレクトに繋がるとは思えないんです。

 「七曲公園階段是正について」は、きちんと調査して、最善の方法を出そうということから、<継続>となりました。

 「iバスを増便して、利用しやすくすること」は、全会一致で<採択>です。
このiバスですが、もう10年以上前です。武蔵野市でムーバスが走り始め、その利便性の良さや成り立ちを、会派で視察に行きました。また、羽村市で福祉バスを走らせたが不調というのも学びに行きました。その時は、稲城の石川市長は、まったく実施する気無しで、それこそ<歯牙にもかけなかった>ですね。
 その後、だい~ぶ経ってから、陳情が出て採択に漕ぎ着いて、そろそろと実施されたんです。そうしたら、まあ乗客数がどんどん伸びて!
 たしか私達がムーバスのような循環バスを稲城にも、と求めた時、市長は「一人当たり3000円位かかるので問題外」みたいなこと発言して、「無理無理」の姿勢だったのに、(これはちゃんと会議録に載っていて、私の作り話じゃあないですよ!)順調に行き始めたら、胸張ってます。
 ま、私達は上品な会派ですから、「うちらが最初に言ったんだぜ!」なんて、言いませんが、このバスが更に市民の方達にとって便利になるべきと思い、この陳情は<賛成>しました。

 
 今度の定例会は9月1日からです。決算もある、九月議会です。
そして、その前に、委員会の視察が入ります。ふ~っ。その視察の前後に「はなまるつうしん」を発行しますので、稲城市内で新聞をお取りの方は、そちらもよろしく御覧になってくださいね。
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