藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

なんでこうなるの?

2015年12月12日 | 雑感

 先日のスケートNHK杯で、羽生結弦君が世界最高点を出した時、解説していた元選手の織田信成君が
 

 「顎が外れた」くらいにビックリした、という記事がありましたが。


 私は、千代田区の特別職等報酬審議会が、議員の<政務活動費>を減額してその分を報酬に回す、という答申案をまとめるというのに、「顎が外れ」ました。

 
 <政務活動費>。 以前は<政務調査費>という名称だったことからもわかるように、この費用は、議員が、市民の生活福祉向上のために働くための費用です。


 使用できる項目は、広報・広聴(議会通信発行や、報告会にかかる費用など)や通信費資料代・視察研修費など、限られているといっても、この範囲で十分仕事ができる内容です。


 金額も、千代田区は月に15万円。(このほかに報酬月61万6000円ですか)


 ちなみに、稲城市は月に25000円です。私の場合は、会派通信を二人で出しておりますので、それだけで使い切り。足りないので、報酬から足しています。

 もちろん、政務活動費として使った分の領収書はすべて一円から明らかにすべく添付して議会事務局に提出し、市民の方から開示の要望があれば全部お見せすることになっています。


 政務活動費が多すぎて使いきれなかったら、返却すれば良いのです。そういう決まりになっていますから。


 要するに、何故かわかりませんが、千代田区の報酬審議会の委員さんたちは、議員に

 「区民のために働かなくていいよ」と言ってるみたいなものです。


 議員報酬のほうに入れてしまえば、それこそ自由に使えます。領収書も提出しなくてよいですし。


 政務活動費が何のため、だれのためのものか、根本を忘れて本末転倒してるとしか私には思えません。



 本末転倒・・・。


 もう一つありますね。今。


 消費税を10%にするにあたり、低所得者を考慮して・・・軽減税率を考えた。


 財源は絞り出して4000億円のはずが、来年の選挙を考えてみると、公明党の意見は重視しなくては、となり、軽減範囲がどんどん広がって、そのための財源が1兆円、1兆3000億円と膨れ上がってしまい、これは借金しないと足りないはめになった・・・。


 なんのために消費税を上げるのか。社会保障費の確保のはずが、借金つくって将来にその負担を先延ばしにするいつものパターンをとるなら、いっそのこと10%にすること自体を辞めたら良いのではないですか。

 
 本末転倒もはなはだしい。


 そうでした。


 沖縄普天間基地跡に「ディズニーランド」を作る構想も


 「顎が外れた」!


 
コメント (2)
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2015年12月07日 | 議会状況

 なんと恐ろしい速さで月日がたっているのでしょうか!

 どうにか介護と仕事のペースもできてきて、来年度予算の聞き取り調査を保育園や特養、NPOや社会福祉法人などなどに伺ってやっておりました。

 12月議会が11月26日から始まるにあたり、調べたり書いたり、人様に教えを頂いたりしておりました。

 
 先週、一般質問を行い、本日は補正特別委員会をやってきました。

 一般質問で取り上げたのは、稲城市の緑の保全について。市内河川と道路の管理と整備について。また、市民との協働について、です。

 
 実際、稲城市の緑は、多摩サービス補助施設(旧多摩弾薬庫)とゴルフ場がけっこうな割合を占めており、緑濃い南山や坂浜、上平尾などは、開発されてきて以前のような緑は失われつつあります。

 これから公園や緑地を開発地域にもつくるといっても、その割合は15~30パーセントほどです。

 また、農地も、生産緑地指定だけでは守れない。農家開設型の農園を市民むけに開いたものもできていますが、宅地転用の件数は多く、農業の維持は現状大変です。

 稲城市は、本気で<緑の保全><緑の創造>に取り組まないと、今まだ結構あるから大丈夫と言っているうちに、あれよあれよと喪失していくと思います。

 
 あまり広い範囲ではない緑地や民有地の保全も行うような優遇措置などを打ち出し、農地の保全も農家の努力だけでない、税対策などにも取り組まなければと思います。


 新宿からわずか30分のところに位置する稲城市です。山があり、河がある。高尾山よりズンと低いけど、小さなお子さん連れでもおにぎり持って十分緑(今は紅葉!)が楽しめる♪

 ガンダムやザクがいたり、なしのすけがいるのも良いけれど、今ある緑を観光資源に結び付けることも可能なんではないかしら。


 我が家の二階から、南山・坂浜と連なる多摩丘陵の見事な紅葉のパノラマを観ながら、つくづく思います。
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